☆サイエンスクイズ3

cycloid

地球の中心を通る永久往復振動で、その速度は
  1)中心で最も速い
  2)中心で最も遅い
  3)地表で最も遅い
1)も3)も正解、要するにバネですから。
 
 ところで新幹線ができたころ東京ー大阪の所要時間は4時間くらい、今やのぞみは2時間半で走ります。リニアモーターができれば1時間くらい。ではその先は・・・・?
実はエネルギー0でチョー高速に走る方法があります。それは重力を利用、いわば巨大なジェットコースターです。重力が一定な場で2点を最短時間で結ぶ軌跡は何か?この問題はすでに300年前に解かれていて、答はサイクロイドという曲線です(赤)。決して直線(青)ではない。なんでもスイスのベルヌーイという数学者が全ヨーロッパの数学者に期限付きで問題を出して、4人の著名な数学者が正解を送ったそうです。そのうち1通の手紙には差出人の名がないけど、その道の人なら誰もが知っている紋章がついていた。それはニュートン、勤務(当時彼はケンブリッジ大学教授と造幣局長官を兼務)から帰宅して1晩で解いたそうです。ここらはアヤシイ、伝説でしょう、きっと。ともあれベルヌーイの挑戦をまともに受けて立ったわけ、さすがですね。

 サイクロイドに沿っていけば距離 d ほど離れた2点の所要時間は√(2πd/g)となり、直線に沿うより短時間なんです。では東京ー大阪の所要時間は?
 1)10分
 2)30分
 3)60分

このプログラム1晩で作ったけど見にくいなぁ。原点は大阪、A点が東京です。サイクロイドカーブは地下を通るトンネルで、最も深いところで約250km。

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☆サイエンスクイズ2

 地球の中心で引力は?
  1)∞
  2)有限最大
  3)ゼロ
正解は2)ではなくて3)です。表面から中心に向かうほど、引力は大きくなりそうですが、実は「地球からの引力はその内側にある質量に比例し、中心からの距離の2乗に反比例」します。内側にある質量とは、ほぼ中心からの距離の3乗に比例と思えばいいから、結局引力は中心からの距離に比例します。中心に行くほど引力は弱くなり、中心ではゼロ。これはバネの振動と同じで、中心を通り過ぎたボールは摩擦がない限り、永久に往復振動しますが、その速度は?
  1)中心で最も速い
  2)中心で最も遅い
  3)地表で最も遅い

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☆非常識とパイオニアスピリット

 その代表はガリレオダーウィンでしょう。この大地が動くなんて、人間とサルが同起源なんて、非常識きわまるとさんざん非難を受けたことは周知のとおり。先日TVでそんな人がもう一人いたことを知りました。上記のお二人ほど有名ではないが、ウェゲナー、大陸移動説を唱えた人です。地図をみれば南米とアフリカの海岸線はよく似ていて、両大陸はかつては続いていたと想像できますが、大陸がうごくなんてそんな非常識な!と相手にされなかった。認められたのは死後で,高校教科書に載ったのはほんの20年くらい前,今や定説です。
 生前、バカにされながら新境地を拓いたこの人たち、まさにパイオニアですね。
そこでアインシュタインの言葉を思い出しました。

常識とは18才までに蓄えられた偏見の塊です (正確でないかも)

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☆サイエンスクイズ1

 運転中にラジオで聞いた話、なかなか面白いけど難しいクイズです
あなたの立っている前に深い深い穴を掘って地球の裏側まで突き抜けます。その中にボールを落とすとさぁどうなるでしょう?
  1)中心で止まる
  2)中心で潰れる
  3)通りぬけてブラジル(アルジェンチン?)に届く
2)はないよね。正解は3)です。では中心で引力は?
  1)∞
  2)有限最大
  3)ゼロ

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☆山口県と小惑星

 同郷の天文屋3人で山口県に関連する名前を持つ小惑星を調べています。一人は山口、一人は松山、そして京都。このうち松山在住のNさんは、多数発見・命名していますが、実は会ったことがないメル友です。
 このたびNさんが自分の発見した小惑星に山口出身の詩人である中原中也の名をつけました。郷里の地名から歴史上の人物、天文屋、文芸人、タレントまでいろいろです。
 castorは軌道計算を担当しています。

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☆コペルニクスの素顔を再現

 遺伝子研究トピックス – Yahoo!ニュースによると2005年にポーランド北部フロムボルクの大聖堂でコペルニクスの遺骨とされるものが発見されたが、今回彼の愛蔵書のページの間から見つかっていた髪の毛と遺骨の頭蓋骨の歯などのDNAを鑑定して比較したところ、配列が一致したそうです。それに基づいて再現されたCGはこれまでの肖像画と比べて怖い。CG技術おそるべし。
 最近、日本でも聖徳太子や源頼朝の肖像画は本人と違うといわれていますね。

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☆GIMPでアニメ

GIMP

 
 を作ってみました。元画像は正葉曲線の塗りつぶし。アニメーションの種類は「波」。波紋が広がっています。ファイルサイズを小さくするのに一苦労。

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☆ 鴨川校卒の彼女

香港・日本・ドイツと世界を飛び回っているアネゴが昨日、来校しました。
相変わらず元気よく、ますます磨きがかかっている。インド人は「九九」ではなくて「ジュクジュク」ができるので優秀なIT技術者が多い、という話をひとしきりしゃべくり、ああモウ時間がないと言って帰っていった。
彼女の担任はTenさんでした。あのクラスは元気が良かったねぇ。

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☆GIMPで超新星

M31

 

M31

 GIMP Portable をインストールしてみました。フォトショのような、でないような。いろいろ面白いことができそうです。フィルターに超新星というのがあったので使ってみました。
鴨川の上空のBefore ,After ですが、こんな超新星が出るはずないよね。
下図はGIMP Portable 起動中の様子です。

GIMP

  価値あるフリー、オススメです。

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☆危なかったなぁ!

1006

http://www.astroarts.co.jp/news/2008/11/10asteroid_2008tc3/index-j.shtml
 あなたは10月7日(火)お昼ころ、何をしていましたか?よくまぁ無事で。。実はこんな事件が起こっていたのです。
小惑星2008 TC3は、アフリカのスーダン北部で大気圏に突入することが事前に判明していた。気象衛星などの観測から、計算どおり7日午前11時45分(日本時)に落下した証拠は集まっているが、落下地点付近が人口の少ない地域だったこともあり目撃証言はまだない。今回の出来事が「天体の地球衝突が初めて事前に予測された例」と言えるのは確実である。この小惑星は直径3m程度で、落下中にほとんど燃え尽きてしまったと見られるが、隕石が地上に到達した可能性もわずかにある。
 写真は大気圏突入に伴う永続痕です。3mクラスだからよかったが10mクラスなら、今頃、スーダンの砂漠の砂塵が全地球を覆い、地球は太陽の恵みを失い、草木は枯れ、一挙に寒冷化に向かう・・・・

詳細は後日

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