長崎原爆忌

8月9日は長崎原爆忌の日でした。

半年前亡くなった祖父も,63年前のその日に被爆した1人でした。

母伝えに聞いた話によると,
病気がちだった祖父はその日も,体調が悪かったため学校を休み,長崎市の外れにある家で静養でいたそうでうす。
長崎市街地への原爆投下により祖父の学校も被害を受けたそうですが,家で休んでいたため被害を免れたのだとか。その後,何が起こったかか見に学校に行ったため,残った放射能で被爆したそうです。

祖父の被爆の症状も見たことがなく,被曝体験も母伝えにしか聞いていない私には,あまり実感することはありません。

それでも,改めて爆心地の地図を見ると市街に出るためによく通る場所だったりするわけで,
祖父がその日に体調を崩してくれなかったら,私がいなかったわけで,
決して私にも遠い話ではなかったりします。

母と亡くなった祖父についてメールをしていて,
「被爆の話は,あまり語らずじまいだったから・・・」と。

私の代でもすでにおぼろ気な話。

経験が失われていくということは,なんだか恐ろしいことに思えます。

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