明けましておめでとうございます

みなさま,明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

長かったのか,短かったのか,気づけばもう新年です。
今年はまだ初詣に行っていないので,早くいかなくちゃと焦ってます。
だって去年は3連続で凶を引いてしまったんですもん。。。

今日はまた本の紹介をしたいと思います。
わたしのプロフィールに載せているお気に入りの1冊です。

題 名 :日本語名「ぼくを探しに」,
英 名 :「The Missing Piece」
著 者 :ShelSilverstein
訳 者 :倉橋由美子
出版社 :講談社

 どんな本かというと,一部が欠けた石ころが,不自由にもゴロンゴロンと転がりながら,失われたかけらを探すお話の絵本です。

「何かが足りない。だから僕は楽しくない」

だからかけらを探しに行く。雨の日も風の日も,いろんなものと出会いながら,登ったり,転がったり…。
足りないかけらを探す旅。

そして,出会った様々なかけらを自分の欠けた部分に合わせてく。
でも,大きかったり,小さかったり,ピッタリのものでも注意を反らして落としてしまったり。きつくはめると壊れてしまったり…。

やっと出会ったピッタリと合うかけら。一つになって,気持ちいいほど夢中で転がるうちに,僕のかけらを得たことで,失ったものに気づく。

僕はかけらをそっと置いて、また、かけらを探す旅に出る…。

この本は,思いのほか深いです。
どんな人でも自分のストーリーとして捉えられます。

もっと言えば,アイデンティティの観点,ビジネスパーソンとしての見解,恋愛,人生,そして道徳書。
わたしが思いつくだけでも幾つかの見解があり,どこに自分の視点を置くかで一つのストーリーが膨らみます。

それからストーリーを脚色しないイラストも,意図があってそうしてるように思えます。
1冊持っていれば,何10年も新たな解釈をできる本です。

オススメです☆

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