卒業生に贈る言葉2010

ども,KCGを卒業して17年たったサスペンダーです。

昨日20日はKCGの卒業式でした。
毎年の事ではありますが,嬉しい一日です。
そして,ちょっとさみしい一日です。

卒業生のみなさんへ

御卒業おめでとうございます。
これからは,社会人の一人として,自分の行動に責任を持ってがんばってください。

さて,月並みな言葉はこれくらいにしたいと思います。

みなさんは,個性的ですか?
人には個性的だねなんて言われる人いるでしょうね。

じゃあ,個性っていうのは何なんでしょう?
個性とは,「個人に具わり、他の人とはちがう、その個人にしかない性格・性質【広辞苑】」なんだそうです。

最近,個性的な芸人さんがテレビを賑わせていますね。
そういった芸人さんは,人と違ったことをして笑いをとっているわけです。

しかし,日本には昔から同じことを何代にもわたって続けているのだけど,笑いをとっている芸人さんがたくさんいます。
落語家さんです。
古典落語は,昔から何も変わることなく師匠から弟子へ,そしてまたその弟子へと受け継がれています。同じ噺をするわけです。お客さんもよく寄席に足を運ぶ人なら,噺の内容はもちろん,オチまで全部知っていてもまた笑うわけです。
ある,落語家さんが言っていました。
「同じ恰好で同じ噺をするからこそ,個性が出るんです。」
これには,目から鱗でした。
人と違うこととは,見た目や目新しさだけではなく,同じことをするからこそ違いが出せるのですね。
たしかに,就職活動などは,同じようなスーツを着ていますし,面接も同じような質問に答えるわけです。だからこそ,個性が光るわけですね。

皆さんも,これから社会にでて会社という組織の中で人と同じようなことをすることがあるかもしれません。そんな時こそ,自分自身の個性を活かしてほしいと思います。
人と違うことをするだけが個性ではありません。個性は,あなた自身であり,あなたは世界に一人しかいないのですから。

それでは。

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