中嶋一貴の参戦は叶わず

KCG レーシング

2010年の開幕を来週に控えた3月3日,FIA(国際自動車連盟)が今季のエントリーリストを発表。2010年は12チーム,24台,新規参入チームは,ロータス,ヴァージン・レーシング,HRT・F1の3チームとなる。
参戦が期待された中嶋一貴は,所属するステファンGPのエントリーが認められなかったため,今季参戦はなくなった。
BMWザウバーF1チームより参戦する小林可夢偉のカーナンバーは『23』に決定。
このザウバーF1チームは,BMWがF1を撤退したため,フェラーリエンジンを使用することになったが,エントリーリストではBMWザウバーという名称がそのまま使用されている。  ??・・・。

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京都コンピュータ学院自動車制御学科

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京都情報大学院大学

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氷上の真紅のフェラーリ

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ボブスレー

http://sankei.jp.msn.com/vancouver2010/photos/100222/oaj1002221236006-p3.htm

 ボブスレーは別名「氷上のF1」と呼ばれる。蛇行する全長1300メートル前後のコースにそりを滑走させて,最高時速120~150キロに達するスピードが魅力。男子は2人乗りと4人乗り,女子は2人乗りで行われ,4回計測して順位を決定する。総重量が重いほど加速がついて有利になるため,そりと選手の総重量は男子で2人乗りが390kg以内,4人乗りが630kg以内,女子2人乗りで340kg以内に制限されています。
 ボブスレーの強さ(速さ)は,ドライバーの技術もさることながらボディーの空力性能も重要なことから,イタリアチームはフェラーリの工場で開発。また,ドイツはBMWのサポートで風洞実験を行い,4人乗りのそり1台に約1250万円を費やしたといわれています。その他,米国代表はNASAのテクノロジーが全面的にバックアップ。英国代表には,英国空軍がバックアップ。
 一方,日本といえば,航空力学の研究者らの協力を得て改良を進めましたが,使用する男子4人乗りのそりは,資金難で8年前のソルトレークシティー五輪から使っているそり。国内での開発はもちろん,買い替えをする余裕もなく,開発費は150万円程度で改造を重ねながら滑っている現状。ドイツなど強豪国では国家レベルで高性能そりを開発するなど強化資金は数億円に達するが,日本では昨年の政府の事業仕分けでも,「ボブスレーなどマイナーな冬季競技を支援する必要はあるのか」と名指しで指摘されたほど,国内ではマイナーなスポーツ。日本代表は資金不足の中で世界との戦いを余儀なくされている状況です。
 さて,バンクーバー五輪の結果は,男子4人乗りは,米国Aがサンモリッツ大会以来62年ぶりの優勝。3連覇を目指したドイツAは2位。日本は3回戦まで21位で,上位20組による4回戦には進めませんでした。日本チームとしては,バンクーバー五輪で結果を出して競技をメジャー化させるためアピールしたいところでしたが,残念な結果に終わりました。
 あのフェラーリの協力を得て製作された真っ赤なそりに乗る男子2人乗りのイタリアAチームは,そりの重量が必要最低限に足りなかったため,失格になりました。なんとも残念なことでした・・・・。

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