KCG野球部にとって年に一度の公式戦!関西専門学校軟式野球選手権大会が開幕した。昨年,一昨年は惜しくも1回戦で敗退しているだけに今年はなんとしても初戦を突破したいところだ。会場は例年通り,大阪の南港中央野球場。きれいな人工芝で両翼98mというかなり広い球場だ。
1回戦の相手は京都自動車専門学校。奇しくもご近所さん同士の対戦となった。プレイボールは11:30。グラウンド上の気温が40℃を超える中,KCGの先攻で試合が始まった。
1回表,KCGの攻撃。相手投手はストレートに威力のある本格派だが,立ち上がりに難があるのか,1番安藤,2番田花が連続デッドボールで出塁する。しかしここから本領を発揮し,3番石田をセカンドゴロ,4番島村を空振りの三振,5番久保をピッチャーゴロと,クリーンナップが封じ込められ,0点に終わる。
1回裏,KCGのマウンドには左腕エースの石田が登る。先頭打者を三振振り逃げで出塁させてしまった後,三振,四球,三振,四球で2死満塁のピンチを背負うが,ここも三振で切り抜ける。1イニングに4つの三振を奪う珍しい記録になった。
2回表,6番久保浦がセンターへいい当たりの飛球。センターの守備範囲ではあったがこれを落球し,無死2塁のチャンス。しかし,7番小山,8番渡瀬が伸びのあるストレートに連続三振を喫する。9番加藤の打球はセンターへの大飛球となったが,今度はセンターががっちり捕球し,この回も無得点に終わる。
試合が動いたのは3回表。1死から2番田花が四球で出塁すると2死後,4番キャプテンの島村が左中間へヒット,田花は一気に3塁に進む。2死1,3塁のチャンスに5番久保がライト前へ痛烈なヒット。人工芝で勢いの衰えない打球はライトの後逸を誘う。2人のランナーに続き,打者の久保まで長駆ホームイン,KCGは一気に3点を先制する。
KCGの追加点は5回。この回から京都自動車はピッチャーが交代する。先頭の4番島村がこの日2本目の安打で出塁した後,連続四球で無死満塁の大チャンス。ここで7番小山の打球はライトへ。走者一掃のタイムリー2塁打で3点追加,さらに相手のエラーもありこの回一挙4点を挙げる。
KCG先発の石田は低目への速球,変化球が良く,4イニングで9奪三振。サード安藤の華麗な守備やキャッチャー田花の身体を張ったプレーもあり,京都自動車打線を無失点に抑えた。
5回裏,1年生右腕の小山が2番手として登板する。入部当初より制球力には抜群のものがあり,最近ストレートの球速も増している。相手の1,2番を直球,カーブで連続三振に斬って取り,最後の打者もセカンドゴロ。これを久保が落ち着いてさばき,ゲームセット。7対0,5回コールドゲームで初戦を飾った。
2回戦は2日後の8月24日の予定。
p.s. 試合後,大会運営の手伝いで,電光掲示板の操作をした。初めての経験だったが,なかなか面白かった。試合から目を離せる時間がほとんどないのは大変だったが(トイレにも行けない・・・)。後期のC言語実習で野球の電光掲示板システムを課題に出そうかな。
1 2 3 4 5 計
K C G | 0 0 3 0 4 | 7
京都自動車| 0 0 0 0 0 | 0
【KCG】 打数 安打 打点
(三) 安藤 2 1 0
(捕) 田花 1 0 0
打 村田 1 0 0
左 堀 0 0 0
(投)中 石田 3 0 0
(遊) 島村 3 2 0
(二) 久保 2 1 1
(一) 久保浦 2 1 0
(中)投 小山 3 1 3
(右) 渡瀬 2 0 0
右 園田 1 0 0
(左)捕 加藤 3 0 0
回 打者 安打 三振 四死球
石田 4 18 1 9 4
小山 1 3 0 2 0
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