野菜ジュースで作るカレーのあまりの凄さに戸惑いを隠せない (前編)

やあ。

ある日の事。野菜ジュースでカレーを作ったという記事を見つけ,目から鱗が落ちた。カレーというものは煮込めば煮込むほど美味しくなって,その際に野菜は煮込みにより,野菜としての原型を留めなくなる。それならば,最初から原型のない野菜ジュースを使って作れば手軽ではないか,という理論。

激しくシンパシーを感じ,さっそく作業開始。

カレールーの取説で分量を確認する

カレーエンジニアの指図に従わない暴挙

まずは,冷蔵庫からルーを取り出し,じっくり取説を読む。といっても,野菜ジュースを使うので野菜の部分はすっ飛ばす。大事なのは水とルーの分量だけだ。カレーを簡単に美味しくつくる一番簡単な方法は,複数の銘柄のルーを使う事なので今回もストックにあった3種類を使ってみる。

ウインナーを炒める

唯一の具

純粋な野菜ジュースカレーじゃなくなるが,肉無しも寂しいので,ウインナーを投入。これを入れなければ,炒める行程自体が無くなる。アメージング!

うれしい緑黄野菜

お馴染み在阪B級ドリンクメーカーSANGARIA

水の代わりに入れる野菜ジュース。分量は水の分量と同じ。伊藤園系もストックがあったが,サラサラフルーティなタイプの野菜ジュールなので相応しくないと思い,手持ちのドロドロ系SANGARIA「うれしい緑黄野菜」をチョイス。これ,SANGARIAブランドなのに他メーカー製と価格が変わらないという,どこか納得がいかない商品。900cc PETで約150円。

まだホット野菜ジュース

カレー作ってるのを忘れそうになるぜ

そして野菜ジュースを投入。カレーっぽさ皆無。

しかし,なんか赤いなー。いくら,ニンジンが入っているとは言え,こんなにトマトジュースのように真っ赤なのは…あれ?

(画像アップロード数制限があるので後編に続く)

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越前そばはグローバリズムの夢を見るか?

越前そば おろしそば

手前がそれ。奥がせいろそば

やあ。

蕎麦よりもうどん派という人が多い理由のひとつに,蕎麦は美味しくない店はとことん美味しくなく,うどんはどこでもまあ大体そこそこ美味しいというのがあるんじゃないかと思う。俺はどっちも好きだけど。

先日,福井県に行った。

福井県はそばの生産量が全国の都道府県で5位(1,610トン、2007年)というそば処である。

越前そば – Wikipedia

福井県のそばは越前そばと呼び,大根おろしを掛けて食べる。福井の人は越前そばと呼んでるのは聞かないなあ。おろしそばと呼んでいる。今は越前おろしそばとも言うのか。リンク先には,嶺北地方で主に食されると書いてあるが,確かに長らくバイトをしてた敦賀では見た事がない。

せっかくそばの美味しい所に来たので,そばを食べた。どこのそば屋にもあるような定番そばもメニューには載っているが,折角なのでこのおろしそばを食べた。冒頭の画像は,大根おろしが混ざった出汁を掛けた後。

初めておろしそばを聞いた時は,一体どんなそばなんだー? と思ったが,ご覧のように想像したまんま。味も,皆さん想像通りの結構なあっさり味。そばよりも肉だよ肉! 油だよアヴラ。256歩譲って鴨南蛮そばだよ!! ヘッ! なんてムキにはパンチが無く物足りないかも知れないけど,これからの暑い日には特に,さっぱりとして美味しい一品。

もしかして今までも見た事あったのかなあ。メニューにもそんな店をあげてのプッシュ路線もなく他のそばと同じように載ってるからなあ。ご当地そばというものは,差別化してもっと押し出しても良いんじゃないかと思う。全国のそばファンに認識されるのを切に願う。

行ったお店はコチラ : 福そば

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アイスもみじが想像以上に凄い

もみじ饅頭

広島の県花・県木はもみじ

やあ。

ロードスターのオフ会に行ってきた。当日は涼しく,こんなオープンカー日和(夜だけど)なんて滅多に無い。くわーこれで屋根をオープンにしないなんて軟弱すぎる。会場に着いたときに閉じてると皆に嘲笑されるな*1と思い,オープンを満喫。やはり,オープンカーなんてのは快適なバイクみたいなもので,一人が一番楽しい。

ほんのりヒーター入れながら高速道路で向かってると雨が。まあ,別に少しの小雨ぐらい,高速走行中なら濡れない,全然問題ない。と暫く走ってると豪雨。名神高速でずぶ濡れになりながら走ってるの俺だけ。心無しか周りの車から視線を感じる。パパー! 見てー! あのクルマ,なんであんなおかしな事になっちゃってるのー!? 水溜めてるの? なんて言われてるんだよ!! 見ちゃいけません!! とかママが目を塞いでるんだよきっと!! きっと…

しかし,ホントに室内に雨溜まるかと思った。俺初めてだよ屋根開けててワイパー全速力にしたの。

なんとか屋根を閉じ(走行中は自動だろうが手動だろうが閉じる事はできない。そんな車は無い),現地入り。頭はびっしょりと濡れ,気を抜くと隅っこで三角座りして下向いてしまうメンタルを元に戻してくれたのは,広島から来た方が振る舞ってくださったもみじ饅頭だった。

広島と言えば,もみじ饅頭であり誰もが食べた事があるだろう全国的銘菓だ。こしあん以外にも様々なバリエーションがあり,俺はチーズが好きだ。お店は普段意識しないが,このにしき堂のそれが一番美味しいという。

へーと思いながら取説じゃない,あのどんなお菓子にも入っている小さな紙切れを読んだ。食べ方が書いてある。ふむふむ。「焼く」まあ大抵こういうお菓子は温めると出来立て感満点となり美味しくなるよな。「揚げる」少し意外。考えた事もなかった。フライもみじと書いてある。だけど,これもまあ美味しそうな気がする。「冷凍する」 え? もみじ饅頭を冷凍? その場に居た全員の想像力を凌駕した提案。アイスもみじと書いてある。

アイスもみじ に一致する日本語のページ 約 569,000 件中 1 – 10 件目 (0.23 秒)

試してみた。

アイスもみじ

見た目はふつうのアイスもみじ饅頭

冷凍するともっとガチガチになり,真っ白にでもなるのかと思ったが,この通り。こしあんが少し白っぽいかなという程度。ナイフも少し固いが無理なく入る。そして,かなり美味しい。もみじ饅頭のアイス以外に適切な表現が見当たらん。それぐらい違和感がなく完成度の高い食べ物。全てをアイスもみじにして食べても良いんじゃないかとさえ思う。

是非お試しを。


*1: 実際はそんなドM集団ではないよ。

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