本日は中国映画(MoMAK Films@Goethe)

2010年もすでに2週間が過ぎ,
ちょっと遅い,今年のブログ初投稿です。
今年も
京都で開かれているアート系展示イベントの様子,
京都コンピュータ学院鴨川校の日常,などなど
気ままに書き連ねて行こうと思います。

さて,今回は本日2010年1月16日に
ドイツ文化センターで上映された中国映画の感想を少しお話します。

私が鑑賞したのはこの2本

「娘々廟会(にゃんにゃんめやをほい)」
<1940年/20分/白黒>
主に満州(中国東北部)で活動された記録映画作家の芥川光蔵の代表作。
娘々廟のお祭りでにぎわう様子を記録した作品。プロパガンダ映画。

独特な言い回しのアナウンスは時代を感じさせるもので特徴的。
ズームレンズでの撮影技術はこの時代では新しいものだったらしい。

「萬世流芳」
<1942年/151分/白黒>
アヘン戦争における中国の英雄・林則徐の活躍を描いた作品。
中国・満映のスターが共演し大ヒットとなった。

この映画でまず最初に驚かされたのが冒頭のタイトルバック。
CG技術など遠い先の話だったこの時代に,
中国の門の看板(表札?)が掲げられている位置に
タイトルやスタッフ名の形に抜き取られた板のようなものが貼ってあって,
カメラはいくつもの門の下を潜り抜けていく,という映像。
立体的なタイトルの出し方がおもしろい。
映画の主人公である林則徐の他のメインキャラクターとして3人の女性が登場する。
その女性たちのストーリーがメインストーリーと重なりつつ進んでいく流れがとても巧妙で,
素晴らしい脚本構成だったように思う。
それから,それから
物語の中盤で出てくる女優・李香蘭(山口淑子)が美人でしたね~♪

面白かったのが
コントかと思うような鼻と金髪のカツラをつけた俳優。
彼らはまじめに英国人を演じていた・w・

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東京国立近代美術館フィルムセンター(NFC)が所蔵する映像を
京都国立近代美術館(MoMAK)とNFCが主催で上映する
このイベント「MoMAK Flilms」

次回は3月13日(土)で日本映画です。
上映場所は京都コンピュータ学院鴨川校から南へ歩いて10分の
ドイツ文化センター

詳細はこちらからどうぞ↓
http://www.momak.go.jp/Japanese/pressRoom/2009/momakFilmsAtGoethe.html

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