日清チキンラーメン 昭和高度経済成長の味

チキンラーメン

日清 チキンラーメン

昭和の高度経済成長期,お父さんたちは会社の昼食にこれを食べて戦後日本の発展を創った。

1960年代初頭,明星ラーメンというのが後発で出てきたが,元祖インスタントラーメンのチキンラーメンは,その後も生き残り,今も普通に売られている。

3分待ちきれなくて,ガチガチのバリカタの麺を食べるのがいつものことだった。その頃,あまり長い間蒸らすと,麺が粉っぽくだらしなく延びてしまったから,早い目の硬い目のほうが美味かったような記憶がある。

80年代だったか一時,一部の地域を除いて姿を消していたように思うのだが,全国的に再発売されてからは完全な定番になった。味は,昔に比べると麺が弾力的になったと思う。玉子ポケットなんて,昔は無かった。だいたい,玉子を入れて湯をかけてフタして,,というのは最近の流行で,邪道とまでは言わないが,亜流である。玉子を入れると,スープが冷めるし玉子も白身が半生のままになる。玉子を入れるなら,やはり鍋で煮ないといけない。鍋で煮ると,写真のように白身が固まる。

最近では数年に一度になったが時々,無性に食べたくなり,食べては昭和の右肩上がりの時代を思い出し,父がこれを食べていたのを想い出す。星霜遥かな舌に残る記憶は,眼前にその時の光景を再現するのだ。

鮨,寿司,うまいすし,ラーメン,うどん,そば,美味いもの,グルメ@京都情報大学院大学

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