蟹の醤油漬け

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カレー・カレーライス特集
パエリア パエジャ のレシピ

ケジャン

李氏朝鮮時代の17世紀後半に書かれた「飲食知味方(いんしょくちみほう)」にも記載されている,蟹の醤油漬け。今でも韓国ではポピュラーな食べ物で,たくさん運ばれてくる小皿の中にこれを見つけると嬉しくなる。渡り蟹を,ニンニクや唐辛子の効いた醤油に漬け込んである塩辛である。蟹の肉が発酵して,とろりとろけて甘く,香り立つ。殻ごと口の中に入れてバリバリ噛んでいると,滋味溢れる大海原が,口中一杯に広がるのである。

ケジャン

 写真の料理,豚肉の焼肉のときにケジャンが出てきた。豚肉はテジコギといい,この料理も直接テジコギと言う。

必ず出てくるキムチには,唐辛子やニンニクに加えてオキアミの塩辛が必ず入っている。あの独特の匂いは,ニンニクというよりもむしろ,魚介の発酵臭なのである。
近年日本でも,豚肉とキムチを併せて炒めた豚キムチが一般化してきたが,そのように,新鮮な豚肉は魚介発酵食品と見事なマリアージュを成すのである。そして,ケジャンは豚肉の焼肉とともに,互いを引き立て合う。美味である。

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