京都の山の色の変化

京都東山
東山 京都 紅葉

先月,まだ紅葉が盛りの頃の写真である。
この10年,15年で,京都の山の色が明らかに変化した。
言うまでもなく,地球温暖化による,山の木々植物の変化である。
昔は針葉樹が多かったので,秋の紅葉と言っても,高雄などの名所に行かないと,そうそう紅葉など見られるものではなかったのである。左の写真に写る左上の山の色などは,昔の京都東山の色ではない。京都を取り囲む山々は,もっと深緑だった。
今は,東山もごらんのとおりに,紅葉が多い。秋の山が褐色になった。広葉樹林へと変化したのである。

筆者が子供のころ,京都は冬になると,霜柱が立ち,道路の水たまりに氷が張ることがよくあった。雪も必ず年に数回は降ったし,降れば市内でも10cm~20cm程度は積もったものだ。

今では,雪が降ることも積もることもあるけれど,昔ほど回数は多くはないように思う。道路の水たまりが凍ることも少ない。そして,山の色は変わった。

時代の変化を嘆きはしないが,温暖化による環境の変化は別問題である。京都議定書が決議されて久しいが,世界中で温暖化が加速している。京都の紅葉は,喜んでばかりはいられない問題なのだ。

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