氷の贈り物

こんにちは、ペンギンです。

今日は久し振りにニュースから、ちょこっと。

<円山動物園>シロクマに氷 でも冷夏なので・・・涼よりエサ

 8月3日11時2分配信 毎日新聞

札幌市円山動物園の動物に2日、エサの入った氷柱がプレゼントされた。涼を感じてもらおうと、毎年この時期に実施している恒例のイベント。ただ、この夏は曇天続きの冷夏で、札幌のこの日の最高気温は平年より5・7度低い21・4度。動物たちはやはり、エサに夢中になっていた。

 昨年12月に生まれたホッキョクグマの双子は、氷の中のリンゴやスイカにありつこうとしたものの、母親のララがにおいをかぎつけ真っ先に独り占め。双子がおそるおそる氷に近づき、おこぼれにあずかると、来園客から歓声が上がった。【仲田力行】

 動物園の生き物たちに氷のプレゼント~。

 毎年恒例のショットですね~。氷、冷たくて気持ちいいのかな?

 ところで、こういうニュースを聞くと夏を実感するとともに、ペンギンの地元にある動物園の飼育員さんのお話を思い出します。

 彼女が担当する動物は、レッサーパンダ。
 一頃流行った風太くんじゃないけれど、2本足で立つことができます。そして見た目フワフワで可愛い♪

 ・・・けれど、彼女いわく、レッサーパンダは結構、気性の荒い生き物なのだそうで、ベテランの飼育員さんにも普通に、

 「シャー!!」

 とか威嚇するし、彼女自身も爪を立てられることがしょっちゅう。

 けれど来園者の人々は、間近で顔とか態度を観察する機会はそうそうないから、いつも厩舎には、

 「かわいい~♪」

 と、そこそこ人が集まっていました。

 ・・・つまり、人気があったのです。

 そしたら自然と、マスコミのニュース向けの“氷のプレゼント”をもらえる動物に選ばれるらしいのです、そこの動物園の場合は。 

 氷の中に入った、りんごやバナナ。
 大好きなフルーツたちを前に、レッサーパンダたちは氷に飛びつきます。

 小さな口をあーんと開けて、固い角をかじったり、爪で削ってみたり。
 けれども、業務用サイズの大きな氷はびくともしません。

 見えているのに、すぐそこなのに・・・目の前なのに・・・。 

 なかなか溶けない氷を前に、レッサーパンダたちは必死に努力を続けます。

 なめたり、かじったり、ひっかいてみたり・・・。

 しかし、悲しいかな、その姿はあまりにも愛らしくて、逆に周囲をどんどん喜ばせていきます。

 「かわいい~~♪」

 「がんばれー♪」

 溶けない氷を前に、だんだん顔つきが険しくなっていくレッサーパンダ。
 
 やがて、ゆるゆる溶けていった氷から、お目当てのフルーツにありつけたものの、そこまでのフラストレーションは相当なものだったようで、飼育員さんいわく、翌日もレッサーパンダはとても機嫌が悪かったそうです。

 「おーい、○○(レッサーパンダの名前)」

 「(振り向いて)シャーーーーッ!!」

 動物園もいろいろですねー。

  ・・・・・・というわけで、今日もダラダラ書いてしまいましたが、お時間です。

マタキテネーー(‘∇’)

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