京都川端通りのイチョウの不思議(その2)

鴨川の紅葉が見ごろを迎えています。

そこで、ここ数年の疑問。

紅葉

この写真、京都コンピュータ学院鴨川校から見た鴨川沿いの川端通りの写真なのですが、向こう側(鴨川側、西側)はのイチョウは紅葉しているのに対し、東側のイチョウはまだほぼ緑のまま。西側のほうが、鴨川の水面からの照り返しがあり西日が多く当たる、また土手側で気温や地中の温度が低いなど考えたのですが、どうもよくわかりません。

こちらのほうがわかりやすいでしょうか。

紅葉 比較

手前(東側)と奥(西側・鴨川)のイチョウを比較してください。

実はこのこと2009年にもブログで記事にしています。
川端通りのイチョウの不思議

先日、タクシーの運転手にこの話をしたら、「種類が違うんじゃないですか」と言われ、「なるほど」と思ったのですが、イチョウって基本的に1種類しかないらしいです。
イチョウ(銀杏、公孫樹、学名:Ginkgo biloba Linne)。

でも、さらに調べると、ギンナン(実)に品種はあるらしいです。ギンナン(実)ですけど、早生、中性、晩生とあると言う事は、紅葉の時期も違うということでしょうか?
 

疑問が深まり、Facebookで同じ疑問をアップしてみました。

すると、大学&青年海外協力隊の先輩である造園屋さんから下記のようなコメントをいただきました。

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日当たりが良いと紅葉が早いと思います。あと土壌の水はけが良かったり、石や砂利混じりで土質が悪いと紅葉が早いし、逆に黒土で保水性が良かったり地下水位が高いと紅葉は遅れると思います。向こう側とこちら側で工事をした時の客土が違っていたり、道路勾配で水が一方に流れ込みやすいとか、そういうこともあるかも知れません。
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なるほど、京都の鴨川と川端通りの位置関係がお分かりの方はピンときたかもしれません。

紅葉している樹木の向こうは2−3mの土手があって下に歩道。さらに2mぐらい下に鴨川の水面があります。
ということは、この道路は盛り土をして作ったはず。そう考えると、道路を挟んで東西で土壌が違うことになります。

ということで,土壌の違いが一番の原因のような気がします。
水の流れも、土壌に関係して土手川に流れているかもしれません。

西日による照り返しはありますが、日照時間や光の強さは紅葉時期にこれだけの差をつける原因であるほど差が顕著じゃないと思います。

あと早く紅葉している側は土手なので、土壌の温度が風や放射冷却の影響で低いかもしれません。

面白いですね。
これからも考察してみようと思います。

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