関西専門学校軟式野球選手権大会1回戦

今年もこの季節がやってまいりました!我らがKCG野球部の唯一の公式戦,「関西専門学校軟式野球選手権大会」です。今年も南港中央球場で行われ,二日目の第3試合にKCGが登場しました。対戦相手は東洋医療専門学校。登録選手数,女子マネージャー数ともに参加校中最多を誇る強豪だ。

プレーボールは13:25。昨年ほどの強烈な暑さではなく,気持ちの良い野球日和の中,1回表,まず守りについたKCG守備陣であったが,先発の小山がいきなり四球,盗塁,レフト線への二塁打を浴び,先制を許す。その後もサード後方へのポテンヒット,ファースト強襲ヒットなどの不運な当たりに加えてエラーもからみ,一死も取れずに4点奪われる。だが,ここから小山は立ち直り,三振,投飛,投ゴロでこの回を切り抜ける。

対するKCGの攻撃だが,安藤,辻井の四球,加藤の三塁線を破るヒットなどで1回,2回と得点圏にランナーを進めるが,あと一本が出ない。

3回表,エラー2つに四死球がからみ,2点を追加される。なおも一死3塁で7番打者の打球はライト南のほぼ定位置への飛球。タッチアップでさらに追加点か,と思われたが,ここで南-加藤が完璧な中継プレーを見せ,仲東も好ブロックで本塁突入を死守。0対6と点差は開いたが,バックが小山を盛りたてる。小山もこれに応え,4,5,6回と切れのよいストレート,カーブをコーナーに決め,東洋医療の攻撃を危なげなく退ける。

KCG最大の得点機は5回。代わったばかりの相手投手から渡瀬,安藤が四球を選び,仲東がセンター前にクリーンヒット。二死満塁と攻め立てたが,4番主将の石田が三振に倒れる。6回も加藤のショートへの内野安打と辻井のレフトへの強烈なヒットで一死1,2塁のチャンス。ここで田花のセンター前に抜けようかという当たりを相手投手が好捕,ダブルプレーとなり,ここでも得点を奪えない。

7回表,再び四球とエラーに,軟式&人工芝特有の高いバウンドの内野安打で2点を追加される。だが小山は最後の意地を見せ,相手のクリーンアップを三者連続三振に切ってとった。

結局7回裏も得点を奪うことができず,0対8。悔しい1回戦敗退となった。

8点すべてがノーアウトのまま,エラーや四球がらみであっというまに取られてしまったが,それ以外は投球,守備,攻撃とも随所に好プレーを見せてくれたKCGナイン。途中出場でライトに入った岡林も後方への大飛球を難なくキャッチするなどセンスの良さを見せた。最後まで集中を切らさず,声もよく出ており,点差を感じさせないナイスゲームだった。

今年の主力はほとんどが卒業してしまうが,大会を経験した1,2回生を中心に,また来年,1回戦突破を目指して頑張っていこう。今年はOBチーム「フォレスターズ」に練習試合で何度も胸を借り,実戦練習をこなすことができた。OBの皆には心からお礼を言いたいと思う。また,卒業していく部員たちも今後,何らかの形で現役ナインをサポートしてもらえたら,と思う。

      | 1 2 3 4 5 6 7 | 計
東洋医療| 4 0 2 0 0 0 2 | 8
KCG   | 0 0 0 0 0 0 0 | 0

【KCG】   打 安 四
(三) 安藤 2  0  2  
(投) 小山 4  0  0
(捕) 仲東 3  1  0
(中) 石田 3  0  0
(右) 南  2  1  0
 右  岡林 1  0  0
(二) 加藤 3  2  0
(左) 辻井 2  1  1
(一) 田花 3  0  0
(遊) 渡瀬 2  0  1

    投球回  打者  安打 三振 四死球
小山  7     32   6   4    4

★★選手・マネージャーを募集してます!
興味のある人は南野まで k_nouno@kcg.ac.jp (@は半角にしてね!)

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