今年の最終戦であるアブダビGPを終えて,各チームが来シーズンに向けての体制を発表しています。
その中で,F1参戦2戦目のアブダビGPで,レース中盤には王者バトンを抜き,一時は3番手を快走するなど,初入賞(6位)を果たした小林可夢偉(パナソニック・トヨタ・レーシング)は,同チームの来季の正ドライバーへの昇格をほぼ確実にした。一方,一度の入賞もないまま今シーズンを終えた中嶋一貴は,ウィリアムズからの離脱が確定し,現在,複数のチームと交渉している模様です。
その他,故アイルトン・セナのおいのブルーノ・セナ(ブラジル)は,新規参戦するカンポスより参戦を発表。
また,F1世界選手権にタイヤを供給する唯一のメーカー ブリヂストンは,2日,契約が満了する2010年シーズン終了をもってF1から撤退することを発表しました。リリースによると,現在のF1公式タイヤサプライヤー契約が2010年に満了することをもって一つの区切りとし,新規契約を結ばないことを決定。世界的な経済不況が続くなか,年間数十億円の経費を節減し,環境対策など新たな分野に経営資源を振り向けるということです。
タイヤメーカーのわずか1年間の猶予での撤退は,競技実施にも影響が大きいことから,FIAにとっても深刻な影を落とすものと心配されています。