この写真は,何をしているのか分かりますか?
雨に備えて,タイヤに溝を彫っている。
違います。(以前のF1タイヤで,この様な作業を見たことがありますが。)
正解は,タイヤにこびり付いた,タイヤカスの除去です。
以前のブログでも紹介したように,レーシングタイヤは,タイヤ表面を溶かして路面に粘着することでより大きなグリップを得る構造になっています。
(路面温度にもよりますが,コース上を歩くと「にゅる」とした感触になっています。)
その溶けたゴムがタイヤカスとなってコース上に残り,タイヤにひっついてしまいます。このような状態ではグリップ力が落ちてしまうので,ドライヤーなどで加熱し削りとります。
また,このタイヤカスはコナーリングなどの影響で,比較的内側に多くたまります。
鈴鹿の12番グリッドで見つけた,生命です。スゴイ!
KCG レーシング
ホンダエキサイティングカップワンメイクレース2008シビックシリーズ
京都コンピュータ学院自動車制御学科