スポーツカーで仕事する ポルシェ

KCG レーシング

スポーツカーで通勤する,得意先周りをする,配達をする,etc.

国産ワンボックスを新車で買う予算より経済的に,すこし旧いスポーツカーを日常で使うプロジェクトです。

表題は,「スポーツカーで仕事する ポルシェ」にしてしまいましたが,現行の水冷ポルシェなら,な~んにも考えずに,そのまま仕事で使えます。
ここでは,ちょい旧い目の廉いのをベースにして,それを仕事に使おうという発想です。

さて,ベース車の選び方。

車種は自分の好きなものを選ぶとして,巷に流通している各個体から,どれを選ぶか,ということです。
まずは,数を多く,見ること。これに尽きます。同じ車種でも,年式,バージョンによって異なる上に,前のオーナーの使い方で大きく違ってきます。その年式で,これくらいの走行距離だと,どのようにヤレているのか,それを知るために,あちこちの中古車屋さんを回りましょう。また,その車種のクラブやチームのミーティングにも出かけて,色々見せもらって,情報も仕入れましょう。
旧車の場合,クラブやチームのメンバーからお下がりを譲ってもらうのも良い方法です。もちろん,そのクラブメンバーに入れてもらいましょう。

一般論として,車検が残っていて,実際に走っているものが良いのは言うまでもありません。しかし,もうひとつの狙い目は,セカンドカー的な使い方をされていて,車庫で眠っている時間のほうが圧倒的に多いようなの。これは,スポーツカーによくあります。山手のアッパーな人たちのガレージで,あまり使われずに眠っていたような個体は,第一のターゲットでしょうね。

ベース車両の他に,メンテナンス費用では50万から100万円を用意すべしと書きましたが,この金額も,もちろん車種やコンディションによります。また,フェラーリとポルシェはメーカーから供給されるパーツ代が高価なので,下手すると莫大な出費を強いられることもあります。そのあたりを前もって調べるために,ターゲット車を決めたら,先にパーツリストを購入し,ネットでよいから,主要パーツの値段くらいは知っておきましょう。

自動車は,金属とゴムとプラスティックなどでできています。最初に交換しなくてはならなくなるのはゴム類です。タイミングベルト,足回りのブッシュ類,タイヤももちろん,そういったゴムパーツを新品に入れ替えるときに,いくらかかるのか。それが,ベース車である中古車の値段と関わってきます。
現在使用されているもので,きちんとメンテナンスを受けている車の場合でも,タイミングベルトの交換時期が直前に来ていたら,それなりの出費が発生します。

しかし,ほとんどの車の場合,100万円もかけたら,走行に必要な交換部品はまずそろいます。例外は,フェラーリ,アストンマーチン,ロールスロイスやベントレーあたりでしょうか。ポルシェもカブリオレなどの特殊なもののパーツは高価ですから,注意しましょう。

よほどの激レア車の衝動買いを除いて,候補の数台を見てまわってから決めるべきです。その際,車の色は,二の次に考えること。色は大事なファクターで,乗っているときの気分がかわるほど重要ですが,車の程度とはあまり関係がありません。高価ですが,全塗装で塗り替えることも可能です。
それよりも,エンジンや足回り,そしてシャーシの程度を見ましょう。こういったところも,素人だからと最初からあきらめたりせずに,自分であちこち見てまわることです。そうすると,すこしずつですが,見分ける目ができてきます。考えながら,見ること。どうしてそう錆びているのか,どうしてここの色がこうなっているのか,考えてみると,見えてくるものがあるはずです。もちろん,エンジン音もいろいろ聞いてみることです。聞いて比較すること。調子のよいエンジンとそうでないのは音でもわかります。

車は大量生産の工業製品なので,「それを逃すと二度と廻り会えない」というようなのはめったにありません。普通に売られているものならば,一年もかけて常にチェックしていれば,同程度の同じ車かそれ以上のものが出てきます。

したがって,あわてないこと。早く欲しいのは人情ですが,じっと観察を続けて,良いものの出現を待つこと,が,最初にすべきことです。その間は,関連書籍を読み,予備知識を仕入れましょう。そういった勉強が嫌な人,面倒な人は,迷わず貯金をはたいて,新車を買いに走るべきです。旧車を維持する資格はありません。
自分で調査することを,楽しみのひとつとして許容できる人でなくては,旧車を買って経済的に趣味の世界を構築するのは不可能です。

KCG レーシング
京都コンピュータ学院自動車制御学科

京都コンピュータ学院
京都情報大学院大学

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