クルマ・レース 京都コンピュータ学院&京都情報大学院大学
京都コンピュータ学院自動車制御学科
ビモータ テージ1D フォルゴーレ ビアンカ
Bimota TESI 1D Folgore Bianca
BIMOTAのTESI 1D
TESIとは,イタリア語で論文という意味です。イタリアの大学生が,卒業論文として発表したコンセプトに基づいて,BIMOTAによって設計されました。エンジンはドカティです。
センターハブ・ステアリングを搭載する市販車として,歴史に残るオートバイです。技術的に,とても珍しい車両です。
横から見ると,一瞬,どちらが前か後ろか,わからないかもしれませんね。kcg.eduのステッカーを貼ってある部分が,フロントフォークならぬ,フロントスイングアーム。前輪は,車輪の中心(ハブ)のところで左右に向きを変え,まるで四輪自動車のようにステアします。
運転してみると,ノーズダイブが極端に少なく,ハンドルを切る感覚が四輪とよく似ています。舗装路でも簡単にカウンターを当てることが可能です。
KCGのTESIは,輸入販売元であるカロッツェリア・ジャパンが日本のホワイトハウスによってデザインされた外装に換装した限定モデル。いわば輸入元によるカスタムです。
自動車制御学科の教材として,京都駅前の校舎に展示されています。
【ビモータ(BIMOTA)とは,ヴァレリオ・ビアンキ(Valerio Bianchi)、ジュゼッペ・モーリ(Giuseppe Morri)、マッシモ・タンブリーニ(Massimo Tamburini)の三人よって1966年に設立された,イタリアの会社です。会社名の由来は、三人の名前から2文字ずつを組み合わせたもの(BI-MO-TA)。元々は空調設備の会社でしたが,創立者の一人でオートバイマニアであったタンブリーニの趣味がきっかけで,会社としてオートバイ生産を始めました。その後,ジュゼッペ・モーリ社長とマッシモ・タンブリーニ技師は,1973年,新たにビモータメカニカ社を設立しオートバイ生産を本業としましたが,事業に失敗し倒産したりして紆余曲折を経ます。しかし,タンブリーニはオートバイ設計の天才として名を馳せ,その後も,ドゥカティ916やMVアグスタF4などの名車を生み出します。】
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