ウェブサイトにGoogle Earthを表示できるように(3)

リクエスト(?)にお応えして‥
Google Earthをウェブサイトに表示してskyに切り替えた様子を。 (^_^;

20080606_2

標準のグリッドを表示しています。(skyの場合は赤経・赤緯)

20080606_1

ピンを表示するkmlを読み込んでみたり。

手順を確認してみましょう。
まずは以下のサイトで手続きをしてAPIキーを手に入れます。
http://code.google.com/apis/maps/signup.html

Google MapsやGoogle Earthを表示する自分のサイトを登録します。
既にGoogleのアカウントがあればログインして、
なければGoogleのアカウントを作成するところからですね。

次は以下を参考に‥
http://code.google.com/apis/maps/documentation/index.html#AJAX_Loader
Javascriptを記述していきます。

<script type="text/javascript" src="http://www.google.com/jsapi?key=YOUR_API_KEY"></script>
<script type="text/javascript">
ここに記述していきます。
</script>

今回調べてみるまで知らなかったのですが、いつの間にか
Google AJAX APIに統合されて、様々なAPIの連携しやすくなったようです。

google.loadで‥様々なAPIを呼び出す様です。

google.load("earth", "1");
var ge = null;

function init() {
google.earth.createInstance("map3d", initCB, failureCB);
}

function initCB(object) {
ge = object;
ge.getWindow().setVisibility(true);
ge.getOptions().setGridVisibility(true);
ge.getOptions().setMapType(ge.MAP_TYPE_SKY);
}

function failureCB(object) {
alert(‘load failed’);
}

CBはcallbackですね。
map3dは表示領域のidの例です。

htmlの方は‥<body onload=’init()’>としておき、

<div id=’map3d_container’ style=’height: 500px;’>
<div id=’map3d’ style=’height: 100%;’></div>
</div>

などとして、表示領域の大きさを決めれば良いようです。

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iPhoneはソフトバンクから

今のところ、「ソフトバンクが年内にiPhoneを発売」という以上のニュースはないようですが‥

*「iPhone」について – ソフトバンクモバイル株式会社

Google Newsで出てきた中から一部を‥
*「iPhone」、年内にソフトバンクから登場 – ITmedia News

*ソフトバンクモバイル、年内に「iPhone」を発売 – ITmedia +D モバイル

*【緊急取材リポート】「ソフトバンクがiPhoneを発売!」の舞台裏を探る – 日経トレンディネット

*焦点:ソフトバンクのアイフォーン販売権獲得、戦略転換の契機に – Reuters

楽しみですね。
価格次第では‥iPhoneという選択もありかもしれません。
ただ、今はホワイトプランなので、料金プランが変わってしまいそうな予感が。

とりあえず詳細が判明するまで、iPod touchや
携帯の機種変は(Fullfaceとか薄いワンセグとか気になるけれど)見合わせです。
(‘∇’)ノ

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今月の気になる(?)講演会

以前こちらで紹介されていた講演会が
今週末の土曜にせまりました。

*NPO法人 花山星空ネットワーク 第2回 講演会

1人目の講演者である松本紘・京都大学研究・財務担当副学長ですが、
先日の総長選挙で10月より京都大学の総長を務めることに決まったそうです。(‘o’)

*asahi.com: 京都大の次期総長に松本紘副学長、23日に正式決定
*次期総長に松本紘理事・副学長を選出 – 京都大学

講演会と選挙の時期が近かったのは偶然でしょうけれど、
なんというかタイムリーなニュースですね。

私が出身研究室の大学院生になったばかりで、
初めて関連する学会へ参加した頃‥ちょうど松本紘教授が学会長でした。
超高層電波研究センターのトップとして、研究室を率いておられ‥

ひとくちに研究者と言っても実にいろいろなタイプの人が居らっしゃるのですが
# 紳士的な人や、天才肌、秀才派、仙人の様な雰囲気の人から、マッドサイエンティスト(?)まで‥(^_^;)
松本紘教授は‥この「率いる」という言葉が実に良く似合う、
強いリーダーシップを発揮するスタイルです。

自分たちの研究室主催のイベントで、
学生相手の講演をお願いしたこともあるのですが、
非常に熱い語り口ですっかり圧倒されました‥
自分たちの研究室では密かに「炎のカリスマ」と呼んでいたくらい。(笑)

学生時代は体育会少林寺拳法部に所属しておられたそうで、
開発したシミュレーションコードに"KEMPOコード"という略称をつけたとか。
当時はたまたま(?)、松本研究室の助教授も、助手も、揃って少林寺拳法部OBだったとか。
えらく硬派な研究室ですね (@_@;

もっとも重要な業績は、宇宙空間での電磁波現象の人工衛星による直接観測に関するものでしょう。
ですが、今回の講演内容である、宇宙太陽発電(SPS)に関する研究もよく知られています。

*What is SPS? 宇宙太陽発電所 

先週の地球惑星科学関連学会の、
分野横断型のスペシャルセッション「21世紀は温暖化なのか、寒冷化なのか? ~ 地球温暖化問題の真相」でも
講演があったようです。

*宇宙環境利用による持続的生存圏の拡大 (講演予稿)

SPSは、もし実現すれば人類のエネルギー問題の解決に
大きな貢献が期待できる巨大プロジェクトです。
1970年代にはNASAでも計画が進められていましたが‥結局打ち切られてしまいました。

当時のNASAの判断は、実現性とコストパフォーマンスに?ということだったのでしょうけれど‥
他にもアメリカの宇宙開発の予算は政権交代のたびに、大幅な増減がありますから‥
そのあたりの影響もあるのではないかと(←ちゃんと調べてませんが)。

そう言えば日本でも、先日宇宙基本法が成立したというニュースで流れていました。
防衛目的での宇宙利用が可能であると明文化し、
宇宙産業を活性化する狙いで、内閣官房に「宇宙開発戦略本部」を設置する、など。

アメリカほどではないにしても‥日本の宇宙開発や探査に於いても、
今後は政治の影響も徐々に大きくなっていくのかも知れません。

ま、土曜日の講演でどこまでお話が広がるかわかりませんけれど‥
面白い話が聞けるのではないかと、期待したいです。

と、こんだけ長々書いておいてアレですが、予定を確認すると、
私自身はこの土曜は所用があって聴きに行けないのでした。

もうひとつ今月、気になっている講演があるのですが‥
滋賀県の嘉田知事による琵琶湖に関する講演です。
以下にリンクをあげておきます。

*京都大学未来フォーラム(第33回) 「近畿における琵琶湖の価値」

滋賀県民の方は必見ですね。
6/16(月)18:15から。場所は時計台のホールです。
事前に申し込めば(先着500名)どなたでも参加できます。

知事選や東海道新幹線栗東駅白紙撤回のニュースで名前は聞いてましたが、
なんとなく中央の官僚出身かと思っていました‥

最近でこそ身の回りに滋賀県在住の人がやたら多いのですが、
そもそも滋賀県に対して余り関心がなかったし‥ (^_^;

なんと京大の農学部出身の研究者だったんですね。全く知りませんでした。

この「京都大学未来フォーラム」は、
数ヶ月に1度に開催されている、各界で活躍する卒業生による講演会のようです。

過去の講演者でIT系で変わったところでは‥ドリコムの内藤社長でしょうか。
経済学部在学中に起業したベンチャー企業の経営者です。
でも中退なので厳密には卒業生ではないですが。 (^_^;

なかなか著名な人が多いので、関心がある分野の講演者の場合は、
おすすめかも知れません。近くですし、無料ですし。
(一度も行ったことがないのでどの程度お客さんが入るのか良く知りませんが‥)

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ウェブサイトにGoogle Earthを表示できるように(2)

Googleからウェブサイト上にGoogle Earthを表示するPlugin & APIが公開されて‥
早速APIを使ったサンプルが幾つか公開されています。

*Google Earth API Examples

いちばん動かして面白いのはこちらでしょうか‥

*Monster Milktruck!

地上を単に東西南北に移動しつつ表示するだけ‥と思いきや
地形が表示されて高度に沿った表示になっています
(通常のGoogle Earthでもこのモードはあります)。

20080602_2

Everest

運転する(?)MilkTruckが、地形に応じて跳んだり跳ねたり
なかなか愉しいことになります(Everestの例は実にわかりやすい)。
微妙に慣性がついてるように見えるのが面白いです。
地形の勾配の効果も計算されているようです。

そもそもGoogle Earthでの通常の2地点間の移動でも
微妙に視点が上下する計算が絶妙なのです。

20080602_1

Tokyo

3Dの構造物が表示されているので、大都市だと
見たことある建物が出てきます(Tokyoの例だと真ん中に東京タワーが)。
いろいろな場所へドライブ(配達?)してみて下さい。

因みに、上に挙げたExamplesの中から
Firefoxのタブで幾つかを同時に開いて見比べていたのですが‥

いきなりOSごと落ちてPC本体が再起動してしまいました。Σ(‘o’
GE同様、やはりまだ少し重いのかも知れません。あまりリッチな環境でない場合はご注意を。

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ウェブサイトにGoogle Earthを表示できるように

Googleが提供している地図サービスの"Google Maps"は、
APIを使って自作のウェブサイトに掲載できるのですが
(ご存じの方も多いでしょうね)、

先月Google Earth Plugin and APIが公開されて、
"Google Earth"もウェブサイトに載せることが可能になりました。

*Google Earth API – Google Code

今のところ、Windows版のInternetExplorer 6, 7とFirefox 2が対象のようです。
上のリンクにある解説ムービーに拠ると‥
これまでGoogle Maps APIを使っていた場合、最も簡単な方法は‥

読み込むGoogle Maps APIのバージョンを"2.x"とし(←忘れがち)、
従来のスクリプトに以下の1行を書き足すのだとか。

map.addMapType(G_SATELLITE_3D_MAP);

早速、以前作成したとある観測所マップをEarth表示にしてみました。
KMZファイルを読んで地図上に展開するJavascriptを記述しています。

20080601_1

Earth表示

20080601_2

Hybrid(衛星画像+地図)表示

Earth表示へのリンクが出てきて、切り替えられるようになりました
(Pluginが入ってない場合は、ダウンロード先へのリンクが表示される)。

20080601_3

# 赤いピンは磁場データを集めている地磁気観測点で、
# バルーンが開いているところは、北太平洋の海底磁力計が設置された場所です。

これで、Google EarthがインストールされていないWindows機でも、
ブラウザ(+Plugin)でGoogle Earthが表示できるようになりました。

ただ表示が切り替わるだけでも面白いですし、
3Dになれば立体的なオブジェクトを並べて閲覧できるので、
これまでの地図以上に、いろいろ使いでがありそうです。

ウェブサイトとGEとの連携がやりやすくなることも重要でしょうか。
今まで、ウェブ上からKML/KMZを経由して
Google Earth(KML/KMZに関連づけられたアプリケーションとして)を操作してきた部分や、
Google Earth上で使い勝手が悪いと感じていた部分などを、
より効率的に変更出来るかも知れません。

自分たちのサイトで、何が出来るか考えるのが楽しみです。 (‘_’)/
ともあれ、まずはAPIの内容を詳しく見てみないと‥

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