自宅のデスクトップPCにトラブル

お盆の帰省から戻ってきたら,自宅デスクトップPC(Windows XP)が起動しなくなっていました。

おそらく熱でやられたのでしょう,起動途中でどこかのパーツが「カッ」と鳴って固まってしまいます。
音からして電源かHDDのどちらかだろうと思い,まずはDVDからKNOPPIXを立ち上げると無事起動。電源およびメモリ,CPUなどはOKなようです。
そこでPCからHDDを取り出し,外付けケースに入れて別のノートPC(Windows 7)にUSBでつないでみると,認識はするのですが3分くらい経つと同じく「カッ」と音がして止まってしまいました。

これは本格的にヤバい。ハードディスクが物理的に壊れている感じです。

バックアップはとってあるのですが,同じHDDデバイスの別パーティション(D:ドライブ)に保存しています。制限時間3分以内にこれらのファイルをどこかに移さなくてはなりません。
少しコピーしては3分程で固まり,ケースをつなぎ直してまた少しコピー,を何度か繰り返しているうちに無常感が溢れ,気が遠くなってきました。
どうせ固まるんだし,サルベージするなら元ファイルもバックアップも同じ,と考え,思い切ってD:ドライブに設定していたパーティションを削除して読み込まない設定にしてみました。もしかしたらD:ドライブだけに不良セクタがあって,C:ドライブは無事かもしれないとの一縷の望みに賭けて,,,これがビンゴ!!何分たっても固まらなくなりました。

「なんでD:ドライブのエラーでシステムが止まってしまうんだ」という疑問はさておき,元C:ドライブから必要なファイルを別の外付けHDDにバックアップし,ノートPCからUSB接続経由でチェックディスク後,元のデスクトップPCに接続しなおしてみると,見事起動! D:ドライブは失ったものの,とりあえず新しいバックアップが取れてラッキーでした。

さあ,デフラグでも掛けて今日は寝るか。一応扇風機でもあてておこう。。。朝起きてみると,PCが止まっていました…

HDDを取り出して調べてみると,シーク音どころか異音すらもしません。完全に停止の状態です(泣)
「ヘタりかけのHDDにはデフラグの負荷はキツい」という教訓を胸に刻みこんでおきます。

このデスクトップPC,6年ちょっと使っていて,メモリの増設とクーラーファンの交換をしたくらいだったのですが,動作は全体的に超モッサリだったので,そろそろ寿命だったのかもしれません。一旦復旧しただけに諦めはつかないですが。。。

リカバリの手間を考えると,新規購入のメリットの方が大きいので,次回購入候補として,hpの HPE 280jp/CT か,DELLの Studio XPS 8100 を考えています。DELLの方は電源が少し弱いみたいなので,hpが第一候補。
いかんせん予算が殆ど無いので,即購入はできないっぽい。
秋モデル発表まで待てるかな。

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お隣さんのPCの面倒をみる Windowsが起動しなくなった時の対処法

お隣さんが,ノートPCが起動しなくなったので見て欲しいと持ち込んで来られました。
OSはWindows Vistaなのですが,起動画面でしばらく止まった後,青い画面になって英文の警告が表示されます。
意訳すると,起動ディスクに問題があるので,ウィルスのチェックをしてください,それでも解決しなければ,システムを入れなおしてください,とのこと。

とりあえずウィルスのチェックをかけようと,CDブートできる無料のアンチウィルスソフトを探してみました。
AVG Rescue CD
サイトからisoイメージをダウンロードしてCDに焼き,CDから起動してスキャン開始…幸い,ウィルスは見つかりませんでした。

購入時についてきたリカバリディスクを預かったのですが,出荷時の状態に戻すことしかできないようです。
大事なデータがあるからOS再インストールは避けたいと言われたので,1.CD起動でchkdskをかける,2.何らかの方法でデータをサルベージする,の二本立てで対処を考えることにしました。(実はこれはマズかった。追記を参照)

CDから起動できるユーティリティーツールとしてUltimate Boot CDを試してみました。古いバージョンのUltimate Boot CD 4.1.1日本語版もあるようですが,英語最新版の方が機能が多く,問題も少ないでしょう。
メモリ,CPUのテストは問題なく,HDDのテスト「DiskCheck」でエラーが見つかりました。問題のある箇所がわかり,壊れたファイルの特定まではできたのですが,リカバリディスクからはその元ファイルを抽出することができません。手元に他のVistaのマシンがあればいいのですが。

やはりデータをサルベージするしかないか。幸い500Gの外付けHDDが余っていたのでそれを接続し,KNOPPIX6.2DVD日本語版で起動させました(KNOPPIXは,CDやDVDから起動できるlinuxディストリビューション)。
この段階で,Windows Visaの入っている内蔵HDDは認識されたのですが,肝心の外付けHDDがマウントされない!Google先生に質問しまくって,あらゆる手段を講じても無理でした。何故だ。。。

途方に暮れたのですが,KNOPPIXをいじっているうちに,色々できることに気づきました。なんだ,KNOPPIXにウィルススキャナが入っているじゃん。とりあえずチェック。スキャンディスク(testdisk)もできるぞ。再起動。。。あ,Vistaが立ち上がった!はやる気持ちを抑えてWindowsのスキャンディスクをかけて再起動。。。問題なし!念のためもう一回再起動。。。問題なし!

なんとか無事復旧できたようです。お礼にアイスクリームをいただきました。

追記:
上で紹介した手順は,あくまで「たまたま」うまくいっただけで,一般的にはお勧めできません。
あとで調べて冷汗をかいたのですが,ディスクのスキャンはファイルシステム全体を壊してしまう可能性があるので,本来の手順は「ウィルス駆除」→「データのバックアップ」→「スキャンディスク」が安全です。

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IE9 Platform Preview 3

昨日2010年6月23日,IE9のPlatform Preview 3が公開されました。
http://ie.microsoft.com/testdrive/

今回の目玉は,canvas要素の実装でしょう。
既に他のブラウザでは対応しているので特に目新しさは無いですが,IE様対応のお墨付きが付いたということで,HTML5の普及に向けて大きな足がかりになるのではないでしょうか。
サンプル(IE8以下では動きません)を見る限り,オーサリングツールの登場次第では,まあFLASHの代替にはなるかと。
↑のような見た目の派手なヤツではなくても,高機能なWebアプリケーションが今後どんどん出てくると思われます。
開発者側の観点からすれば,コーダーとデザイナーの垣根が無くなって両方のスキルを持った人材が求められる時代がやってきました。

その他の更新点は,開発者ブログによると…

・video/audio要素の実装
他ブラウザでは既に対応済み。
IE9でのビデオコーデックはH.264で,Theoraを採用しているFirefoxとの間で一悶着おこりそうです。

・JavaScriptパフォーマンスの向上
Firefox3.6よりは早くなっているようですが,Chrome5,Opera10.5,Safari5には負けています。

・Web Open Font Format(WOFF)の実装
これも他ブラウザでは既に対応済み。
欧文のように文字数が少ない言語だと色々いじくれるかもしれませんが,日本語のフォントを一々サーバからダウンロードしてくるのは現実的ではありませんね。

・Acid3テストのスコア向上
はい,おめでとう。頑張ってください。

・CSS3への対応強化
「border-radius」と「opacity」に対応しましたが,これも他ブラウザでは既に対応済み。

注目すべきは,策定中のCSS3プロパティをベンダープリフィックス無しで記述している点。
現在,正式な仕様としてまだ確定していないCSS3のプロパティを使用する際には,Mozilla系のFirefoxでは「-moz-」,Webkit系のChromeやSafariでは「-webkit-」のプリフィックスを付けて未対応ブラウザでの誤動作を防いでいます。
例えばボックスの角を丸める設定をする「border-radius」ですが,

div {
-moz-border-radius: 10px; /* Firefox用 */
-webkit-border-radius: 10px; /* Chrome,Safari用 */
}

のように,面倒ですが同じ内容を複数書くことになっています。
そもそもCSS3の仕様確定前に実装しているブラウザベンダーの勇み足なのですが,ここでIE9が「俺様が世界標準」とばかりにプリフィックスなしで「border-radius: 10px;」のように記述するということになれば混乱が生じるかもしれません。

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ベンダープリフィックスにも一長一短があって,誰もが感じる短所は「ソースコードが長くなって面倒くさい」なんですが,「少なくとも指定したブラウザでは確実に表示できる/指定していないブラウザで不審な挙動を起こさない」というメリットもあることを指摘しておきます。

IE8でも,「filter」や「scrollbar」など独自仕様のCSSプロパティには「-ms-」のプリフィックスを付けることが推奨されています。
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以上まとめますと,なんだかんだあったけど,ようやくIEも競合ブラウザに「追い付く可能性を示し始めた」といったところでしょうか。

ところで,正式版はいつ出るの?

京都コンピュータ学院(KCG)
京都情報大学院大学(KCGI)

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Ubuntu 10.4でiPod touchのファイルを直接操作できるのか(iPhoneやiPadも?)

※この記事ではJailbreak(JB,脱獄)に関する内容は扱いません。筆者のiPod touchはJBを一切行っていません。

これまで,DAP「Cowon iAUDIO M3」とPDA「Sony CLIE PEG-TH55」を使っていたのですが,どちらもバッテリがヘタってきたこともあり,二台の機能をまとめる意味を込めて,昨年末にiPod touch 3G 64GB(MC011J/A)に乗り換えました。

iAUDIOもCLIEもドラッグ&ドロップでファイルを操作できたのですが,iPodはご存知の通りiTunes経由でファイルを転送しなくてはなりません。
iPodの容量を超えない範囲のメディアファイルしかない場合は一発同期で便利なんでしょうけど,我が家には3000枚を超える音楽CDがあり,曲セレクト→プレイリスト作成→ファイルの入れ替えを頻繁に行います。

毎回面倒だなと思っていたところ,Ubuntu 10.4ではiPhone/iPod touchに標準対応か?とのtweetを発見。
で実際,Ubuntu 10.4を入れたノートPCにiPod touchをつないだところ,普通に認識されてデスクトップにマウントされました。ご丁寧にアイコンもiPodの形をしています。

iPodのアイコンをダブルクリックしたところ,,,中身が見えました。windowsのエクスプローラからだと写真が入っているフォルダしか見えないのですが,「ApplicationArchives」「Downloads」「Purchases」「Safari」「iTunes_Control」などといったフォルダが丸見えです。
「iTunes_Control」→「Music」と入っていくと,「F00」「F01」…「F49」といった連番のフォルダがあり,その中にmp3などの音楽ファイルが300個くらいずつ入っています。

ただしファイル名が “大文字のアルファベット4文字に変更” されています。デスクトップなどにドラッグしてコピーすることはできますが,曲名・アルバム名・アーティスト名などの並び順は完全にランダムです。
もちろんID3タグの情報は保持されていて,右クリックでプロパティを見ると曲名・アーティスト名などの情報が確認できるのですが,「iPodに直接ドラッグ&ドロップで曲を追加」という夢は潰えたのでした。
まあ,iPodから曲ファイルを抜き出すことはできるので,最悪の事態を想定してバックアップとしては使えるかも。。。
頑張ればいらない曲を手動削除することも可能かもしれませんが,目的のファイル探すのが大変だし,iTunesの操作でチェックボックスを外して同期から除外したほうが圧倒的に楽でしょう。

linux版iTunesは2010年6月現在では存在しないので,代わりになる「Rhythmbox」という携帯オーディオ・プレイヤーがUbuntu 10.4には入っています。しかし,同期がらみのバグ報告を色々耳にするので,ここでは「gtkpod iPod Manager」というアプリケーションを紹介します。
「Ubuntuソフトウェアセンター」で「gtkpod」と検索すれば見つかると思います。

操作の前の下準備として,まずファイルブラウザでHomeにある隠しフォルダ「.gvfs」を開きます。
iPodが接続されていると,そのiPodの名前のついたフォルダが見えるので,その名前を覚えておきます。

gtkpodを起動し,「編集」メニューの「Repository/iPod Options」を開きます。
右上にある「Add new repository/iPod…」ボタンをクリック。
 Repository name: に任意の名前を入力
 iPod mountpoint: に「home/(ログインユーザ名)/.gvfs/(iPodの名前)」を入力
 iTuneDB backup: に任意のフォルダを指定
 Model: はお使いのiPhone/iPod/iPadの種類を選択
「追加」ボタンを押すと,gtkpodの左ペインのプレイリスト欄に新しいiPodが登録できました。
ここで「iPodから読み込み」ボタンを押すと,左下に読み込みの経過が表示されます。
途中,「アートワークに対応する曲が見つかりません」とか警告されるかもしれませんが,OKしていくと右ペインにiPodに入っている曲が一覧表示されます。

この状態で曲の追加・削除や同期・非同期の設定ができるようになりました。新規プレイリストの追加もiTunesと同様にできます。
操作後は,「変更を保存」ボタンでiPodに反映(同期)させます。

ここで素晴らしいことを発見!
iTunesでは,自動おまかせ選曲機能「Genius Mix」を設定しても,各mixに実際どんな曲が登録されたのか確認することができませんが(秘密にすることで選曲の意外性が高まるからでしょうが),gtkpodからだとプレイリストの一つとして表示されるので一目瞭然。曲の追加や削除もできます!
Geniusのくせに馬鹿だ(?)とお嘆きの方は,ぜひお試しください。

あと,曲やプレイリスト,あるいはiPod自体のアイコンを右クリックして「曲をファイルシステムにコピーする」を選ぶこともできます。
ファイルブラウザで見たときにはランダムなアルファベットに書き換えられていたファイル名も,元に戻っています!
でもこれって,Appleさんの提唱する「著作権の保護を目的とした云々」に抵触しないのかな?
開発チームの見解は不明ですが,ちょっと心配です。

京都コンピュータ学院(KCG)
京都情報大学院大学(KCGI)

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IE8の「開発者ツール」は案外使える

2009年3月20日に公開されたIE8は,MSにしてはまともにW3C規格に沿って表示できるブラウザで,一年程経過した現段階ではまずまずの評価を下してもよいのではないでしょうか。
ただ,HTML5対応は他ブラウザに比べてかなり弱いので,IE9での巻き返しに期待しましょう。

KCGで僕が担当しているウェブの授業では,4月5月でHTML・CSSの範囲を終え,6月からJavaScriptの内容に入っているのですが,毎回,学生の入力ミスなどによる動作エラーがおこりがちで,教員としてはデバッグのお手伝いをできるだけ手早く行いたいところです。

Dreamweaverがインストールされている実習機だと,リアルタイムのデバッグ機能があるので,学生も自分でバグの場所を見つけて修正しているのですが,すべての教室のマシンにAdobeCS4が入っているわけではありません。
秀丸などのテキストエディタでソースコードを入力し,いざブラウザで表示確認してみるとエラー,「先生,わかりませーん」で一緒にバグ探しをするというのが以前まではよくある風景でした。

今年度からは,Mac以外の実習機はすべてwindows7になり,IE8が標準搭載されています(Macの教室にはすべてAdobeCS4が入っています)。このIE8には「開発者ツール」というものがあるのはご存知でしょうか。
「ツール」メニューから「開発者ツール」を選ぶか,F12キーを押すと立ち上がります。

「HTML」タブを選ぶと,ドキュメントの構造が一目瞭然で表示され,要素の親子関係が把握しやすくなります。各属性の設定値や,マージンなどのレイアウトの設定なども直接書き換えて表示確認することが可能です。また,各要素に設定されたスタイルシートのプロパティと値を外部ファイルも含めて一覧表示できます。カスケーディングによって無効にされた値には取消し線が引かれ,どの設定がページ内で「活き」なのかすぐ分かります。

「CSS」タブを選ぶと,外部*.cssファイルごとにすべてのプロパティに対するチェックボックスが用意され,on/offの切り替えで表示を確認することができます。値の変更も可能です。

「スクリプト」タブを選ぶと,JavaScriptのデバッグが行えます。ブレークポイントを設定して,細かく動作確認することもできます。Firefoxのアドオン「firebug」にも似たような機能がありますが,ブラウザシェアNo.1のIEでチェックできるというのが大きいですね。

「プロファイラー」タブを選ぶと,JavaScriptがクライアントに与える負荷を調べることができます。不必要なループや細かすぎるタイムアウトなど,ブラウザの動作が重くなる原因を探すときに便利でしょう。

「開発者ツール」とありますが,開発者はもちろん,授業担当の教員にとっても非常に便利なツールです。

京都コンピュータ学院(KCG)
京都情報大学院大学(KCGI)

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Regzaの外付けUSBハードディスクに録画されたデータを,より大容量のHDDに移行する方法

東芝の液晶テレビRegza(レグザ)のハードディスク録画機能は大変便利で,Z8000ユーザの僕も重宝しています。
このテレビを昨年購入した際にキャンペーンで500GのUSB HDDを貰ったのですが,録画番組が貯まって残り容量が10%を割り込むようになってきました。
きたる7月には,NHK BSでスターウォーズシリーズのHDリマスター版が一挙放送,ブルース・リーとジャッキー・チェンの特集も予定されているようです。

何とかしなくては!

Z9000以降のRegzaだと,複数台のUSB HDDをつなげるそうなのですが,Z8000だと同時に一台までしかUSB HDDをつなげられません。
LAN接続のHDDを追加するという手もあるのですが,USB HDDに比べて割高,認識に時間がかかる,どうやらどこのメーカーの製品もDLNAの挙動が不安定,ということで,より大容量のUSB HDDにデータを移し換えることにしました。

おりしも,楽天のIO-DATAのお店で2Tのアウトレット品が激安!
ラッキー!でポチりました。

ブツが届いて,早速Regzaに接続し,フォーマット。
おぉ,録画可能時間が200時間超!
しかし真の目的は,この2TのUSB HDDに500Gのデータを移動させることです。

RegzaのファイルフォーマットはXFS。Linuxなどで利用される形式です。
当然,windowsからでは認識されません。
そこで,ノートPCに導入済みのUbuntu 10.4を起動し,500Gの方のHDDをつないでみると…見える!見えるよ!HDDの中身が!
どうやら,ムービーのデータが「*.dtv」,番組情報などが「*.dtv.meta」,あと不明なファイル「*.dtv.rat」の3つセットで1つの録画データとなっているようです。

ちなみに,正月にBShiから録画した『ゴッドファーザー』が30.4G,『ゴッドファーザー part2』が34.6Gでした。

ここで心を落ち着かせて,隠しファイルを表示!
出てきました。謎の「.toshibazz***」フォルダが。どうやらコイツの中身でHDDを個体認識しているようです。

ここで,2Tの方を確認してみると,録画データは当然ないのですが,件の「.toshibazz***」
フォルダが見つかったので,慎重にバックアップ。

さて,500G→2Tへデータを移し換えようとすると,管理者権限がないのでダメ!とのお叱りを受けます。
ここまでは予想できたこと。
端末で「sudo konqueror」と入力し,root権限でkonquerorを立ち上げます。
500G,2TそれぞれのHDDのパスを確認し,konquerorのアドレスバーに入力。
500Gの画面から2Tの画面へファイルのアイコンをドラッグ…コピーが開始されます。
5時間弱でデータの上書き移行が完了しました。

※ネットで調べると,以下のデータは移行先のHDDから削除した方がよさげです(Regzaにつなげると,新たに自動生成してくれます)。
 .toshiba_size_info_*** (HDD残量情報の記録)
 .toshiba_serieslist_*** (連ドラ設定の記録)←ない場合もある
 .toshiba_isn_info_*** (いますぐニュースの設定の記録)←ない場合もある
 .toshiba_dir_info_*** (ディレクトリ情報の記録)

願をかけて,2TのHDDをRegzaにつないでみると,無事「データが移行できました」!!
録画データの再生,録画リストの表示ともに問題なく,新規録画もOKでした。
そして,残り録画可能時間が140時間に!(涙)
スターウォーズもブルース・リーもジャッキー・チェンもドンと来い!

これでレグザリンクダビングに対応したBlu-ray Vardia発売まで耐えられるぞ。

京都コンピュータ学院(KCG)
京都情報大学院大学(KCGI)

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ノートPCにLinux環境 Ubuntu 10.4を入れてみた

アンチMSではないのですが,ファイルシステムをもっと幅広く扱いたかったので,windows 7が入っているノートPCにUbuntu 10.4も入れてみました。
具体的には,自宅TVとして使っている東芝Regzaの録画済ファイルを移動させたり,iPod touchの中身を手軽にいじくれるようにしたかったのです。
それら詳細は別の記事に書くとして,まずはデュアルブートの環境を作ってみましょう。

デュアルブート(あるいはマルチブート)というと,それぞれのOSごとにパーティションを用意しなくてはならないのではないかとお考えの人が多いと思います。
あるいは,ヴァーチャルマシンをインストールして,VM経由でOSを立ち上げるとか。

VM導入はリブートせずにOSを切り替えられるという大きなメリットがありますが,いかんせんマシンパワーが求められます。
特に非力なノートPCでは,VM内のOSがモッサリしがちです。

あと,windows 7では簡単にパーティションを切れるようになったとはいえ,未知のOSのためにドライブを用意するのはちょっと踏ん切りがつかない。
僕のように,日常的にOSを切り替えるわけではなく,特定の用途に使用する時だけLinuxを使いたいという方も多いはず。

そこで,UbuntuをWindowsのファイルシステム上にインストールできる「Wubi(Windows-based Ubuntu Installer)」をお薦めします。

Wubiの詳細はwikipediaの記事(http://ja.wikipedia.org/wiki/Wubi)にありますので,ここでは割愛します。
↑を読んで,イケそうだなと思ったら,導入です。

まずは,念のためにwindowsのデフラグをかけます。
そして,http://wubi.sourceforge.net/ からインストーラをダウンロードして下さい。
普通のアプリケーションと同様にインストールできます。

途中で,Ubuntuで使用したいディスクサイズを聞いてきます。
僕の環境ではデフォルトで17Gが選ばれていましたが,そんなに使わないよという場合は減らしてもらっても構いません。
Ubuntu 10.4のOSだけで大体3Gくらいかかると思われるので,アプリケーションを追加することなどを考えて,最低5G,できれば10Gくらいあれば十分なのではないでしょうか。
ここで聞かれるディスクサイズによって,新たなパーディションが作られる訳ではありません。Wubiをインストールするフォルダ(例えばC:\ubuntu)内にdisksフォルダが作られ,そこに予約領域のように用意されます。

Wubiのインストール完了後,再起動すると,OSの選択画面が出てきます。
ここでUbuntu 10.4を選ぶと,初回はOSの設定が始まります。
ログイン名やパスワードなどをチャッチャと設定して,ものの数分でUbuntu環境のでき上がりです。

毎回起動時にOSを選ばされるのが面倒だという人は,電源を切る際に「シャットダウン」ではなく,windowsの場合は「休止状態」,Ubuntuの場合は「ハイバネーション」を選んでください。電源ボタンを押して立ち上げると,元の環境に復帰します。

で,「Ubuntuで何をやるのか」は,またの機会に。

京都コンピュータ学院(KCG)
京都情報大学院大学(KCGI)

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windows 7で簡単にパーティションを切る方法

一つより二つ。
HDDが一つでも,ドライブレターが「C:」「D:」に分かれていると,バックアップや何やら,非常に便利です。
そして何より,「C:」が不測の事態でブッ壊れても,大事なデータは「D」にあるという心の安らぎが得られます。

windows XPまでは,OSインストールの際にパーティションの設定をしてボリュームを切り分ける必要がありました。
OSインストール後だと,パーティション管理ソフトを別途購入して設定しなくてはなりません。

windows vista以降,7でも,多少の制限はあるものの,標準の機能でwindows上で簡単にパーティションを切り分けられるようになりました。
vistaは手元にないので,7での方法をご紹介します。

・コントロールパネルを開く

・表示方法が「カテゴリ」の場合は,「システムとセキュリティ」→「管理ツール」内の「ハードディスク パーティションの作成とフォーマット」
・表示方法が「大きいアイコン」「小さいアイコン」の場合は,「管理ツール」→「コンピューターの管理」→「記憶域」内の「ディスクの管理」

・分割したいボリューム(ここではC:)を右クリック→「ボリュームの縮小」
  「利用可能な縮小領域のボリュームを照会しています。お待ちください」

・「C:の縮小」ウィンドウが出るので,設定して「縮小」ボタンを押すと,新しいパーティションができる

・新しいパーティションを右クリックし→「新しいシンプルボリューム」

・「新しいシンプル ボリューム ウィザード」が立ち上がるので,ボリュームサイズ,ドライブ文字(ドライブレター)を指定し,NTFSでフォーマット
  この時,DVDドライブなどが「D:」に設定されていると,新しいドライブで「D:」が選べない。
  後で切り替えることができるので,ドライブ文字は「F:」とかにしておく。

・DVD(D:)のボリュームを右クリック→「ドライブ文字とパスの変更」→「E:」に

・「F:」のボリュームを右クリック→「ドライブ文字とパスの変更」→「D:」に

なお,ファイルシステムの安定のためにも,パーティション操作の前にはデフラグをかけておくことを推奨します。

京都コンピュータ学院(KCG)
京都情報大学院大学(KCGI)

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PC遍歴 ノートPC編

1998年からKCGで働くことになり,初のノートPC「SONY VAIO NOTE PCG-505EX」を購入しました。
衝撃的な薄さで登場した初代バイオノートPCG-505の後継機です。
CPUはMMX Pentium 233MHz。OSはwindows 98→98SE。
2001年に引退するまで,仕事のパートナーとして活用させていただきました。
当時の学生達には,「VAIOの先生」という印象を持たれていたそうです。

1999年頃から,KCGでは全教職員にノートPCを貸与しているのですが,回していただいた高木産業(purpose)のA4ノートPCは,マシンパワーでは PCG-505EXを上回るものの,持ち運びが大変だったので,モバイル用途のPCが欲しくなりました。
で,2001年に「SONY VAIO PCG-C1 VRX/K」を導入。
C1シリーズは,B5サイズをさらに半分にしたワイド画面で,CPUにはTransmeta Crusoe TM5600 667MHz,OSはwindows 2000でした。
妻が持っていたクッション素材の巾着袋にスッポリ収まったので,そのまま通勤カバンに入れて持ち運びしていました。

モバイルメインで使用してきたこのVAIO C1は,3年も使うとバッテリがヘタってきました。
そこで,2005年からは再び学院PCのお世話になることに。
この時貸与されたのが,いわゆるKCGパソコン。ソーテック(現ONKYO)の e-three HSシリーズに「kcg.edu」のロゴがプリントされたレア物(?)です。
CPUはCeleron M 370(1.5GHz),OSはwindows XP Home。
最初は十分なスペックだったのですが,使うアプリケーションの肥大化とともにHDDはパンパン,メモリスワップは頻繁な状態に。

2010年に新しい(4代目?5代目?)KCGパソコンが出ると聞いて,担当のTen先生にダメもとでお願いしたところ,新入生予約分で完売にも関わらず,特別に用意していただけました。
ありがとうございます!
2010年のKCGパソコンは,東芝のdynabook SSシリーズを元に,BIOS起動画面がkcg.eduオリジナルというもの。
(ちなみに,僕は「休止状態→復帰」派で,起動画面を見ることは殆どありません。申し訳ない。)
CPUはCore 2 Duo U9400(1.4GHz),OSはTen先生の粋なはからいでwindows 7 Enterprise 64bit版を入れていただきました。
7 Enterpriseは市販されていないので,貴重かも。
導入して1ヶ月,至極快適に動作してくれます。

ところで,この東芝KCGパソコン,僕はUbuntu 10.4も入れてデュアルブートしているのですが,この話はまた別の機会に。

京都コンピュータ学院(KCG)
京都情報大学院大学(KCGI)

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PC遍歴 デスクトップ編

最初に触ったPCは「日立 ベーシックマスターレベル3マークII(MB-6891)」。
CPUはモトローラの6809(1MHz)が使われていました。
第一次マイコンブームの中,新しもの好きの父が1982年頃に購入したものです。
家業の伝票処理用にとの目論みがあったらしいですが,程なく就寝前の麻雀ゲームの相手となったようです。
当時プログラムのロードはテープレコーダーからで,20分かけてピーピーガーガー読み込ませた末にエラーなんてざらでした。
僕もパックマン(今から考えるとナムコ正規品かどうか怪しい)で遊んだり,本屋さんに並び始めた「BASICプログラムサンプル集」みたいな本を買って打ち込んだりしていました。
1983年からはMSXマシンが各社から発売され,友人でマイコン持ってるよというのがチラホラでてきます。対応ゲームの多さが羨ましかったものです。

個人で手に入れた最初のPCは「富士通 FMV-DESKPOWER SP(FMV-5133D5DPSP5)」。
1996年にKCGに入学した際に斡旋PCに挙がっていたものでした。
CPUはPentium 133MHz。後にAMD K6-2 500MHz(466MHz動作)に履き替えます。
OSはwindows 95→98→98SEと変遷し,2010年現在なんといまだに実家で現役稼働中です。

1999年には,DELLのサイトで「dimension XPS B_r」を購入。
CPUはPentium III 667MHz。OSはwindows 98→98SE→XP Professionalと変遷し,こちらも妻の実家で現役稼働中!
このPCで特筆すべきは,メモリにRDRAM(RIMM)が使われていたことです。
当時は高速メモリの新規格として注目され,Nintendo 64やPS2にも採用されたものですが,現在店頭で見かけることはまずありませんねえ。

2000年には初のマッキントッシュ「Power Mac G4 Cube(M8328J/A)」を購入。
CPUはPowerPC G4 500MHzで,アップルストア限定モデルだったと記憶しています。
当時は結婚を控えていて,金銭感覚が麻痺していたのでしょう。クレジットカードの利用限度額を超えて購入したため,カード会社から確認の電話がかかってきたことも。
高い買い物ではありましたが,結婚披露宴で上映するビデオの編集や,式次第などのDTPデザイン,記念品として用意したオリジナルCDの作成など,大活躍。
こちらは2009年まで稼働し,Sofmapへお嫁に行きました。

2004年には,ヨドバシ梅田で「富士通 FMVT50H」を購入。
CPUはCeleron 2.60GHz。OSはwindows XP Home →XP Professionalにして現在も稼働中です。
液晶モニタ一体型なのですが,製造過程で液晶パネルに不具合があったようで,何度かサービスマンのお世話になりました。次回からはセパレートタイプを購入することでしょう。
地上波アナログチューナーを備えていたので,TV録画で重宝しました。
昨年,USB HDDに録画ができる東芝の液晶テレビRegza Z8000を購入してからは,専らネット専用機になっています。
来年の地アナ停波をもって,このマシンの寿命も尽きるのではないでしょうか。

京都コンピュータ学院(KCG)
京都情報大学院大学(KCGI)

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