スポーツカーで通勤する,得意先周りをする,配達をする,etc.
国産ワンボックスを新車で買う予算より経済的に,すこし旧いスポーツカーを日常で使うプロジェクトです。
一見してスポーツカーに見える車と,そうでない車があります。一見して,スポーツカーに見えない車は,近所の手前や諸般の事情で地味なのが良い,とか,目立たないのが渋い,とか,色々と価値観がありますから,それぞのの好みでは有ります。
しかし,「スポーツカーで仕事する」というコンセプトの場合,一見してスポーツカーに見えることが大切です。何故なら,人が道を譲ってくれるからです。
KCGのランチアデルタやアルファロメオなど,いくら色が赤だの黄色だのと派手な色でも,普通のファミリーカーに見える車だと,一般車の流れに入ることを強いられます。KCGデルタは黄色ですが,普通に見ると,色が派手なだけのただのファミリーカーに見えるようで,なかなか道を譲ってもらえません。
他方,一見して,それがスポーツカーだとわかる車の場合,特に,車に多少は詳しい人の間で,それと知られているアイコンを持っている場合,実際に運転してみるとわかりますが,人が道を譲ってくれます。道がどんどん開けていくのです。これが,実は,ビジネス特急としては,ありがたい。仕事の効率も上がります。
筆頭はもちろん,ポルシェやフェラーリです。バックミラーにその顔が映ったとたん,あわてて車線を譲ってくれるという例を何度も経験しました。ご好意はありがたくいただいて,お先にいかせてもらいます。これがあるのとないのでは,実はかなりの違いがあります。
つまり,迅速に移動できるのは,スポーツカーの性能が理由であるというだけではなく,他人がそれをどのように認知するか,という交通システムの文化の問題であったりします。