スポーツカーで仕事する ポルシェ

KCG レーシング

スポーツカーで通勤する,得意先周りをする,配達をする,etc.

国産ワンボックスを新車で買う予算より経済的に,すこし旧いスポーツカーを日常で使うプロジェクトです。

ポルシェ944は,今が底値でしょうね。廉いですね。
廉いからといって,すべての整備やパーツ調達をポルシェディーラーに任せると,大変な出費になりますが。

80年~90年代の外車が廉くなっています。古いポンコツと言う無かれ,この時代の外車は,消耗品を交換すると蘇ります。数年で確実に壊れるように品質管理されている現行車よりも,長年自分で面倒見て,じっくりと付き合うなら,買い,でしょうね。

カーマガジンには,100万円で泥沼に落ちるという言い方が出来上がってますが,そう,趣味の泥沼ですが,これは同時に,実は環境への配慮になる可能性も秘めています。
古いものを大切に使うこと。

BMWも良いでしょうね~。M3なんてのは,実用車としては最高の部類です。ベンツなら,昔の小ベンツ,ジャガーはXJ-6やXJS。いずれも中古では廉く,維持しやすい外車です。
特に,イギリス系は部品が廉価です。ポルシェとフェラーリは部品が高いけれども,ジャガーのパーツは,今もほとんどが供給されており,かつ,当時の値段とさほど変わりません。

選択肢は色々ありますが,まずは944から検討していきましょうか。

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シビックの誕生

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シビック(CIVIC) 1972年7月にデビュー。車名の由来は,市,市民を意味しています。
初代シビックの3ドアハッチバックスタイルは,発売と同時に国内外で大ヒット。その人気は,トヨタ・クラウンなどの上位車種から乗り替えるユーザーが出るなど,当時,四輪撤退が囁かれていたホンダを見事に復活させました。また,1972年12月よりシビックに搭載されたCVCCエンジンは,当時世界一厳しくクリアすることは不可能とまで言われていた米国のマスキー法(排気ガス規制法)を,世界で最初にクリアしたエンジンでした。この開発チームには,後の第3代社長の久米是志氏,第4代社長の川本信彦氏,ホンダの第2期F1活動の総監督を務めた,桜井淑敏氏,後藤治氏などが名を連ねています。
1974年10月,シビック初のスポーツモデルである「1200RS」が追加され,オレンジ色のボディーカラーとリアハッチの「RS」のエンブレムは,当時あこがれたスポーツカーの1台でした。
「ホンダ・ワンメークレース」は,2代目シビック発表の2年後,1981年5月,「FFスーパーシビックレース」として始まります。

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スーパーアグリがF1から撤退

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スーパーアグリ、F1からの撤退発表

なんとも残念なニュースです。資金難が理由ということも,とても残念です。

日本という国は,自動車生産の技術が世界有数の国となったにも関わらず,モータースポーツがイマイチ根付かない国です。
あれこれ理由は論じられるし,考えられるのですが,根源的なところは,欧米人に比すると競争心が少ないことだと思います。そしてそれはもしかしたら,文化的というよりももっと形質人類学的なレベルの原因なのかもしれません。

アマチュアの草レースですが,あちこちのレースに参加していても,本当に競争心が旺盛な人はむしろ少なくて,どちらかというとレースの雰囲気や仲間との集いを楽しんでいる人のほうが大半です。アマチュアの草レースだから,それでよいのですが,アメリカで同様のレースに行ってみると,やはりギラギラした競争心を感じたりします。文化が違うこと,そしてその原因として,生理的な部分での違いがあるのかもしれません。

そして,日本がF1のレギュラーとして常に上位を占めることができないのは,ひとつにはF1が欧米人のビジネスであることもあるのですが,闘争心的な競争心が少ないことが原因だろうかと思えてなりません。それが必要かどうかという議論はさておき,F1をお祭りやビジネスと捉えたとしても,日本チームが撤退するのはさびしい話ですね。

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スポーツカーで仕事する ポルシェ

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スポーツカーで通勤する,得意先周りをする,配達をする,etc.

国産ワンボックスを新車で買う予算より経済的に,すこし旧いスポーツカーを日常で使うプロジェクトです。

ポルシェがポルシェらしかったのは,言うまでもなく空冷リアエンジンの911の時代です。そして,同時期に生産されていた水冷エンジンFRポルシェである924,924,968,そして928は,その頃の911と同じ血統を感じさせる味があります。
ポルシェは水冷996やボクスターになってから,普通の車になってしまったといわれます。確かに,水冷エンジンになって,近年の技術で大量生産されると,かつての手作り的な味は薄まってしまったようです。

筆者は1984年に,シュツットガルトのポルシェ本社を訪れました。当時は,台車にホワイトボディを乗せて,おじさん二人でゴロゴロと押しながら,工場のラインを流していました。内部も比較的自由に見学できて,工員さんたちは日本人の若造がカメラを構えると,ポーズを取ってくれたものです。その頃のポルシェは,まさに手作りの量産カーでした。

さて,本論ですが,944はもちろんクーペボディがベストです。エンジンはS2のツインカムのほうが楽しいのは当然ですが,シングルカムでもポルシェはポルシェです。アウディベースのエンジンであったり,車体のパーツがアウディのものであったりしたことで,924系はマーケティングに失敗しましたが,それでも,ポルシェが設計し,生産すると,素材が少々違っていても,当時のポルシェになっていたのです。かつての924系をアウディポルシェと非難するなら,現在のポルシェなんて,トヨタデンソーGMポルシェとでも言うべきではないかと思ったりします。

そして当時の水冷FRポルシェのもうひとつの長所は,右ハンドルにクセがないということです。街乗りにするなら右ハンドルが良いに決まっています。二車線でスイスイと流れをリードしていくにも右ハンドルが有利でしょう。それで,当時の水冷FRポルシェは,右ハンドルでもステアリングとペダル,シートの位置関係が自然なのです。当時の空冷911は,左ハンドルに座ると腰から下が右を向いて,(ペダル類が右によっていて),慣れないと腰が痛くなります。右ハンドルはもっとひどくて,ペダル類は左によっていて,通常の右ハンドル車のブレーキの位置にアクセルがあります。そして,左ハン,右ハン,両方とも,着座位置正面よりも,ステアリング中心が5cmほど車体中央にずれています。

これは水冷化されたあとのポルシェも同じで,ボクスターの右ハンも,996の右ハンも,ペダルが中央よりになります。国産車を仕事で使う人や,他に右ハンドルの車を所有している人にとっては,これは致命傷になりかねません。ブレーキペダルとアクセルペダルを踏み間違える可能性があるからです。

しかし,924系と928系は,右ハンドルでも,インターフェースがすべて自然な位置にあります。これは実は,実用性という観点から見ると,とてもありがたいことですね。

というわけで,筆者のイチオシは,944S2のクーペ,右ハンドルです。オートマかマニュアルかは,好みでどちらでもお勧めします。オートマでも,決してポルシェの楽しさをそこなわれません。街乗りにするなら,オートマでも十分でしょう。もちろん,マニュアルはそれなりに楽しいものです。信号から信号まで,ひとりでサーキット気分になれます。左ハンドルは,狭い道で対向車とすれ違うときには,ギリギリまで左に寄せやすいので,重宝します。右ハンか左ハンかは,自分の利便性だけで選択すればよいでしょう。どちらも特に問題はありません。

最近はあらゆる車が側面衝突対策で幅広になってきました。そうすると,かつてはとても大きく感じた928が,実はすでに小さめのスポーツカーになってしまったことがわかります。ですから,928も実用性が高いといえます。928が発売されていた当時は,日本の道路には大きすぎてパワーがありすぎて,そぐわないなどと,よく言われたものですが,現在販売されているスーパースポーツカーに比べたら,なんのその,実用スポーツカーです。
928も右ハンドルがお勧めですが,左ももちろんOKです。
928はさすがに大パワーなので,雨の日でなくとも不用意にアクセルを踏むと,イマドキの車のようにトラクションコントロールなどついていないし,ABSもプアで,容易にスピンしますから,楽しい,いや,気をつけてください。944でもそうですが,簡単だからとか楽しいからと言って,交差点で四輪ドリフトなどしないように。

944,968,928,いずれも,中古車は世界で一番廉いのは日本です。一方,整備代金がそれなりにかかりますから,自分で軽整備をするという条件下では,実にコストパフォーマンスの良いスポーツカーです。スポーツカーがスポーツする道具であった頃の車です。

もうひとつ,ポルシェ全般の面白さは,これはドイツを代表するアグレッシブな車ですから,乗っていると気分が高揚し,戦闘的になります。つまり,仕事をするには,アグレッシブでなくてはなりませんから,ポルシェで仕事をするのは,正しい選択なのです。

空冷911ももっと楽しいのですが,空冷エンジンは,エンジンをかけたり,とめたりを繰り返すと,オイル漏れを起こしやすく,その意味では街乗りには酷です。空冷はあくまでも長距離ドライブに使用しましょう。当時の空冷911の味ならば,他のあらゆる車と比較すれば,の話しですが,同じく当時の水冷FRポルシェが,もっとも近い味わいを持っています。そうなのです,空冷911にもっとも近いポルシェは,水冷リアエンジンの最近の911というよりも,同じ時代の水冷FRポルシェなのですよ。

以降,追々,整備や維持について記述していこうと思います。

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KCG創立45周年 創立記念日

創立45周年,おめでとうございます。

日本最初のコンピュータ教育機関,京都コンピュータ学院は,世界最初のCarITの学科,自動車制御学科を2005年に設立しています。
本ブログは,自動車制御学科関係の教職員数名が,新旧様々な自動車について書いています。ご支援よろしくお願いします。

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