KCGシビック 第3戦(決勝)

KCG レーシング

岡山決勝

6月8日決勝
前日の天気予報では曇り時々雨。しかし,岡山国際サーキットは朝から快晴。
(最近の天気予報はぜんぜんあたらない…が,気持の良い朝)

午前10時25分の決勝のスタート時間が迫るにつれて,どんどん気温が上がり,28℃。
路面温度の上昇に合わせて足回りのセットアップに若干の修正を与えねばならない。
思案の末(ギリギリまで悩んで),ほんの少しだけ修正。

全車コースイン,グリッドまでの試走。
それぞれの選手がセットアップの確認や,タイヤの熱入れを行いながら各自のグリッドに整列する。
KCG村本選手も入念にタイヤに熱を入れる。
村本選手は,既に集中力を高め,あえて言葉は交わさないがスタートでのジャンプアップを狙っているようだ。

スタート3分前。
メカニックを含む全員がコース上から退去。
この時いつもドライバーに一言だけ言葉をかけるのだが,いつもなら「落ち着いてレースを組み立てろ」と言っているのに,なぜか今回は「行けるところまで行ってこい」と声をかけてしまった。

後から分かったことですが,この言葉を聞いてドライバーのテンションが最高潮に達してしまい,「よっしゃ!行けるとこまでいったるで!」と思ったとのこと。

フォーメーションラップ開始。
全車タイヤを温めるためにウェービング(蛇行走行)を行う。
1周のフォーメーションラップを終え,全車グリッドオン。レッドシグナル点灯。
ブラックアウト(スタート)!

村本選手は絶妙なスタートを決め,予選5番の選手に並びました…が,その選手が抜かれまいと必要以上に幅寄せを行い,村本選手に軽く接触!!
その接触で運が悪く左のドアミラーを倒され,左後方の視界を閉ざされてしまいました。
この接触にひるむことなくなんとか5番手をキープして1コーナーに進入,2コーナーから高速S字区間をクリア,アトウッドカーブに進入する時,またしても先ほどの選手が村本選手のイン側に突っ込んできました。
危険を感じた村本選手は一瞬ステアリング操作を遅らせて接触を回避し,脱出ラインをクロスさせてコーナーを抜けていったのですが,ワンメイク最高峰と言われるインターシリーズ。この2台のバトルの間に後続の選手にまで抜かれてしまいました。

この状況で一気に爆発寸前。続くバックストレートエンドのヘアピン手前でのブレーキング競争!
・・・・・・!!!?。
やってしまいました。完全なオーバースピード。ブレーキロックを起こし大きくポジションダウン。
おまけに,フロントタイヤにフラットスポットが出来てまともに止まれないような状態。

それでもなんとかリカバーしようと懸命にドライビングするも,2周目の1コーナーでまたしてもブレーキロック!コースアウト…。

なんとかコースには復帰できましたが最後尾の選手からも約400mの遅れ。
その後1台は捉えることができましたが結果は13位。
シリーズポイントも10位に後退…。

前戦もてぎ同様,ブレーキロックによってレースが終わってしまいました。
今回のレースではいろいろなアクシデントが重なり,残念な結果となりましたが,ここ数戦の経験を経て,少し表彰台が近くに見えてきた。そんな気がします。
次回第4戦鈴鹿(7月13日)は,得意なコース。今年の前半戦の締めくくりとして,「レース」を組み立てて,表彰台を目指します。

岡山決勝

KCG レーシング
ホンダエキサイティングカップワンメイクレース2008シビックシリーズ
京都コンピュータ学院自動車制御学科

京都コンピュータ学院
京都情報大学院大学

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