KCGシビック 第2戦(予選結果)

タイヤ

昨日のアクシデントがたたり結果はなんと屈辱の12位(13台中)。
マシンのセッティングは良い感じに仕上がったものの,ドライバーのコースイメージにも原因があることが判明。
ツインリンクもてぎは,ブレーキングが難しいサーキットであることから,マシンに搭載しているデータロガー(記録装置)のデータを,優勝経験のある前KCGドライバー伊藤選手のデータと比較しました。

データログ

分析の結果,村本選手のブレーキングを修正することによりタイムを約1秒削れることが判明。
村本選手は,今晩は明日の決勝に向けてイメージトレーニングです。
明日は,大丈夫か??

KCG レーシング
京都コンピュータ学院自動車制御学科

京都コンピュータ学院
京都情報大学院大学

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KCGシビック・レーシングチーム もてぎサーキットに到着

5月22日早朝

KCGシビック・レーシングチームは,ホンダエキサイティングカップワンメイクレース第2戦(5月23日~25日)が行われる茨城県もてぎサーキットに入りました。
京都を昨夜9時に出発したKCGレーシングのトランスポーターは,約800kmの長旅を経て今朝サーキットに到着。早速,モーターホーム(テント)を設営し,明日からのレースに備えます。
チームは,今日と明日のテストランを通してマシンのセッティングを行い,土曜日の公式予選を迎えます。

モーターホーム

KCG レーシング
京都コンピュータ学院自動車制御学科

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シビックの誕生

KCG レーシング

シビック(CIVIC) 1972年7月にデビュー。車名の由来は,市,市民を意味しています。
初代シビックの3ドアハッチバックスタイルは,発売と同時に国内外で大ヒット。その人気は,トヨタ・クラウンなどの上位車種から乗り替えるユーザーが出るなど,当時,四輪撤退が囁かれていたホンダを見事に復活させました。また,1972年12月よりシビックに搭載されたCVCCエンジンは,当時世界一厳しくクリアすることは不可能とまで言われていた米国のマスキー法(排気ガス規制法)を,世界で最初にクリアしたエンジンでした。この開発チームには,後の第3代社長の久米是志氏,第4代社長の川本信彦氏,ホンダの第2期F1活動の総監督を務めた,桜井淑敏氏,後藤治氏などが名を連ねています。
1974年10月,シビック初のスポーツモデルである「1200RS」が追加され,オレンジ色のボディーカラーとリアハッチの「RS」のエンブレムは,当時あこがれたスポーツカーの1台でした。
「ホンダ・ワンメークレース」は,2代目シビック発表の2年後,1981年5月,「FFスーパーシビックレース」として始まります。

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スーパーアグリがF1から撤退

KCG レーシング

スーパーアグリ、F1からの撤退発表

なんとも残念なニュースです。資金難が理由ということも,とても残念です。

日本という国は,自動車生産の技術が世界有数の国となったにも関わらず,モータースポーツがイマイチ根付かない国です。
あれこれ理由は論じられるし,考えられるのですが,根源的なところは,欧米人に比すると競争心が少ないことだと思います。そしてそれはもしかしたら,文化的というよりももっと形質人類学的なレベルの原因なのかもしれません。

アマチュアの草レースですが,あちこちのレースに参加していても,本当に競争心が旺盛な人はむしろ少なくて,どちらかというとレースの雰囲気や仲間との集いを楽しんでいる人のほうが大半です。アマチュアの草レースだから,それでよいのですが,アメリカで同様のレースに行ってみると,やはりギラギラした競争心を感じたりします。文化が違うこと,そしてその原因として,生理的な部分での違いがあるのかもしれません。

そして,日本がF1のレギュラーとして常に上位を占めることができないのは,ひとつにはF1が欧米人のビジネスであることもあるのですが,闘争心的な競争心が少ないことが原因だろうかと思えてなりません。それが必要かどうかという議論はさておき,F1をお祭りやビジネスと捉えたとしても,日本チームが撤退するのはさびしい話ですね。

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「ワンメイクレース」の見所

KCG レーシング

KCG CIVIC HONDA

全てのモータースポーツはレギュレーション(規定)により,カテゴリーごとに改造の範囲を設け,極端な性能差が出ないようにしてレースを行います。そこで各チームはその規定の範囲で,でき得る限りの高性能を備えたマシンを開発するため,優秀な人材を集めテストを繰り返しマシンの開発を行います。その開発力は,チームの資金力に比例し,資金力の高いチームがより高性能なマシンを造り,勝利を手にすることなるのが一般的です。観客からすると,速いマシンで勝つことは当然のことであり,興味はどのドライバーが一番速いのかということで想像をめぐらせますが,各マシンの性能差を単純に比べることはできず,それは永遠の謎となります。

しかし,それができるのが「ワンメイクレース」です。
「シビックワ3メイクレース」は,シビック・タイプRのみを使用し,レギュレーションはボディの補強のみでエンジンの改造は認められていないため,マシンの性能差は車体の組み付けや調整,そして重量配分(バランス)のみです。レースに勝つための要素は,チームの経験に加え,ドライバーの技能・経験などが大きな要素となります。

「シビックワンメイクレース」は数あるレースに中でも,特にドライバーの技量が問われるレースと言えます。

毎レースごとに成長していく,KCGレーシングドライバー 村本選手に応援をお願いします。

京都コンピュータ学院自動車制御学科


京都コンピュータ学院
京都情報大学院大学

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2008年度インターシリーズ開幕!KCGシビックデビュー!!

KCG レーシング

KCGシビック1

本年度は,車がシビックに変わりました。遅ればせながら,デビューの模様です。
トランスポーターから出てくるのは,出来上がったばかりのシビック。シェイクダウン初日です。

KCGシビック2

こちらはその日のパドックにて。

KCGシビック1

そして開幕戦。開幕戦の模様はKCGシビック開幕戦のニュースをご覧ください。

KCGシビックコース上

レースリザルト

京都コンピュータ学院自動車制御学科

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KCG レーシングチーム,

フェラーリ 308 GT4

セントラルサーキット,パドックから出て行くフェラーリ308GT4

実は,チームKCGのスタッフ達は,ここ数年空冷Zとはじめとして二輪にハマっていて,四輪がおろそかになっているのです。アルファロメオのデータロガーについてはそれなりに進んでいるけれど,他の車については,あまり・・。

フェラーリ308は,エンジンの再調整も済み,調子は良いのですが,そろそろ足回りがくたびれてきているので,ブッシュの交換をするついでに足回りを全部見直そうとしているところです。

あとはストックしているポルシェターボでレースカーかカフェレーサーを作成しようと目論んでいますが,低予算で勝てるレースがあまり開催されていないので,どうしたものかと思案中。

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アルファロメオとコンピュータ,データロガー

アルファロメオ 1750GTV

KCGアルファロメオ1750GTVの室内です。サーキットを走るために,軽量化と安全対策をしてあります。

データロガー

こちらはデータロガー。

車を快適に速く安全に走らせるためには,走行中の車の状態を把握し,常に変化する道路状況に応じてエンジン,サスペンションなどを最適の状態に保つことが必要です。

しかし,車を運転しながらその状態がわかる人は,経験豊かなプロドライバーなど一部の人に限られます。
現代の車には,主要な箇所にセンサーが着いており,各種のデータをデジタル数値化し解析することにより,道路状況と走行状態を的確に把握し,運転をサポートするようにできています。そういったことのために小さなコンピュータが動いているのですが,それを動かしているのが,「組込みシステム」です。

現在の自動車は,IT化が進化しており,一台に数種類の組込みシステムが搭載されています。高級車では,そういったエレクトロニクス関連の生産コストが,3割以上に達しています。

また,モータースポーツの最高峰であるF1では,レース中のマシンの状態を把握するために,120個を超えるセンサーを搭載し,送られてくる膨大なデータを解析して,300km先のゴールを目指してレースマネージメントを行っています。それらセンサーより送られる情報量は1周あたり数字に置き換えると3500万字を超える膨大なものです。

KCGのアルファにも,F1には及びませんが, いくつものセンサーを取り付けています。
その目的は,自動車制御学科で学ぶ組込み技術に必要なデータロガーシステムの解析技術の習得です。
サーキットや一般道の走行をとおして,エンジンの点火時期,エンジン回転数,アクセル開度,燃料の混合比と流量,選択ギアなどが,燃費・出力効率などにどのように関係し影響するのかを実験しています。
ヒストリックカーを選んだ理由は,最初から電子制御のパーツが一切装着されていないから,かえってそういった部品を装着しやすいことと,そしてもちろん,かっこよくて楽しい昔のアルファロメオだからです。(今の車は,エンジンが中途半端な電気モーターのようで,あまり面白いとは思えません。)

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アルファ・ロメオ 四葉のクローバー

3/2のワークショップ「クルマ・バイク好き集まれ!」にご参加ください。
クルマ・レース 京都コンピュータ学院&京都情報大学院大学
京都コンピュータ学院自動車制御学科

アルファロメオ クローバー

四葉のクローバーはアルファを守るお守り

アルファに付いている四葉のクローバーは,1910年にA.L.F.A(Anonima Lombarda Fabbrica Automobili/ロンバルダ自動車製造株式会社)として生産した第1号車である「24HP」という車のシリアル・プレートに刻印されていました。
創業1年にして「24HP」を駆って早くもレースを走り始めましたが,その第1号車に夢を託して,「四葉のクローバー」を守り神として刻み込んだのでした。
以来このマークは,主に勝利を呼ぶ幸運のお守りとしてレーシングカーに使われ,アルファのスポーツイメージには,四葉のクローバーが欠かせないものとなりました。
そして,「ジュリア」以来,スポーツイメージの強いグレードは,”クアドリフォリオベルテ”(緑の四葉)という名前と,四葉のクローバーを模ったエンブレムが与えられています。

四つ葉のクローバーは十字架に見立てられ,幸福のシンボルとして幸運を招くものです。
花言葉は,四枚葉それぞれに
faith = 誠実
hope=希望
love=愛
luck=幸運
の四つの言葉の意味が込められています。
4枚そろって,Genuine=真実・本物 の力ができあがるというわけです。

以下,イベント情報です。
京都コンピュータ学院
KCGオープンキャンパス
2月24日 KCG AWARDS 2008 -卒業研究発表会-
3月2日ワークショップ「クルマ・バイク好き集まれ!」
3月15日ワークショップ「アート・デザイン好き集まれ!」
3月30日ワークショップ「電子メッセンジャーを作ろう!」
KCGスプリングコース(一般向け春の短期集中講座)

京都情報大学院大学
KCGI入学説明会
2月24日 KCGI課程修了プロジェクトの発表

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KCGレーシングチームです。アルファ・ロメオ

3/2のワークショップ「クルマ・バイク好き集まれ!」にご参加ください。
クルマ・レース 京都コンピュータ学院&京都情報大学院大学
京都コンピュータ学院自動車制御学科

アルファロメオ 1750GTV

アルファ・ロメオはイタリアの自動車メーカーですが,ルーツはフランスにあります。
1906年,イタリアにはダラック・イタリアーナと いう会社がありました。フランスの自動車メーカー,ダラックをイタリアで生産するための会社でした。

しかし,不況の影響を受けダラック社の業績は急速に悪化。これを知った イタリアの企業家集団が,イタリア人による初めての自動車メーカーを設立すべく,ダラック・イタリアーナを買収しました。

これが1910年に誕生したA.L.F.A (ロンバルディア自動車製造株式会社)です。しかし業績が芳しくなく,1915年にニコラ・ロメオが経営に参画。これをきっかけに「アルファ・ロメオ」という名の会社が誕生したのです。

楯を表すフロントグリルで独特の顔立ちのアルファ・ロメオのエンブレムは,ミラノ市の紋章である「白地に赤い十字架」と,かつてミラノを支配したヴィスコンティ家の紋章に由来する「人を呑み込む竜」とを合わせたものです。

イタリア人による最初の自動車メーカーであったA.L.F.Aは,ミラノ市の誇であったといわれます。そのため,当初はエンブレムに「MILANO」の文字が刻まれていましたが,1972年にナポリに工場を開設したことから,エンブレムから「MILANO」の文字は消えてしまいました。

写真はKCGアルファロメオが初めて優勝したときの2005年ユーロカップです。他の同クラス出走車が全部リタイアし,完走したのがチームKCGだけという結果でしたが,ありがたいことに優勝となり,ドライバー3名が優勝盾をいただきました。

以下,イベント情報です。
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KCGオープンキャンパス
2月24日 KCG AWARDS 2008 -卒業研究発表会-
3月2日ワークショップ「クルマ・バイク好き集まれ!」
3月15日ワークショップ「アート・デザイン好き集まれ!」
3月30日ワークショップ「電子メッセンジャーを作ろう!」
KCGスプリングコース(一般向け春の短期集中講座)

京都情報大学院大学
KCGI入学説明会
2月24日 KCGI課程修了プロジェクトの発表

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