死体は語る (文春文庫)
本日はちょっと恐ろしげなタイトルの本をご紹介します。
1989年、約20年前に出版されて、昔はハードカバーでしたが今は単行本になっているようですね。
初めて読んだのはかなり昔のことですが、最近帰省した際に本棚の奥で見つけて再読しました。
タイトルからしてホラー小説の様ですが、
元監察医の先生の実体験に基づいて、数々の事例と解決に至る経緯が書かれたエッセイです。
無駄な脚色や血なまぐささも無く、法医学の知識が無くとも読みやすく書かれています。
出版当時の監察医制度の問題点についても、筆者の考えが述べられており、考えさせられます。
(ちなみに現在制度が運用されているのは東京23区、大阪市、名古屋市、横浜市、神戸市のみだそうです。京都市は1947年に導入されましたが廃止されました。)
~参考~
Wikipedia 監察医の項目