ティーポ・オーバーヒート・ミーティング2008に参加

KCG レーシング

岡山国際

(岡山国際サーキット)


kcg.eduロードスターが,ティーポ・オーバーヒート・ミーティング2008 「バトルロイヤル・スプリント・トロフィー(7周)」に出走。このカテゴリーは,フェラーリ,ポルシェなどの高性能スポーツカーをはじめ,改造制限なしの「なんでもあり」のレース形式のスポーツ走行会です。当然,パワーのある車が有利になります。(参加車のスピード差が大きく,3周で周回遅れになるほどのタイム差があります。)
kcg.eduロードスターは,改造なしのノーマル仕様のため,予選は25位でしたが,決勝では好スタートを決めて,見事10台抜きの15位。レース内容は納得のいくものでした。
この他にも,「フェラーリ・トロフィ」,「ポルシェ・スーパー・トロフィ」などのレースや,1989年頃に活躍したF1マシン(キャメル・ロータス,レイトンハウス・マーチ)のデモンストレーション・ランなど,イベント盛り沢山の車好きにはこたえられないイベントでした。
このイベントに,「KCG短期研修プログラム」に参加の中国・天津科技大学からの留学生10名も参加。レース観戦やサーキット走行などとともに,日本の蒸し暑い夏を体験しました。留学生の皆さんは,夏休みを利用してKCGにて自動車文化,CarITをはじめ日本文化について学ばれます。

ロータス

(キャメル・ロータス)



ロードスター

(kcg.eduロードスター)

JUDDV8

(レイトンハウス・マーチ JUDD V8エンジン)



KCG レーシング
ホンダエキサイティングカップワンメイクレース2008シビックシリーズ
京都コンピュータ学院自動車制御学科

京都コンピュータ学院
京都情報大学院大学

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KCGシビック(第4戦)

KCG レーシング

第4選鈴鹿


朝から真夏の太陽が照りつけ,午後には,気温33度,路面温度48度と,ドライバーとタイヤにとって厳しいコンディションでの決勝レースでした。
KCGシビックは,結果8位と残念な結果に終わりましたが,今後のマシンセッティングとドライビングについての方向性を得る貴重なレースとなりました。

学生応援団


めちゃめちゃ暑い一日でしたね。
学生応援団のみなさん,お疲れさま。

KCG レーシング
ホンダエキサイティングカップワンメイクレース2008シビックシリーズ
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KCGレーシングチーム

KCG レーシング
梅雨真っ只中。雨に関連した話題です。

一般に使用されるタイヤは,ゴムと路面の摩擦によりグリップを得ます。そしてタイヤの表面は,静粛性や低燃費,また排水性を確保するために,トレッドパターン(溝)が彫られています。これにより,私たちは,晴れた日も雨の日も同じタイヤで安全に走行することができます。
一方,レーシングタイヤは,グリップを得るための方法が異なります。一般のタイヤはゴムと路面の摩擦によりグリップを得るのに対し,レースタイヤはタイヤ表面を溶かして路面に粘着することでより大きなグリップを得ます。そのことから,乾燥舗装路面では接地面積を増加させるため,溝をなくしたスリックタイヤが使用されます。また,レーシングタイヤは溶かしてグリップを得ることから,タイヤ表面が充分に加熱されていないと本来の性能を発揮することはできません。スタート前のオープニングラップで,蛇行したり急発進を繰り返す場面を見かけますが,これはタイヤに熱を加える目的もあるのです。

レインタイヤ

この写真は,KCGシビックが使用するレインタイヤです。見た目は一般のタイヤのように見えますが,排水性を向上させるための大きな溝と,ウェットコンディションの低い路面温度でもグリップするように,非常に柔らかいゴムでできています。

(日本では道路運送車両法により,溝のないスリックタイヤは公道で使用することができません。)

レーシングカーには,デフロスター,いわゆる曇り止めのための送風機などは装備していていません。
そのため,ウェットコンディションでは,走行前に曇り止め剤を大量に吹き付けて曇らないようにします。
また,高速走行をするレースでは,ワイパーが風圧で浮いてしまい,その機能を果たさなくなるため,外側のガラス面には雨弾き剤を塗り込みます。

フロント



次戦は,第4戦鈴鹿(2008.7.12-7.13)です。

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KCGシビック 第3戦(決勝)

KCG レーシング

岡山決勝

6月8日決勝
前日の天気予報では曇り時々雨。しかし,岡山国際サーキットは朝から快晴。
(最近の天気予報はぜんぜんあたらない…が,気持の良い朝)

午前10時25分の決勝のスタート時間が迫るにつれて,どんどん気温が上がり,28℃。
路面温度の上昇に合わせて足回りのセットアップに若干の修正を与えねばならない。
思案の末(ギリギリまで悩んで),ほんの少しだけ修正。

全車コースイン,グリッドまでの試走。
それぞれの選手がセットアップの確認や,タイヤの熱入れを行いながら各自のグリッドに整列する。
KCG村本選手も入念にタイヤに熱を入れる。
村本選手は,既に集中力を高め,あえて言葉は交わさないがスタートでのジャンプアップを狙っているようだ。

スタート3分前。
メカニックを含む全員がコース上から退去。
この時いつもドライバーに一言だけ言葉をかけるのだが,いつもなら「落ち着いてレースを組み立てろ」と言っているのに,なぜか今回は「行けるところまで行ってこい」と声をかけてしまった。

後から分かったことですが,この言葉を聞いてドライバーのテンションが最高潮に達してしまい,「よっしゃ!行けるとこまでいったるで!」と思ったとのこと。

フォーメーションラップ開始。
全車タイヤを温めるためにウェービング(蛇行走行)を行う。
1周のフォーメーションラップを終え,全車グリッドオン。レッドシグナル点灯。
ブラックアウト(スタート)!

村本選手は絶妙なスタートを決め,予選5番の選手に並びました…が,その選手が抜かれまいと必要以上に幅寄せを行い,村本選手に軽く接触!!
その接触で運が悪く左のドアミラーを倒され,左後方の視界を閉ざされてしまいました。
この接触にひるむことなくなんとか5番手をキープして1コーナーに進入,2コーナーから高速S字区間をクリア,アトウッドカーブに進入する時,またしても先ほどの選手が村本選手のイン側に突っ込んできました。
危険を感じた村本選手は一瞬ステアリング操作を遅らせて接触を回避し,脱出ラインをクロスさせてコーナーを抜けていったのですが,ワンメイク最高峰と言われるインターシリーズ。この2台のバトルの間に後続の選手にまで抜かれてしまいました。

この状況で一気に爆発寸前。続くバックストレートエンドのヘアピン手前でのブレーキング競争!
・・・・・・!!!?。
やってしまいました。完全なオーバースピード。ブレーキロックを起こし大きくポジションダウン。
おまけに,フロントタイヤにフラットスポットが出来てまともに止まれないような状態。

それでもなんとかリカバーしようと懸命にドライビングするも,2周目の1コーナーでまたしてもブレーキロック!コースアウト…。

なんとかコースには復帰できましたが最後尾の選手からも約400mの遅れ。
その後1台は捉えることができましたが結果は13位。
シリーズポイントも10位に後退…。

前戦もてぎ同様,ブレーキロックによってレースが終わってしまいました。
今回のレースではいろいろなアクシデントが重なり,残念な結果となりましたが,ここ数戦の経験を経て,少し表彰台が近くに見えてきた。そんな気がします。
次回第4戦鈴鹿(7月13日)は,得意なコース。今年の前半戦の締めくくりとして,「レース」を組み立てて,表彰台を目指します。

岡山決勝

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KCGシビック 第3戦(予選)

KCG レーシング

岡山予選


6月5日(木)早朝,岡山国際は走りなれたサーキット,ドライバー自身も戸惑うことなくきっと良い結果が得られるだろうと期待をしての現地入りでした。

木曜日のテスト1日目はあいにくの雨,予定していたプログラムに若干の変更があったものの,金曜日までの2日間のテストは全体ではまずまずの仕上がりを見せていました。

土曜日予選
あれ?タイムが短縮できない・・・なんで??
昨日までの仕上がり具合を考えると,もっと上位を狙えるはずなのに・・・・?。
予選終了。
結局6位。
上位陣は開幕戦とほぼ同じ顔ぶれ。

早速,データロガーからデータをダウンロードし解析。
・・・・・。 ん?
やってしまった。またしても,ミス?ミス!ミスです。

以下,データ解析による状況解説。
ファーストアタック,気合いを入れすぎて,2コーナーでインに付けずタイムロス。
出したタイムが1分46秒07,ロスしたタイムが0.6秒。

続いて,セカンドアタック。
1~2コーナーを無難にまとめて,ファーストアタックより0.33秒タイムを削ってアトウッドカーブに進入!
・・・ん?
またしても欲張り(オーバースピード)すぎてオーバーラン。
・・・・。

気を取り直して3回目のアタックに挑むも,時すでに遅し。
スリックタイヤの発熱の良いところは既に超えてしまい,思うようなグリップ力は得られずに結局1分46秒06どまり。

きちんとまとめ上げていれば3番手は確実だったのに残念でなりません。
しかし,ペースは悪くないので明日の決勝に期待しつつ,気持ちを切り替えてサーキットをあとにしました。

タイヤ

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KCGレーシングチーム マツダスピードカップ サーキットトライアルに参加

KCG レーシング

RX-7

6月7日,岡山国際サーキットで行われた,マツダスピードカップ サーキットトライアルに参加しました。
このイベントは,他車を追い越して順位を決めるのではなく,規定時間内にサーキットを周回走行してベストラップタイムで順位を決定するので,自由に各自のペースで走ることができます。
この大会はマツダ車しか参加できないため,KCGレーシングチームからは2台がエントリーしました。
「2008 パーティレース」に出場しているkcg.eduロードスターは,セッティングとタイヤテスト,また他の選手との情報交換のために。もう1台のRX-7は,京都コンピュータ学院自動車制御学科の実習車両です。この車には昨年度の卒業実習で制作した,エンジンの回転計とアクセルの開口値をデジタルで表示する計測器が組み込んであります。この計測器の動作チェックは市内の公道だけで行ったため,アクセルの開口値については十分なチェックができませんでしたが,今回の走行で正常に動作していることが確認できました。
また,同日は岡山国際サーキットでは,ホンダエキサイティングカップワンメイクレース2008シビックシリーズ 第3戦も開催されており,この日のサーキットはkcg.eduがあふれていました。

ロードスター

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KCGシビック 第3戦(2日目)

KCG レーシング

岡山2日目


昨日午後のウエットコンディションでの走行で,左フロントに少しダメージを受けましたが修復も完了し,今日はドライでの走行です。
今日のテストでの他の選手のタイムをチェックしてみると,なんと3番目!!
しかし,まだまだ満足できるセットが見つからず試行錯誤の状態です。
明日の予選に備えてイメージトレーニング中。

??なぜか今回は,4速ギヤが壊れるトラブルが続出しているようです。??

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KCGシビック 第3戦(初日)

KCG レーシング

okayama0605

今日から第3戦岡山国際が始まります。
今週は梅雨入りの影響もあって微妙な天気になりそうです。
朝から空は曇り空で今にも雨が降りそうでしたが,お昼前より雨が降ってきました。
幸いにも午前の2回の走行はドライで走ることができました。
ドライバーはお昼の休憩を利用して,過去の記憶と車載映像を照らし合わせて,イメージトレーニングをしていますが,・・・午後の走行は雨のセッティングになります。

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KCGシビック 第2戦(決勝コースアウトの原因解析)

KCG レーシング

決勝のデータログ解析


第2戦の決勝レースでのコースアウト(11周目)について,車載のデータロガーのデータをもとに原因を解析・検証しました。

ドライバーのコメントでは,ブレーキングの開始を遅らせたらロックしてしまった,ということでしたが・・・。

データの解析からは,ブレーキングポイントはその前の周回よりむしろ手前から開始されていました。
それではなぜドライバーはそのような勘違いをしたのか?
その理由は,ダウンヒルストレート手前のヘアピンコーナーにありました。
ペースアップをはかったドライバーは,ヘアピンコーナーをそれまでの周回よりも速い速度で旋回し立ち上り加速して行きます。
それによりダウンヒルストレートでの速度が上がり,速度感覚と距離感がずれてしまい,慌てて急激なブレーキングを行ったため,結果,タイヤがロックしコースアウトをしてしまったというものです。

・・・・・このように走行中の車の状態を解析することにより,その原因を追求することができます。一般の車にもこのようなデータロガーを搭載すれば,事故原因の究明と未然防止が可能になりますね。

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KCGシビック 第2戦(決勝)

KCG レーシング

もてぎ決勝スタート前


残念ながら結果は12位に終わりました。
スタート前には雨もあがり路面は乾き始めましたが,村本選手のイン側のグリッドは路面の乾いていない不利な状況でスタート。オープニングラップで2台を抜いて10位にジャンプアップ。その後もコンスタントにラップタイムを刻み,7週目に上位の1台がコースアウトをして9位に浮上。
続く8週目には1コーナーで1台をパスして8位となり,残り4周に上位入賞をかけペースアップをしました。ところが11週目に痛恨のミス!やってしまいました。ダウンヒルストレート後のブレーキングでタイヤをロックさせコースアウト。
コースには復帰しましたが,タイヤとホイールの間に砂利が入り込み,まともにドライブできない状態でフィニッシュ。レースを終えました。
残念な結果となりましたが,アクシデントによるセッティング不足にもかかわらず,決勝レースでは,予選で1秒以上離されていた選手達とも互角以上に渡り合えるタイムを出すなど,次戦につながるレースであったと思います。
次戦(第3戦)は,6月7日~8日岡山国際サーキットです。
KCGでは,学生の応援・観戦ツアーを企画しています。

もてぎ決勝スタート前


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