GoogleロゴにはBETAがよく似合う
先日書いた,だんご庄のWebのカウンタが1000を超えていて驚き,Gogleのブラウザ発表に驚き,ダウンロード可能になるのはまだかまだかと思いながら,寝た。
それが今日,ダウンロード可能となっていたので早速使ってみた。こちらでは,マンガで機能説明してある。少し使ったが,BETA版と言えど各種設定やメッセージもちゃんと日本語対応されている。また,今使っているブラウザからのブックマーク・履歴・パスワードのデータ移行も行ってくれ,至れり尽くせり。
良い
・ 履歴機能が,Googleデスクトップ検索のようなタイムライン表示で良さげ
・ JavaScriptの開発環境が付いてて,これがおまけレベルを超えていて素晴らしそう。
・ タブひとつひとつが別プロセスなので,対クラッシュ性良し。
・ ショートカットが,あたかもアプリのように使え,秀逸。
・ アドレスバー*1の使い勝手が良い。アドレスバーと履歴含む検索ボックス等の統合。
・ レンダリングエンジンが速度に定評あるSafariのWebKitなので,速い部類*2 。
他には,タブのドラッグ&ドロップ。既に開いたタブを,別ウインドウに追い出すにはiGoogleライクにウインドウ外に出せば良いだけ。新規ウインドウで開く。既に開いているウインドウに加えることも,同様。統合も簡単。小気味良く,便利。
良くない
タブひとつが1プロセスとして独立しているので,ブラウザ全体に影響しない。ということだったのだけど,あるひとつタブの(プロセスの)CPU占有率が高くなったので,そのプロセスだけタスクマネージャで落としたら,ブラウザが丸ごと全部落ちた。あれ? 別に偶に落ちるのはいいんだ。その後に,原状復帰してくれれば。しかし,その機能はまだ実装されていない様子。そして事象再現せず。
他に関しては,「良くない」というよりそういう信念で作られた製品なので,気になるのはこれぐらい。
「アプリケーションのショートカットの作成」が秀逸という話。これは単なるURLショートカットのようなものに見えるんだが,起動すると,ローカルアプリケーションのように動く(見せる)。
他ブラウザでも,メニューバーやメニューボタン,検索バーを非表示としてGMail等のWebアプリを動かすやり方はあるが,これはそれとは違う。タスクバーに出るアイコンもそのWebのFaviconになるし,そのウィンドウ内でリンクを開けば同一ウィンドウに新規タブが出来上がるのではなく,別のウインドウで開く。振る舞いが限りなくローカルアプリに近くなっている。
使うの?
Google製だけあって,GoogleのWebアプリと親和性が高く,GMailとGoogleカレンダーで常用してみようかと思う。それ以外は,Firefox3のアドオンと離れられない体になっているので,様子見。
まあ,Googleは,ケータイプラットフォームのAndroidを作っていて,その中にはWebブラウザも含まれるので,いつかはPC用ブラウザを出してくるかなとは思っていたが,面白いものを作ってきたなという感じ。AppleのSafariに加え,今後が楽しみなブラウザの1つ。
(9/04 01:32追記)
Web体感速度を劇的に速める「Google Chrome」の狙いとは
を見ると,JSのエンジンはWebKitじゃなくてGoogle独自開発で,バカっぱやとの事。うーん,GoogleのWebアプリじゃ全然体感できん。だったのだが,Google Docsとかを見ると,体感可能。俺,Firefoxにアドオン入れ過ぎてかなり重くなってるな。ちょっと見直そうか。
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*1 : Google Chromeではワンボックスと呼称
*2 : そもそもSafariとFirefox3は体感同じぐらいなので,ワクワク感無し。