TPOによっては強いメッセージ性を持つ名作Tシャツ
やあ。
入院付き添いも慣れっこになり,朝から「特ダネ」を見てると妊婦ヌードが流行ってるという特集。そう,芸能人みたいなやつ。まあ,人それぞれでいいんじゃないかと思う。でも,手ブラや旦那が半裸というのはやりすぎじゃないのと思った。
今日はユニクロで買ったTシャツを着てようかと思ったが,冷静にプリントを見ると,これが大失敗。ディグダグTシャツは,産婦人科で着るには相応しくない。危ない危ない。
出産に関する一通りはよくある冊子で学んだが,出産時に子供はグルグル回りながら生まれると知り,とても驚く。「それってエヴァのエントリープラグみたいな感じ?」と言うと気持ち良く無視されたりして院内で過ごす。
点滴を受け陣痛が始まると,痛みにより食事を摂る事が可能な状態じゃなくなる。なので,付き添いの俺がほとんど食べることなる。食事が美味しくて最も嬉しいふたつは,病院と結婚披露宴だ。
前もって話し合った結果,出産には立ち会わない事にしていたので,その間は分娩室近くの陣痛室で待つ段取りとなっている。そうこの部屋だ。
お産に繋がる激しい陣痛がつきだす(陣痛は「つく」と表現するのを知った)と,背中をマッサージして痛みを和らげてあげることができる。というより,付き添いで男がしてやれる唯一の事がこれだ。それだけだが,付き添いをする意味は十分あると思う。
そうこうして,付き添いを始めてから数日後の正午あたりに分娩室入り。壮絶という言葉以外,俺のボキャブラリーから出てこない。詩人になる勉強をしておくべきだった。