レビュー:iPad 2の Smart Coverは便利すぎるので全員買うべきだ

iPad Smart Cover(スマートカバー) (Red Cover(革製))

やあ。

iPad 2のアクセサリで一番注目していた風呂の蓋こと Smart Cover のインプレッション。このスマートカバーは,素材がポリウレタンか革で2種類,色はそれぞれ5色ずつで計10色用意されている。

アップル – Smart Cover – iPadを守って,立てて,彩るカバー。

革製品が好きで,最近やっとデジタルガジェットと組み合わせる革製品が出てきて嬉しい。電子機器と革というのはサイコーにカッコいいんだよ! といっても,まともな革製品は少なく,そしてそれが高いのは世の常で,ヘンテコリンな安い合皮製品を買うぐらいなら樹脂製の方が格好良い。この Smart Coverも革製は樹脂製3,980円に対して6,980円と高価。

Smart Cover (PRODUCT) RED パッケージ

ごめんこれ実物と色が違う

店頭で実物の色を確認しやすい透明パッケージ。水色や緑も可愛いかったが,レザーの赤を購入。赤は,iPodでもそうだが (PRODUCT) REDというApple Store限定色。

Smart Cover (PRODUCT) RED パッケージ裏

裏側

パッケージ反対側は,磁石で適切な位置に付くよ,レザーケースはアニリン染料で染めてあるよ,閉じたり開けたりするだけでスリープしたり解除したりできるよ,を日本語含む6ヶ国語で書いてある。

Smart Cover (PRODUCT) RED 取説

どんだけ簡素やねん

開封すると,使い方のイラストが書いてある。取説の紙なんて無く,使い方はこれだけ。文字も無し。保護フィルムどけろ,そして iPadに引っ付けろの絵だけ。恐ろしいくらいにシンプル。

Smart Cover (PRODUCT) RED 印字

(PRODUCT)REDの印字

液晶と接する面には Designed by Apple in California Assembled in China というどのApple製品にも書いてある,いつもの文言が書いてある。ほんのり起毛。

Smart Cover (PRODUCT) RED 本体装着面

ふつくしい…

iPad側には一切の凹凸は無く,Smart Cover側にあるヒンジのほぼ全面にマグネットが入っている。結構強力な磁力でくっ付ける仕組み。iPad側にもカバーより微弱だがマグネットが仕込んであり,適当に扱ってもこのようにギチギチピッタリに嫌でも位置が合う。マグネットだから外すのも簡単。邪魔だったら外してポイ,そしてまたスチャッ。

Smart Cover (PRODUCT) RED と iPad2白

ポリウレタン製は裏地がグレーだけど革製は同色

ヒンジのみならず,カバーの端にもマグネットが入れてあり液晶面に吸着する。ここは,それほど強い磁力ではないので指1本でめくることができる。

驚くほど便利なのは,カバーをめくるとiPadのスリープが解除される機能。

これは経験しないと「ふーん,で? スリープ解除なんて,ホームボタン軽く押してスライダをシュッと数センチ動かすだけじゃない。そんな簡単な事を省いたって,たかがしれてるじゃない。バカなの?」と誰もが思うだろう。

しかし,全然面倒じゃないと思っていたこのロック解除動作,それが無くなる事によって得られる快適さは想像以上だ。

Smart Cover (PRODUCT) RED 折り畳み状態1

折り畳んでみた

キーボードは20年前から足を立てない派だけど,iPadに関しては角度を付けたほうがずっとソフトウェアキーボードのタイピングがしやすくなる。画面も見やすい絶妙な角度。

Smart Cover (PRODUCT) RED 折り畳み状態2

立ててみた

動画を見たりするにはこの状態。不安定さは皆無。

と,ここまでべた褒めしてきたが,欠点も挙げていこう。

まず,ヒンジは左右どちらにでも吸着する訳じゃなく,左のみなので,右側にめくりたいんだ! という人は使いづらいかも知れない。

ただこれは iPadは iPhoneと違い上下に画面回転を許すので,反対に持てばいいだけじゃない → それじゃホームボタンが上になるから使いづらいだろ → iOS 4.3じゃ有効化されなかったけどホームボタン不要のマルチタッチジェスチャがもうすぐ導入されそうだよ → ボリューム調整が上下逆で左下じゃ使いづらくね? → ごもっとも(自己完結)

そして先程の問題と一緒だが,横スタンド状態にしたときにホームボタンが必ず左側になる。俺は,右手で押す癖があったので,少し違和感を感じるがこれは慣れの問題だと思う。(ん? 縦スタンド状態にした時はホームボタン右側か。これも慣れの問題で大丈夫か?)

次に,縦位置で画面を立てる事ができない問題がある。外付けキーボードを使ってる時に欲しい,縦位置で立たせるというのが,基本的にできない。基本的にと書いたのは,試してみるとなんとか立つからなんだが,完全に直立なので少しの衝撃で倒れると思う。

最後に,裏のアルミ面はカバーできない。アルミは固い素材じゃないので,カバンの中に無造作に突っ込んでおくと小キズだらけになるだろう。これは,使いやすさや重量との兼ね合いなので欠点というより特徴。

俺も,カバンの中で一番便利な iPadを一番使い易くするのが重要だと気付いてからは,他の傷つけそうなものをカバーすれば良いと考えることにした。iPad1は持ち運び用のケースに入れて使っていたが,ケースから取り出す,ホームボタンを押す,ロックを解除の3ステップが必要で結構面倒だったがこれで改善した。

この Smart Coverは,iPad1のApple純正ケースがどうも好きになれなかった人も,満足できるんじゃないかな。

YouTube Preview Image

これ見せればこんな長文不要だったんじゃないか…

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iPad 2ファーストインプレッション

iPad2 白

やあ。

延期で発売日未定だったiPad2が,明日から売るんだからね!と昨日発表された。3月に発売になっているUSAでも,毎日入荷するけど毎日売切れて,手に入れるには毎朝7時から並びやがれブラザー! と言われる。その世界中で売れに売れまくりの iPad2 だ。

Twitter / @ogawa otouto: @10shiyuki USではこんな感じでした ht …

勿論買ったので少しだけレビュー。

iPad2 美しすぎる箱

お馴染みの金が掛かった箱

もう慣れっこなので感動しないが,電子機器では考えられない豪華な箱。貴金属でも入ってるのかレベル。ギークだけじゃなく,おそらく婦女子の心にも刺さるはずだ。今回は黒と白のカラバリ展開なので,箱もちゃんと2種類の憎たらしい仕様。iPad 2とは記載されていない。

iPad2 相変わらず隙間無し

はみ出まんがな

箱を開けると,全面を保護フィルムに覆われた iPadといきなりご対面。ありがちな無粋な注意書きの紙なんて乗っかっていない。そして,箱とiPadのフットプリントはほぼ同じで,これでもかっていうくらいギチギチサイズ。角にダンゴムシも通れない程の隙間がある程度。

iPad2 背面プリント

表記は進化なし

電波法改正の為,iPhone4では技適マークを本体に印字していなくても情報画面などで表示すればokになった。(初期型は技適マーク有りの日本仕様だが,途中から無しのグローバル表記に変更)

総務省|特定無線設備の技術基準適合証明等に関する規則及び 端末機器の技術基準適合認定等に関する規則の 各一部を改正する省令案に係る意見募集の結果
(漢字多すぎて中国語かと思った)

のはずなのだが,iPad2は初代と変わらず技適マークがある日本仕様。シリアル番号も入ってたりと,iPhoneとの相違も多い。

iPad2 付属品

トレイのアールにシビれる。

iPad本体を取り出すと旧型同様,付属品のUSB ACアダプタとUSB Dockケーブルが収まっている。樹脂トレイはiPad2の背面にあわせてアールを付けてある品。隅っこはダンゴムシが通(以下略)

iOSデバイスに限らずMac含めApple製品の,新しいヤツを買った時の移行作業は驚くほど簡単で,乗り換えハードルの低さは異常だ。今回も,旧型の勝手に取られるバックアップデータを「復元」させるだけ。困るのはWiFiのパスワードを忘れているぐらいだ。あとはすぐに新型で全く同じ事ができるようになり,クラスメイトや同僚に,え?なに?ああiPad2て分かった? 白はやっぱ目立つかなあ,と話し掛けられるのを待つばかりだ。

見た目や手にした感じは,旧型MacBook Airの端面デザインと同様に,なんじゃこの薄さはー! 板かよ! ケーキ切れるだろこれ! いや切れなくてもトンカツの下ごしらえで肉にトントンするのにピッタリじゃない!?となる。iPhoneを使ってる人ならば,iPod touch最新型を手にした時のあの驚きと一緒だ。

肝心の使い勝手は,宣伝通りのCPUパワー2倍グラフィックパワー最大9倍をギンギンに感じさせる速さ。メモリ倍増なので,Safariが快適過ぎて泡を吹く。何から何まで想像通りで,これ以上何書けば良いか思いつかない。それぐらい自然。

つまりいつものiOS機の感想と一緒。

「もう戻れないし戻りたくない」

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#prayforjapan

#prayforjapan

やあ。

これを見ているあなたは,大地震が起こったことを知っていて,TVの情報もそれなりの時間を見て知っていて,Webで情報を観ている方はさらに被災に関する情報を知っている事だと思う。

さらにtwitterをやっている人は,それに加えて様々な良い情報や良かれと思い拡散するデマ情報が錯綜している事も知っている事だろう。その中からひとつだけ言及してみる。

Twitter / Search – #prayforjapan
地震が起きた当日,twitterを見ていた。地震発生の情報が国外に伝わり,世界中の人が #prayforjapan ハッシュタグで日本に向けてメッセージをくれている事を知り,胸が熱くなった。

#prayforjapan – I4PC
そして,その後 instagram(写真系SNS)で #prayforjapanタグが付けられた被災した方を元気付けようとする沢山の写真を見て,更に胸が熱くなった。写真に言語の壁はない。

地震発生後、Twitterで投稿された心に残るつぶやき
そして今日,「Twitterで話題になってみんなが心に残ったつぶやき」を見て,休日出勤してるんだが何故か液晶ディスプレイのピクセルがやたらと滲んで仕事が出来なくなったので,ブログ書いてる。

» 「prayforjapan.jp」を立ち上げました【東北太平洋沖地震】 │ もっちブログ
作った人のブログを読んで身震いした。今の科学力では,地震を完全に予知し回避することはまだまだ不可能だが,Webと人の祈りはエントロピーを凌駕した。

何をしなければならないか。そして,何をしてはいけないか。また,何ができるか,何ができるようにならないといけないか,そんな事を思った午後。

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