今日が最終日でした。
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William Kentridge
-What We See & What We Know-
歩きながら歴史を考える
そしてドローイングは動き始めた…
9月4~10月18日
京都国立近代美術館
彼William Kentridgeは南アフリカのヨハネスブルク在住の芸術家です。
1955年生まれで,
1980年代末から素描(ドローイング)をコマ撮りした手描きアニメーション・フィルムを制作・発表されてきたそうです。
彼の,素描でコマ撮り・・・とは木炭で一枚の絵を描き,次のフレームでは最初の絵を手直しして少しだけ動かし,さらに次のフレームではもう少し動かし・・・・と進んで行きます。
そして撮影した多くの断片やシーンを現像後,編集で繋げます。
(ビデオカメラでも大変なのにフィルムで撮影されてます!)
作品の中には素描だけではなく実写との合成も多く見られました。
とても多彩な方で,若い時は演劇を学んでいたこともあるそうです。
今回のいくつかの作品の中にも自分自身を登場させています。
アナログな手法なのに(だからこそ?)多彩な技法や見せ方に挑戦されていて,
ワクワクするような作品もたくさんありました。
重い政治的なテーマを扱っている作品も素朴な素描の線だと少し緩和されるような気がします。
来年には東京国立近代美術館と広島市現代美術館でも開催されるそうです。
ぜひ彼の作品に触れてみてください。
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京都コンピュータ学院鴨川校アート・デザイン学系では
コマアニメーションが学べる授業もあります。
学生の皆さんも制作に没頭・挑戦中です!がんばれ^0^/