定期試験もいよいよ始まり,
学生さんは日々,試験勉強に忙しいことと思います!
肝心の私はというと,相変わらず,まったりと試験勉強をして,
土日の間に第1章を終えたところです。
サラッとやっただけなので,ペース的には早くはないと思うのですが,
確認も兼ねて,章末問題にチャレンジしてみました。
ひっかかったのは,やはり苦手な命題の問題。
[問題]
論理式 P,Q がいずれも真であるとき,論理式 R の真偽にかかわらず,
真になる式はどれか。"¬" は否定,"∨" は論理和,"∧" は論理積,
"→" は含意(真→偽になるときに限り,結果が偽となる2項ブール演算)を表す。
[選択肢]
(ア) (( P → Q ) ∧ ( Q → P )) → R
(イ) (( P → ¬Q ) ∨ ( Q → P )) → ( R → ¬Q )
(ウ) (( P → Q ) ∨ ( Q → ¬P )) → ( Q → R )
(エ) (( P → Q ) ∧ ( ¬( Q → ¬P ) )) → R
考え方は,以下のとおり。
まず,論理式 R の真偽にかかわらず,式が真になるには,
青色の部分が偽であるものを選べば良い,ということになります。
その理由は,問題文より,"→" は真→偽のときにのみ偽になるとあるので,
左の論理式が偽である時点で,真→偽が成立しなくなり,式は必ず真になるからです。
以上のことをふまえると,
(ア) 左の論理式 = (( 真 ) ∧ ( 真 )) = 真
(イ) 左の論理式 = (( 偽 ) ∨ ( 真 )) = 真
(ウ) 左の論理式 = (( 偽 ) ∨ ( 偽 )) = 偽
(エ) 左の論理式 = (( 真 ) ∧ ( ¬( 偽 ))) = (( 真 ) ∧ ( 真 )) = 真
よって,答えは (ウ) になります。
…で,どう考えていけば答えが分かるのか,上のような感じで分かってたにもかかわらず,
なぜこの問題でひっかかっちゃったのかというと,
左の論理式が偽になる選択肢の求め方が分からなかったから!
何回考えても,解説を読んでも分からなくて,
どうしてだろう…ってずっと考えていたら,重大なことに気が付きました。
問題文の赤字の部分を読み飛ばしてるー!!??
そりゃあ,真理値表も作れないし,解説見ても分かるわけないってことで。
誰にでもミスはあるとはいえ,
学生さんのことは言えないなぁ,と痛感した1日でした(汗)