「情報」授業支援セミナー

20080524

こちらの記事にもありますように
今日はKCGI京都駅前サテライトにて「情報倫理」をテーマにしたセミナーが開催され‥
今回はお手伝いを仰せつかっていなかったので、
満員の実習室(↑写真)の隅の方でのんびり聴講してきました。

最初の講師は京都府警のハイテク犯罪対策室の方でしたが、
現場で扱われた具体的な事例が幾つか紹介されて、なかなか興味深い内容でした。
(報道やうわさレベルでなんとなく耳にしたことがあっても‥
 やはり専門家にまとめて紹介されると迫力を感じますね。)

「教育現場における著作権」の方は‥
著作権の基礎的な解説から始まり、教育現場に特化した事例へ、
最後はOSS、GPLやCCなど情報科学・情報産業に関連する話題と、丁寧な展開でした。
普段、法について学ぶ機会はあまりないですので‥
時代に即した法を学術的な面(?)から検討する場合の議論の進め方などを、
少し考えさせられて面白かったです。

以下は少し余談ですが‥
質疑応答の時間に、
「高校生のパソコンに対する関心は低下する一方で、
 携帯電話によるインターネット利用は増えている」という指摘が出たのですが、
先週の研究会の講演の1つで
「家電製品や車などに対する若者の関心は、
 その製品の世帯普及率が上昇するのと反比例して低下するのではないか?」
という提案があったことが思い出されました。

世帯普及率との相関はともかく‥

私が昨年まで出講していた京都市内のある大学では、
大学側で学生全員にメールアカウントを用意し、
実習室や自宅のPC、そして携帯から、ウェブメールを利用できるようになっていたのですが‥
講義に関して学生から届くメールは驚いたことに
全て(!)携帯のメールアドレスからでした。 (@_@;
# 大学のウェブメールお構いなしか~い(髭男爵)

文系学部の学生さんが対象だったから‥というのもあるかもしれませんが、
今の一般の(IT系でない)10代・20代の私用でのネット利用は、
PCからより携帯からの方が多数派ではないか?という印象があります。

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