ガンダムとスタジオジブリでビアガーデンにおける年齢差会話力を鍛える

京都タワーホテルビアガーデン

あの上に如意棒刺してみたい

やあ。

先週の夜の特別講義は,天気も良く無事終了。このような完璧な気候でのビアガーデンは生涯で初めてだ。素晴らしい。京都タワーホテルは京都駅の正面なのでアクセスも良い。京都タワービアバイキング

こういうイベントに参加してくる学生というのは,得てして良いアンテナを持っている学生が多いように思う。なので誰と話していても,かなり面白い。今回は,やたらと体育会系が多かった。しかも格闘技系。貫禄ある彼は,俺と同じ182cmの身長なのに俺の1.5倍以上の体重を持つ。腕が太いのなんの。酒癖悪くなくて本当に良かったよ!! 絶対止められん。

盛り上がる学生同士も,ケータイの赤外線通信で連絡先を交換していた。俺は,ケータイ独自文化に疎くて,赤外線通信を2度ぐらいしかしたことがない。今はiPhoneなので,やりたくても出来ないが,かなり昔にメアド交換をした時の事。帰って見てみると,なんとメアドだけじゃなくてケータイの番号や,住所まで転送されてた。メアドの交換という話の流れだったのに。設定があるんだろうけど,女の子は気をつけないとな。使いこなしてこそのサービスでありテクノロジーだ。

それはさておき,10年も年齢が違うとこのような場では,共通の会話を見つける事にたえず苦心する。会社のように上司と部下という絶対的関係ではなく,学生とセンセーなので俺が歩み寄らないとならない。難しい話も勿論良いが,そればかりではつまらんだろうから,普段授業で話さないような事を話した。如何にこの業界がエキサイティングかという事や,俺が何故この業界を志望したかとか,デスマーチってどんな状態か,とか。

他は自然発生的な取り留めも無い会話。意外なのは,ガンダム話。彼らは,完璧にガンダム世代では無いのだが,俺と同世代の,地球の重力に魂を引かれているガンヲタと同じパッションを感じる。俺はというと,厳密にはガンダム世代ではないので,あまり詳しくない。まあ,有名なシーンは知っている程度。今,Ζガンダムの再放送を見ているので,そのガンダム学生ともなんとか会話を成立させる事にも成功。

そもそも,ガンダムブームなんて,一時のものであって,すぐにほとぼりも冷めるんだろうと思っていた。しかし全くその気配はなく,最近はもうこれは普遍的な日本文化であって,20世紀に生まれし者として知っておかなければならない,基本スキルなのではないかと思う。

他は,永遠の鉄板ネタ,ジブリ映画。俺,初めてだよ!! 俺以外で「平成狸合戦ぽんぽこ」を推すやつ見たの。いつもこの話すると全人格を否定するかのような眼差ししか飛んでこないのに!! キミはホントいいやつだな!! 他には,トトロは何が面白いのか全く分からず毎回間違いなく寝てぶわーっとなるとこと猫バスが来るところの音量がデカいシーンで目が覚めるとか,高校生の時に耳すま(耳をすませば)をデートで見に行ってあまりのラストシーンの子供騙しに愕然としたとか,アニメに出てくる一番良い女はくれ豚(紅の豚)のジーナさんに間違いない,カリ城(カリオストロの城)のように水路に落ちて流されたら絶対平泳ぎを選択すべきだとか,ラピュタの崩壊のパスワードは短過ぎるだろ言うだろ3文字じゃとか,火垂るの墓とトトロは2本立て上映されていて映画館から出てくる親子は地獄と天国を見せられたような表情で出てくるのを庵野秀明(エヴァの監督)は毎日映画館前で見るのが日課だった。とか話したような,話してないような。

今気付いた。10歳少し離れた男と話すのは,2歳離れた女性と話すようなものだな。なんだ,コンパと変わらんじゃないか。

書き出しからこんな結論に導かれるなんて夢にも思わんかった。

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