急性虫垂炎で入院の巻(検査編1)

腕チューブ

チューブ付き人間

風邪だと思い込んでいるというか,そうであって欲しいと願っている私でも少しは調べます。しかし,そうであって欲しいと願いすぎていた為,ほんとに軽過ぎました。可能性はゼロじゃないなら,もっとちゃんと調べましょう。たとえ,自分では可能性がゼロだと思っていても,それは当てにはならない事なので調べなければなりません。開発のテスト工程でも大事な事です。

虫垂炎。右側腹部に痛みがあって,その痛みは押している時よりも離した時に痛みが広がるそうな。とりあえず,押してみる。ああ,痛い。離してみる。痛み収まる。押してみる。やっぱり痛い。もっと押してみる。もっと痛い。さらに押し…押さない。さて,これは虫垂炎ではない?

ベッドから起き上がる時は,お腹に力が入るとそこそこ痛い。なので,起き上がったり寝込んだりは,慎重。地雷地帯にそうするかのように。痛み自体は,そういえば昨日よりも,僅かに痛くなってる気がする。

そうこうして,京都駅近くの武田病院へ到着。この病院,同じく京都駅から近い京都駅前校で,救急車を呼ぶ事があれば担ぎ込まれるであろう病院です。早速受け付けへ。まずは風邪であって欲しいので,内科の受付を申請。しばらく待つ。待つ。もうちょっと待つ。さらに待…って,ここもかなり待つやんけーー! ちきしょうちきしょう,病院なんてどこも一緒なのか。日々是勉強。がっくりしていると,やっと名前を呼ばれ診察室へ入室。やたらと,お腹の痛みに関しての質問が多い。

・ 痛みは,みぞおちから右側へ移動しましたか? →してません。
・ こうやって押して離すと,痛みが広がりますか? →痛みが広がるというのがどんな感じなのかよくわかりませんが,押した方がそりゃ痛いです。
・ 腹部の痛みはいつからですか? →高熱が大変だったのでよく覚えてないが,昨日の朝(水曜日)からでしょうか。
・ 歩いていてお腹に響いて痛くないですか? →歩くのは全然大丈夫です。

そして,先生の口が開く。年齢からも考えて9割方,急性虫垂炎です。急性虫垂炎です。急性虫垂…。
ああ,頭の中でリフレイン。検査を幾つか受けてください。それと,外科の受付をしておきますはい,次の人どーぞ。大変だ,急性虫垂炎だ。手術か? そうなると,仕事を休まないとならない。どれぐらい入院しないとならないのか,検討がつかないが,今週末のレースは絶望的だろう。ああ,出場したかったなあ。

– 採血 –

と頭を抱えていると,ベテラン看護士(つまりオバサン)の案内により,採血する処置室へ1名様ご案内。採血は慣れっこ。いつもの採血と違ったのは,なんかアタッチメントを介して注射器を使用。その後,それにチューブを装着した状態で伸縮ネットで保護し,完了。次の検査へどうぞとの事。なんだこれ,と思い聞くと,他の検査でも使うとの事。痛み小。

– 超音波検査 –

エコー検査(Wikipedia)。略してエコーと呼ばれていた気が。これ,胎児の成長を確認するときにも使うやつで,テレビとかでもお馴染みですな。初エコー。アンメルツヨコヨコみたいなデバイスで,痛みがある部分を重点的にグリグリとされる。ローションみたいなものを塗布されヌルヌル&グリグリ。リアルタイム映像は,本人も見る事が出来る。しかし見てもよく分からない。あまりにも分からないので,ほーら,パパでちゅよー元気でちゅかーと言おうとしたが,エコー技師のお姉さんの笑いを取る自身がなかったので断念。痛み無し。

(明日の検査編2へ続く)

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急性虫垂炎で入院の巻(1)

待望の新章(なんのだ)突入!!
~プロローグ~

・火曜日

レースを週末に控えたある日の夜。今回も全く練習ができなかった。こりゃまたしても勝つ望み薄だな。しかし,出場するからには最低限のメンテナンスはしないとならない。直前には作業をしたくない(してはいけないのが鉄則だけど,守れていません)から,この曜日(の帰宅後)とこの曜日(の帰宅後)を使って…と思案。

仕事後なので,頭があまり明瞭に働かないなあ。あれ,頭痛がする。知恵熱? ちょっと熱を計ってみよう。37.5度。なんてことだ,今晩は大人しく寝ることにしよう。週末までには治さなければならない。

・水曜日

翌朝。38.5度。おお,38度を超えると全く何もできる/する気がしない。いつ以来だこんな高熱。大人しくお休みを貰いベッド生活。症状は,高熱。腹部は,ベッドから起き上がったりする時のみ痛い。風邪による,体の痛みだと思い,安静。動かないので痛みも殆ど無し。

・木曜日

同じく 37.0度。少し落ち着いてきたが,まだ完治しない為病院へ行く。職場には,同じく休みを貰うが,注射でも打ってもらい出勤を考えようと,出勤途中にある武田病院へ。病院というのはえてして凄く待たされるもので,それが軽く人として待てる限界値を超える。電話すると,午前中は空いているというので,それを信じ病院へ向かう。近所の行き着けの病院が休みだったのと,気分も前日より悪くないことも理由。こうなりゃ,注射一発で完治でしょー!! 太いの一発頼みますよ,センセー!!

この時は,まさかこんな初体験尽くしの日々を迎える事にことになろうとは,夢にも思わないタカギトシユキであった。

(続く)

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MoMA スカイアンブレラ

スカイアンブレラ

いつでも晴天。

普段使っている傘(その1)。

MoMA(Wikipedia)で売っている傘。MoMA(モマ)とはニューヨーク近代美術館の事で,様々なオリジナルグッズがあり,これもそのひとつ。広げると表面は黒色だが,裏面は画像のように青空が広がる。

手に入れたのは,5年程前の六本木ヒルズの森美術館で MoMA展が開催されていた時。時間の関係上美術館には行けず,併催されていたミュージアムショップで購入。元々この傘の存在は知っていたので,少し高価だが迷わず購入。少し調べると今では,このようにMoMAオンラインストアジャパンで簡単に買える。素晴らしい。

私が持っているのは,このタイプではなく折り畳み傘だが,取り扱いが見当たらない。折り畳み版を選んだのは,既に折り畳みでない愛用傘を持っていたのがその理由。単純な理由だったが,この折り畳み機構はワンプッシュ3段伸縮で出来が良い。プッシュ→シャフトが伸び広がる,プッシュ→閉じる(縮みはしない)という動作シーケンス。カシャンシャキーンて動作音が,オトコゴコロ(つまり婦女子にはどうでもいい事)を鷲づかみにします。折り畳み時は全長28cmで,耐久性も今のところは問題無し。価格は安くは無いが,通常版よりは安価。

雨天時の憂鬱を和らげたい方は,是非どうぞ。

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