今日は 6 年に 1 度の皆既月食が見られる…ということで,
なかなかウキウキしていたのですが,肝心の天候があいにくの曇天!
月食どころか,空自体が見えるか否かという,そんなレベル。
まだ生まれてこの方 1 度も見たことがなくて,
楽しみにしていただけに,かなりショックです(涙)
ただ,天気ばかりはどうしようもないので,
おとなしく ネット上のニュース画像 で我慢しておきます…。
————— キリトリセン 8X —————
さてさて。
第 6 章の間違った問題も,早くも第 3 弾…ということで。
[問題1]
内部設計書のデザインレビューを実施する目的として,適切なものはどれか。
(ア) 外部設計書との一貫性の検証と要求定義の確認
(イ) 設計記述規約の遵守性の評価と設計記述に関する標準化の見直し
(ウ) テストデータ仕様の確定とテストケースの網羅性の評価
(エ) 要求定義の内容に関する妥当性の評価と外部設計指針の見直し
[問題2]
2 つの独立したテストグループ a,b が,あるシステムについて一定期間並行してテストを行い,それぞれ Na 個および Nb 個のエラーを検出した。このうち,共通のエラーはNab 個であった。グループ a,b のエラーを検出する能力および効率は等しいものと仮定する。このシステムの総エラー数 N を予測する式はどれか。ここで,Na > 0 ,Nb > 0,Nab > 0 とする。
(ア) N = Na + Nb – Nab (イ) N = Nab × Na × Nb
(ウ) N = (Na + Nb) / Nab (エ) N = (Na × Nb) / Nab
[問題3]
ソフトウェア品質特性に関する記述のうち,保守性を表しているものはどれか。
(ア) 運用管理が容易である (イ) 故障しても容易に回復できる
(ウ) スループットが高い (エ) プログラムの解析が容易である
ここまでの解答と解説!
[問題1] (ア)
内部設計では,外部設計で定義された各機能をプログラムに分割し,
プログラム間の関連や,データや処理の流れを明確にします。
また,内部設計書のデザインレビューのポイントは,以下のとおりです。
・外部設計書との整合性(機能がもれなく設計されているか,など)
・プログラム間インタフェースの誤り,論理的な矛盾はないか,など
・設計書(ドキュメント)が標準に準拠しているか
・次工程であるプログラム設計へ配慮された内部仕様書となっているか
[問題2] (エ)
2 段階エディット法は,まったく独立した 2 つのテストグループ a,b が
テストケースやテストデータをそれぞれのグループで用意し,一定期間
並行にテストを行います。その結果,グループ a が検出したエラー数が Na 個,
グループ b が検出したエラー数が Nb 個であり,そのうち Nab 個が
共通するエラーであった場合,システム総エラー数 N は下記の式によって
推定できます。
N = (Na × Nb) / Nab
[問題3] (エ)
保守性とは,システムの変更・拡張がどれくらい容易に行えるかということであり,
保守性を高めるためには,以下の事項が重要となります。
・解析性:バグの修正作業の際,設計書やプログラムの解析が用意に行える
・変更性:システムの変更や拡張がしやすい
・安定性:システムの一部の修正がほかの部分に影響を与えない
・試験性:修正後のテストが容易である
なお,(ア) は使用性(運用性),(イ) は信頼性(回復性),(ウ) は効率性(時間効率性)を表します。
[問題3] は,「保守」って,「運用」とセットでよく聞くので,
ついつい (ア) が答えかと思ってしまいました…。
案の定,それで間違えたわけですけども(涙)