ビジネスマナー講座・2 日目

…というコトで,今日のサマーコースでは,
まず,名刺交換のマナーに関する講義を行ってから,
その後,昨日決めてもらった仮想の会社と役職を元に名刺を作り,
それを使って,実際に名刺交換を行いました!

それが終わった後は,各会社ごとに「みんながなりたい人物像」というテーマで,
ブレーンストーミングと KJ 法をやってもらい,結果を発表する…という流れでした。

特に,授業後半のブレーンストーミングと KJ 法については,
私も過去にやって,かなり苦戦した思い出があったので,
どんな結論に至るのか,そもそも収拾がつくのか,いろいろと不安だったのですが,
各会社とも,きちんと発表できていて良かったです!

私の貧相なボキャブラリーでは,良い言葉が思いつきませんが,
なんというか,学生さんの底力を見たような気がします(笑)

————— キリトリセン 8X —————

さてさて。

サマーコースがスタートしたことにより,そちらの準備にかまけすぎて,
ここ 2 日間,ソフトウェア開発技術者試験の勉強をまったくしてません…。

俗に言う,中だるみってヤツでしょうか?(ちょっと違う気もしますが)

しかし,おかげさまで,ストック(第 6 章の間違った問題)がまだあるので,
昨日を含め,更新作業は続けられています。

嬉しいような,悲しいような…(涙)

そんなこんなで,以下がストックされていた第 6 章の問題とその解説。

[問題1]
工数が 500 人日と見積もられたプロジェクトで開発を 5 人で開始したが,開発に遅れが出てきた。あと 40 日を残すところで,まだ 300 人日の工数が必要と見込まれるので,プログラマを増やすことにした。次の条件がある場合,予定どおり,40 日でプロジェクト開発を完了するには,少なくとも何人のプログラマを増やせばよいか。

 <条件>
  1. 最初からプロジェクトに参加しているプログラマのうちの 1 人が,増やしたプログラマ全員に対して
    5 日間の教育を行う
  2. 作業の再分割のために,さらに (0.5a + 6) 人日の工数が必要となる(a は増やしたプログラマの人数)
  3. プログラマを増やしたことによるその後のコミュニケーションのオーバーベッドは無視できる

 (ア) 3   (イ) 4   (ウ) 5   (エ) 6 

この問題の答えを導くには,最初に今の時点でどれだけの遅れが出ているかを求め,
次に,その遅れ分を追加の人員,何人でカバーすれば良いかを考えます。

このまま 5 人で 40 日間作業を行うとすると,
この人数でこなせる作業量は,以下のようになります。

 5 × 40 = 200 (人日)

しかし,問題文にあるように,まだ 300 人日分の作業が残っているので,
以下の分だけ,追加人員でカバーしなければならないことが分かります。

 300 - 200 = 100 (人日)

ただし,実際には,作業の再分割と追加人員への教育を行っている間は作業が行えないので,
この 100 人日とあわせて,それらについても,追加人員がカバーする必要があります。

ここまでをふまえると,新たに追加されたプログラマが担当しなければならない作業量は,
残りの作業作業の再分割中に行えたはずの作業教育中に行えたはずの作業」なので,
問題分の条件より,

 100(0.5a + 6) 5   … (*)

となります。

また,残りの 40 日間で追加人員 a 人が作業できるのは,
教育を受けている 5 日を引いた 35 日間で,この間の追加人員の作業量は,

 (40 - 5) × a (人日)

となり,これが (*) と等しければよいので,以下のような式が成り立ちます。

 100 + (0.5a + 6) + 5 = (40 - 5) × a

これを解くと,

 100 + 0.5a + 6 + 5 = 35a
       (35 - 0.5)a = 111
              a = 111 ÷ 34.5
               = 3.217391304  ← 3 よりも大きいので,3 人だと足りないことが分かります  

よって,答えは (イ) となります。

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