第 6 章の問題集にチャレンジしてみました。
範囲が広いのと,カタカナの暗記モノが多いのとで,
惨憺たる結果(16 問不正解)になりました…。
なので,当分は第 6 章の間違った問題でこのブログが賑わいそうです(汗)
…以下,間違った問題たち,第 1 弾!
[問題1]
プログラム言語に関する記述のうち,正しいものはどれか。
(ア) オブジェクト指向言語である Smalltalk-80 では,すべてのデータは
オブジェクトであり,また,すべての計算はオブジェクトにメッセージを
送ることによって行われる
(イ) 関数型言語である Lisp では,逆向き推論や,バックトラックという
すべての処理の組み合わせを漏れなく実行するために機能が用意されている
(ウ) 手続き型言語である Pascal では,リストや 2 分木などの再帰的データ構造を
直接的に定義するしくみが用意されていて,自分自身のプログラムもリストで
表現される
(エ) 論理型言語である Prolog では,基本的命令を単純に逐次的に実行するだけでなく,
現在の変数の値に従って命令の実行の仕方を変化させることができる
[問題2]
Java の特徴に関する記述のうち,適切なものはどれか。
(ア) Java コンパイラがソースコードをバイトコードに変換し,Java 仮想マシンが
バイトコードを実行する
(イ) Java で開発したプログラムを実行するためには,ブラウザが必要である
(ウ) Java で開発したプログラムを別のプラットフォームで実行するためには,
再コンパイルが必要である
(エ) アプレットは,セキュリティ上の理由から,ブラウザが動いているマシン以外とは
通信できない
[問題3]
ウォータフォールモデルによる開発工程で作成されるドキュメントに関する記述のうち,適切なものはどれか。
(ア) 外部設計レビュー報告書を,内部設計フェーズに入って最初のステップで作成する
(イ) 結合テスト計画書を,プログラム設計フェーズで作成する
(ウ) システム化計画書および要求仕様書を,外部設計フェーズで作成する
(エ) 単体テスト計画書を,プログラムのコーディングと同時に作成する
ここまでの解答と解説!
[問題1] (ア)
オブジェクト指向言語は,オブジェクト指向を実現する言語であり,すべてのデータを
オブジェクトとして扱い,また,すべての計算はオブジェクトにメッセージを
送ることで実現されます。
(イ) 論理型言語である Prolog では…,とすれば正しい
(ウ) 関数型言語である Lisp では…,とすれば正しい
(エ) 手続き型言語である Pascal では…,とすれば正しい
[問題2] (ア)
Java の最大の特徴は,開発・実行においてプラットフォームを選ばない点にあります。
Java は,ソースコードのコンパイルによって生成されたバイトコードのレベルで互換性がとれているため,一度生成されたバイトコードはそれぞれのプラットフォームに用意されている仮想マシンによって実行が可能となります。
(イ) Java で開発されたプログラムの実行に必要なのは仮想マシンです。
実際にはアプレットに呼ばれ,仮想マシンを実装したブラウザ上で動く
プログラムもありますがが,厳密にはブラウザがプログラムを
実行するわけではありません
(ウ) バイトコードのレベルで互換がとれているため,再コンパイルの必要はありません
(エ) アプレットのように Web サーバなどからバイトコードをダウンロードし,
ブラウザ上で実行させるようなプログラムは,セキュリティ上の理由から
サーバホストとの通信しか許されません
[問題3] (イ)
ウォータフォールモデルにおける各フェーズの手順と主な成果物については,
この記事の下の自分メモを参照。
全部で 78 問あったので,62 問正解(正答率:約 79 %)できたことになるのですが,
午前の問題全体でそれくらいの正答率じゃないといけない…と考えると,
やっぱり,まだまだ勉強不足ですね(汗)
精進します!
————— キリトリセン 8X —————
以下,問題 3 の解説と連動?した自分メモ!
★ ウォータフォールモデルにおける各フェーズの手順と主な成果物
[基本計画] システム化計画書,要求仕様書,開発化計画書
↓
[外部設計] 外部設計書,外部設計レビュー報告書
↓
[内部設計] 内部設計書,内部設計レビュー報告書
↓
[プログラム設計] プログラム設計書,プログラム設計レビュー報告書,総合テスト計画書
↓
[プログラミング] モジュール設計書,単体テスト計画書(*),ソースプログラム
↓
[テスト] 各テストの報告書
(*) … 単体テスト計画書は,プログラムのコーディングの前に作成する