castor先生も書いてらっしゃいますが。
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小惑星「イトカワ」の微粒子回収に成功した探査機「はやぶさ」の
カプセル開封を進めている宇宙航空研究開発機構は29日、
回収容器をひっくり返して側面をたたいたら、
新たに数百個の微粒子が出てきたと発表した。
これまで顕微鏡ごしの細かい作業で苦労が続いていたが、
「きわめて原始的」(宇宙機構)なやり方が意外にもうまくいった。
会見で、宇宙機構の向井利典技術参与は「最初からやっていれば、
すぐにたくさん見つかったかも」と苦笑した。
微粒子の大きさは100分の1~10分の1ミリ程度で、
イトカワから回収したとみられる岩石質のものも含まれている。
回収容器に二つある小部屋の片方について作業が終わり、
もう一方の小部屋に移ろうと、担当者が最後に念のため
容器をひっくり返し、工具でたたいてみた。
すると、予想を超える数の微粒子が出てきたという。
開封前にも、開けた直後にこうした「自由落下法」
を試す計画を立てていたが、目視では空っぽだったため、
やらなかったという。容器内部は複雑な構造をしているため、
その後の採取作業は難航。極細の針で微粒子を一粒ずつつまみ出したり、
採取専用のヘラを特注したり、骨の折れる作業が続いてきた。
方程式
最先端技術+超アナログ伝統手法=無敵