「情報」授業支援セミナー

20080802_1

20080802_2

こちらにも写真がありますように
日付が変わりましたが今日はKCGI京都駅前サテライトにて「モデル化とシミュレーション」と
「マルチメディア活用」をテーマにしたセミナーが開催され‥
今回も実習室(↑写真)の隅の方で聴講してきました。盛況でした。
まぁ、もう夜も遅い(?)ので少しだけ。

最初の講師は、東京農工大学の辰己丈夫准教授
いつも面白い講演をされているのですが、今回も期待していた以上の内容でした。
勉強になります。 (‘o’ 😉

前半はオンライン版の日本語プログラミング言語ドリトルを使い
PCで音楽(midi)を演奏しました。

いろいろウリがあって‥
*通常の音源が使えるPCで、ネットワークに繋がってさえいれば、
 他に必要な機材はヘッドフォンくらい、と手軽なところ
*プログラムにバグがあっても壊れない(ロボットの制御などに比べると)
 変な音楽になっちゃうくらいで全然平気
*音楽は、プログラミングや数学といった理系科目を敬遠しがちな生徒さんでも
 身近な内容で取り組みやすい。(逆に音楽が苦手な生徒さんもいるけれど)

サンプルはキラキラ星で‥
最初は1フレーズを入力して音を鳴らしていたのですが、
繰り返しや分岐などを使うと、あっという間に最後まで完成しました。

言われてみれば‥確かに楽譜には、
順次処理する内容が並んでいて、
繰り返し記号もあるし、
1回目と2回目で演奏内容を切り替える書き方もあります。
つまり基本制御構造そろい踏みですね。 o(‘_’ 😉 納得です。

配列と乱数を使った自動琉球音楽も飛び出して‥脱帽です。

授業コンテンツの組み立ても素晴らしかったのですが、
さらに‥授業の中で強調するべき箇所を具体的に指摘されたり、
実際の授業の際の生徒さんの反応とその対処を紹介されたり、実に丁寧な内容で。
今回の内容に素直に沿っていけば、すぐにでも効果的な授業ができそうに思えました。

後半は、情報Bで扱われる「モデル化とシミュレーション」で、
鶴亀算などの文章題を使った例が示されました。

以前私が市内の私立大学・文系学部に出講していた頃、
モデル化とシミュレーションの内容を実習で扱ったときに、
学生さんが0から自力でモデル化の手順を進めることができそうな例題が
思い当たらなかった覚えがあり‥これまた興味深い内容でした。

そのあと、もちろん、本学の教員による熱い講演も続きました。
一番重要な情報を1つだけ‥
学校連携に関心がある方向けの連絡窓口は、 edu-edu@(半角アットマーク)kcg.ac.jp です! (; ^_^)/

comments