最近,鴨川校 デザインカレッジで撮影する作業の手伝いをする機会がありました。
最新の機材を紹介しましょう。
こちらが4Kカメラ,つまり幅4000ピクセルの超高解像度のカメラです(フルHDは2Kです)。カメラの段階では,上映するときの解像度より,ずっと大きな解像度で記録しておけば,画像の一部分を切り取って,それをもとにデジタル加工をしても劣化がない画像を作り出すことが出来ます。このカメラはプロ用機器として安い方なのですがオプションもふくめ,高価なものです。
グリーンスクリーンを使った撮影の風景です。よく知られているように,青または緑の布などを背景にして撮影した後,その色を透明にして様々な合成がされます。私はこのとき初めて知ったのですが,少し明るい色のポストイットをマークとしてパラバラつけていました。このマークをもとにカメラとスクリーンの位置関係を割り出すのに使うということです(つまりマークをつけるときに規則的な配置でつけるとかえって位置関係が分からなくなることがあるので「パラバラ」なのです)。
また,メインとの照明はLEDでした。照明は昔は大変に発熱するので暑くて大変でしたが,LEDになってずいぶん改善されたとのことです。ただし,やはり温かみのある色が欲しいときは発熱するランプも使うようです。
私は芸術系の授業のことはよく知らないので,大変興味深い撮影でした。