KCGブログ小説・「おとといの春」 4

晴子も普通に国立大学に行こうと思っていた。

周りもみんなそうだったし,特にこれといってやりたいこともなかった。

人に流されるのは好きではないたちだったが,

こればかりはしかたがないことと思ったし,

高校生ではっきり将来像を決めている人だって,

口ではいろいろ言っていても将来どうなるかは

わからないじゃないかと思っていた。

周りも進路について考え始めて,クラス全体がそわそわし始めた頃だった。

1冊の白い分厚い冊子を偶然見つけた。

それが晴子の心をひきつけ,大きな決断をさせることになるなんて

夢にも思わなかった。

(つづく)

「セイサク君開発物語」

「NAIS特別講演会」

「クルマ・バイク好き集まれ!」

京都コンピュータ学院 & 京都情報大学院大学

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