Gentle Jena

jena

カールツァイス・イエナ ユニバーサル23/3型

写真は,明石天文科学館にあるプラネタリウム投射機です。

「イエナさん」の愛称で親しまれているこの投射機は,国内最古の投射機で,50年近くも働いているそうです。
さすがに最新鋭の投射機のような高性能ではありませんが,デジタルにはない良さがあります。
1960年にすでに星空を映し出す技術があったことに驚かされます。

☆☆
12月になってからブログを書き始めましたが,2008年最後の書き込みとなります。
おかげさまで,わずか1ヶ月足らずで多くのアクセスをいただきました。

では,良い新年をお迎えください。

カオス@kcg

【参考】
明石市立天文科学館トップページ(AKASHI MUNICIPAL PLANETARIUM homepage)
スラッシュドット・ジャパン | イエナさん(プラネタリウム)、延命へ
planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜 – Wikipedia

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メディア論

メディア論―人間の拡張の諸相

私たちは,様々な「メディア」の中で生活していますが
中でもウェブなどのインターネットは私たちの生活に大きな影響を与えたといえます。

そんなメディアについて様々な論理を提唱しているのが,マーシャル・マクルーハンという人物です。
一般的にメディアとは「媒体」を表しますが,彼は「メディアはメッセージである」という主張をしています。
多くの人は,情報伝達の「内容」を重視しますが,彼の主張では「内容自体よりも伝えるメディアの形が重要であるとする」と考えています。

新しいメディアの形として,セカンドライフなどのメタバース(三次元仮想空間)があります。
メタバースの世界の今後は透明な段階ではありますが,新しいインターネットの形式として,ビジネスや私たちの生活に,どのよう影響を与えるか注目されています。

20年以上前に書かれた本なので,メタバースの世界については書かれていませんが,
本書を読んで「メディアとは何か?」という原点にたって考えてみるものもおもしろいでしょう。

【参考】
マーシャル・マクルーハン – Wikipedia
メタバース – Wikipedia
京都コンピュータ学院 | 学科 | コンピュータサイエンス学系(メディア情報学科)

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ストレングス・ファインダー

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

本書は,「自分自身の『弱み』を克服して苦労することよりも,
『強み(=才能)』を見つけ出し,それを伸ばしていくことが成功への道だ」と考えられています。

ビル・ゲイツや,タイガー・ウッズなど,ビジネスやスポーツなどの場で
成功を収めた人の「才能」についてのケーススタディをもとに詳しく紹介し,
人間の才能について34の分類を設け,それぞれを詳しく解説しています。

本書の大きな特徴は,『ストレングス・ファインダー』というウェブ上のツールが利用できることです。

自分自身の才能を見つけ出すということは難しいですが,
このツールでは,いくつかの質問に答えると,最終的に自身の才能を上位5つを解説してくれます。

就職活動を控えている人は自己分析の参考になるかもしれませんね。

※ちなみに,この『ストレングス・ファインダー』は,本1冊ごとに1つのIDが割り当てられていますので,
新品で購入した人のみがツールを利用することができます。

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テルミン

テルミン

この写真の装置は,「テルミン(Theremin)」といって世界初の電子楽器といわれています。

現在のコンピュータ・ミュージックの祖先は,シンセサイザだといえますが,
このテルミンは,さらに源流を辿った姿だといえます。

現在のピアノのような鍵盤は無く,「手」と2本の「アンテナ」からの距離の差によって音色を調整します。
右の縦に伸びているアンテナ:音階の調整
左の輪になったアンテナ:音量を調整

私も前に演奏に挑戦してみたことがあるんですが,部屋の環境などによる影響が大きく,
なかなか上手く演奏することはできません・・・

【参考】
テルミン – Wikipedia
Theremin player Masami TAKEUCHI official web-site
Amazon.co.jp: アマポーラ: ヌーノ: 音楽

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ベーシックマスター

ベーシックマスター

「HITACHI ベーシックマスター(Basic Master)」

ウチの押し入れをあさっていたらこんなものが出てきました。

NEC の PC-8001 が出たか出ないかという時期に発売された機種なので,
日本初のパソコンの一つといっても過言ではないでしょう。

ベーシックマスターの名の通り,プログラミング言語の「Basic」が使えます。
少し動かしてみたんですが,今でもちゃんと動作します。

キーボードはずっしりとしていて,キーがかなり重いですが,
かつては,これで基本的なプログラミングだけでなく,ゲームなども楽しめたようです。

ディスプレイは付属していませんが,家庭用のテレビ機に接続できます。

【参考】
ベーシックマスター – Wikipedia

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インターネットについて

インターネットについて―哲学的考察 (Thinking in action)

インターネットの限界や,インターネットに対する人々の過度の期待についてを指摘した本ですが,
インターネットそのものの否定ではありません。
従来の資料検索と,ハイパーリンク検索の比較や,
遠隔授業のあり方について論じされており,興味深い内容となっております。

この本が出版された当時は,Web2.0の概念は殆どなかったので,
従来のWeb1.0に関する考察が中心となっています。
よって,本書で指摘されているサーチエンジンの限界についての問題は,
いくつかは解決されつつあるといえます。

とにかく,本書はインターネットを哲学的な視点で観た数少ない本です。
時には技術以外の側面からインターネットについて考えるのもおもしろいでしょう。

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ノンデザイナー

ノンデザイナーズ・デザインブック [フルカラー新装増補版]

オブ脳先生が何度も紹介されている「ノンデザイナーズ・デザインブック」ですが,
最新版はフルカラーになって,配色についても扱われています。

プロのデザイナーでなくても,デザイン力が要求される今となっては,多くの人にとって有効な本だといえます。
私自身,自分で良いデザインだと感じても,他の人が見るとイマイチということもよくあるので,こういった本は大いに参考になります。

【参考】
ノンデザイナーパック
デザインについて考えてみよう!

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混沌からの秩序

混沌からの秩序
挨拶が遅れましたが,カオス@kcgです。
今後,ウェブ関係,IT関連全般,その他いろいろ書き込みたいと思います。よろしくお願いいたします。

ところで先日,近所の図書館でこんな本を見つけました。

『混沌からの秩序』

本書は,古典科学における機械論的な世界像から現代の進化論的な世界像にいたる3世紀間の科学の発展を「人間と自然との対話」という視点から跡づける。さらに,非線形,不安定,ゆらぎなどの概念をキーワードに,宇宙・生命・社会のあらゆる現象に見られる秩序形成過程の具体例を探り,散逸構造や進化の諸理論がはらむ新しい世界観構築への展望を提示する。

++
著者のプリゴジンはノーベル化学賞受賞者なので,本書は一見難しそうなイメージがありますが,
専門家でなくても判りやすい文章で書かれています。
また,序文には,アルビン・トフラー(「第三の波」の著者である)の言葉もあることから,
ITの分野を学ぶ人も参考になるといえるでしょう。

絶版になっていて手に入りにくくなってますが,
中古や図書館を利用すると良いでしょう。

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What is Web2.0

Web2.0への道 (Impress Mook)

本書は「Web2.0」について詳しく述べられています。

「Web2.0」という言葉が使われるようになって4年ほど経過しましたが,
ウェブは単なる情報の集まりだけではなく,個人の行動がウェブ全体に影響を与える時代となりました。

もしかすると,近い将来人間の思考そのものがウェブ型になる時代が来るのかもしれません。

【参考】
Web2.0 -Wikipedia
O’Reilly — What Is Web 2.0

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