祇園祭2009宵山での学生の楽しみ方と俺の楽しみ方の違い

和Days祇園祭宵山へ繰り出し記念撮影

どれが先生でどれが学生だ。

やあ。

毎年恒例「浴衣・甚平の日」でお馴染みの和Daysだ。昨年は日程の関係で和Weekだったが今年は二日間。

甚平・浴衣姿で授業を受ける学生と,同じくその姿で授業をする先生。俺も甚平でJava実習。一回生は,実習室に入ると「え?」という反応をするけど,俺はもう毎年なので慣れちゃったよ! 夏は毎日これでも良いよ!

7月16日は祇園祭の宵山だったので,授業を終え皆と繰り出してきた。スクールバスで交通規制手前の堀川四条まで送ってもらい,そこから歩く。

四条堀川から東へ少し歩いた時の混雑具合

四条堀川から東へ少し歩いたぐらい。

もう,この時点ですごい人。さすが日本三大祭。遠くに山鉾が見える。売店でフルーツを買って食べてる学生,焼き鳥食ってる学生,楽しみ方は人それぞれ。

祇園祭宵山の山鉾を至近距離から見た側面

美しい山鉾の側面

織物がキレイだ。
上に乗るのは結構怖いものらしい。

祇園祭スタンプラリー?

え,何これ。

突如,人の群れに駆け込む一人の学生。あれ,どこ行くの? 戻ってくると,手には判子が押されている台帳。

知らなかった。山鉾にこのようなスタンプラリー的要素があったなんて。なかなかしっかりした台帳。

これをコンプリートするのは大変じゃない? と聞くと,「何年掛かってもいいじゃないですか。」なるほど。そういう祇園祭の楽しみ方も良いな!!

祇園祭宵山:日没後の山鉾

すっかり日没

そうやって学生達とはいつの間にかバラバラになりながらも,数人と日没後も楽しんだ。ライトアップされてる山鉾も趣があって良い。

しばらくして皆とは離脱。学生達はその後も終電近くまで楽しんだという話で,なんともパワフル。

毎年一緒に繰り出すメンバーが異なる,祇園祭。毎年新鮮で楽しい。どうやらこれが俺の楽しみ方のようだ。

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子供が生まれた。こんな時どんな顔すればいいかわからないの。

やあ。

コテンパンにやっつけられたベジータのようになりながら,分娩室へ向かった彼女。(前回に引き続き7/11土曜日の話)

結構早めな時間帯に看護師さんが,良かったですねーやっと生まれますねー的な事を待ってる俺に言いにきた。お産には危険がゼロではないが,こんなに早く無責任ともとれる言葉を掛けてくれるということは,もう心配は要らないんだろう。

頑張ってるのが聞こえながら,静かに待つ。そんな事を言われるということは,もうすぐに生まれるんだろうなと思ったが,思ってたより時間が必要だった。近くには,この数日に生まれた子供が並べられているため鳴き声が聞こえる。なのでよくドラマであるような,赤ん坊の鳴き声で生まれたのを知るという状況ではなかった。

それから1時間はかるく経過した時,急にTV版エヴァンゲリオンの最終回のように「おめでとう」という声が沢山聞こえてきた。生まれたのか。間髪入れず俺にも報告が入る。

暫くし,分娩室へ通され彼女が抱いている我が子を見る。まるで,MIBで至近距離から悪玉宇宙人をやっつけたかのようだ。

また暫く陣痛室で待つと,キレイにしてもらいタオルに包まれてやってくる。今思えば,ここはとても大事だ。父親は,母親と違い生まれた当日しか抱いてやる事ができない。今思えば2回しか機会がなく,その数少ない1回がここだ。軽く話しかけてみる。どうだ,シャバの空気は?

しかし,この場面は俺一人ではない。すぐにお義母さんもお義父さんも雪崩れ込んでくる。父親と子供との親子水入らずの初めての時間は,彼らの手によりあっという間に終了。主役は,俺のぎこちない抱き方での記念撮影タイムを終え退場。

この時は,まだ見えてないんだろうが両目を開けた。俺はこの翌日に病院をあとにしたが,両目を開けたのは生まれた直後のこの時だけ。それ以外は泣いている時も寝ている時も,動いてる時も目を閉じている。そういうもんなのか。

生後3時間の彼

3時間しか人生経験のない彼

考えれば,なんて不思議なんだ。ついさっきまで,こいつは肺呼吸をしてなかったんだ。どういう仕組みになってるんだ。看護師さんに羊水を口や鼻から出すかもしれませんと言われるが,そんな状態で呼吸できなくなったりしないのかよ!! 「そういうもんなんですか??」今年の俺の流行語大賞のノミネートフレーズはこれ。学ばないとならない事ばかりだ。

まずは,誕生日おめでとう。

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出産入院の付き添いにおける守らなければならない唯一のドレスコード

ユニクロUTディグダグT

TPOによっては強いメッセージ性を持つ名作Tシャツ

やあ。

入院付き添いも慣れっこになり,朝から「特ダネ」を見てると妊婦ヌードが流行ってるという特集。そう,芸能人みたいなやつ。まあ,人それぞれでいいんじゃないかと思う。でも,手ブラや旦那が半裸というのはやりすぎじゃないのと思った。

今日はユニクロで買ったTシャツを着てようかと思ったが,冷静にプリントを見ると,これが大失敗。ディグダグTシャツは,産婦人科で着るには相応しくない。危ない危ない。

出産に関する一通りはよくある冊子で学んだが,出産時に子供はグルグル回りながら生まれると知り,とても驚く。「それってエヴァのエントリープラグみたいな感じ?」と言うと気持ち良く無視されたりして院内で過ごす。

点滴を受け陣痛が始まると,痛みにより食事を摂る事が可能な状態じゃなくなる。なので,付き添いの俺がほとんど食べることなる。食事が美味しくて最も嬉しいふたつは,病院と結婚披露宴だ。

前もって話し合った結果,出産には立ち会わない事にしていたので,その間は分娩室近くの陣痛室で待つ段取りとなっている。そうこの部屋だ。

お産に繋がる激しい陣痛がつきだす(陣痛は「つく」と表現するのを知った)と,背中をマッサージして痛みを和らげてあげることができる。というより,付き添いで男がしてやれる唯一の事がこれだ。それだけだが,付き添いをする意味は十分あると思う。

そうこうして,付き添いを始めてから数日後の正午あたりに分娩室入り。壮絶という言葉以外,俺のボキャブラリーから出てこない。詩人になる勉強をしておくべきだった。

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