ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (EVANGELION:1.11)でBlu-rayの威力を再確認

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (EVANGELION:1.11) [Blu-ray]

DVD版とはかなり異なるパッケージ。

やあ。(7/04 2:11加筆 ネタバレ無し)

今晩地上波でヱヴァンゲリヲン新劇場版:序が放送するということで。旧劇場版の頃は,エヴァエヴァ言ってた俺だけども,新劇場版は劇場公開からかなり経つが見ていなかった。新エヴァなんてロード・オブ・ザ・リングのように全て完結してから見ればいいや,と思ってた。

それが最近,エヴァに浸食された学生が現れたりして,へー2作目が公開されたのか,ぐらいだったのが,ここ数日はくわー見たい!! 一作目の序が見たい!! そして,地上波の序が放送される前に破を映画館に観に行きたいんだよ!! 頼みます見させてくださいお願いします宜しくお願いします!! センセー!! とブツブツ教員室で言ってると

10年前以上前に買ったエヴァのネルフトート

10年以上前に買ったエヴァのトートバッグ。イカす。

見かねたセンセーが,選ばれしチルドレンでもない俺にBD版ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序を与えてくださった。

劇場版エヴァと言えば,10年くらい前の話だ。あまりに浮世離れしたTVシリーズの最終パートが非難囂々というか,もっと続き見させてください! 広げた風呂敷を畳んでください! 神様 仏様 庵野秀明様! という世論になり,春エヴァが公開された。こいつが終ったときの事を今でもよく覚えている。映画館内の全員の顔が,

( ゚д゚)ポカーン

となった。その後,夏エヴァで完結したのだが,もうあんなのは嫌なので完結まで静観をキメていたのだけど,これはそれとは違う。とても良い。内容も映像も良く,10年の技術の進歩は素晴らしい。特にこのBlu-ray版の出来は素晴らしく,技術的詳細は下記を参照。

発売迫るBlu-ray版「ヱヴァ」に採用された高画質技術とは? -AV Watch

というわけで当初の予定通り,一番映画館の客が少ないであろう地上波で序を放送する今夜,続編のヱヴァンゲリヲン新劇場版:破を観に行ってきます。

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版 破を一行で説明する (ネタバレ無し)に続く。)

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ガンダムとスタジオジブリでビアガーデンにおける年齢差会話力を鍛える

京都タワーホテルビアガーデン

あの上に如意棒刺してみたい

やあ。

先週の夜の特別講義は,天気も良く無事終了。このような完璧な気候でのビアガーデンは生涯で初めてだ。素晴らしい。京都タワーホテルは京都駅の正面なのでアクセスも良い。京都タワービアバイキング

こういうイベントに参加してくる学生というのは,得てして良いアンテナを持っている学生が多いように思う。なので誰と話していても,かなり面白い。今回は,やたらと体育会系が多かった。しかも格闘技系。貫禄ある彼は,俺と同じ182cmの身長なのに俺の1.5倍以上の体重を持つ。腕が太いのなんの。酒癖悪くなくて本当に良かったよ!! 絶対止められん。

盛り上がる学生同士も,ケータイの赤外線通信で連絡先を交換していた。俺は,ケータイ独自文化に疎くて,赤外線通信を2度ぐらいしかしたことがない。今はiPhoneなので,やりたくても出来ないが,かなり昔にメアド交換をした時の事。帰って見てみると,なんとメアドだけじゃなくてケータイの番号や,住所まで転送されてた。メアドの交換という話の流れだったのに。設定があるんだろうけど,女の子は気をつけないとな。使いこなしてこそのサービスでありテクノロジーだ。

それはさておき,10年も年齢が違うとこのような場では,共通の会話を見つける事にたえず苦心する。会社のように上司と部下という絶対的関係ではなく,学生とセンセーなので俺が歩み寄らないとならない。難しい話も勿論良いが,そればかりではつまらんだろうから,普段授業で話さないような事を話した。如何にこの業界がエキサイティングかという事や,俺が何故この業界を志望したかとか,デスマーチってどんな状態か,とか。

他は自然発生的な取り留めも無い会話。意外なのは,ガンダム話。彼らは,完璧にガンダム世代では無いのだが,俺と同世代の,地球の重力に魂を引かれているガンヲタと同じパッションを感じる。俺はというと,厳密にはガンダム世代ではないので,あまり詳しくない。まあ,有名なシーンは知っている程度。今,Ζガンダムの再放送を見ているので,そのガンダム学生ともなんとか会話を成立させる事にも成功。

そもそも,ガンダムブームなんて,一時のものであって,すぐにほとぼりも冷めるんだろうと思っていた。しかし全くその気配はなく,最近はもうこれは普遍的な日本文化であって,20世紀に生まれし者として知っておかなければならない,基本スキルなのではないかと思う。

他は,永遠の鉄板ネタ,ジブリ映画。俺,初めてだよ!! 俺以外で「平成狸合戦ぽんぽこ」を推すやつ見たの。いつもこの話すると全人格を否定するかのような眼差ししか飛んでこないのに!! キミはホントいいやつだな!! 他には,トトロは何が面白いのか全く分からず毎回間違いなく寝てぶわーっとなるとこと猫バスが来るところの音量がデカいシーンで目が覚めるとか,高校生の時に耳すま(耳をすませば)をデートで見に行ってあまりのラストシーンの子供騙しに愕然としたとか,アニメに出てくる一番良い女はくれ豚(紅の豚)のジーナさんに間違いない,カリ城(カリオストロの城)のように水路に落ちて流されたら絶対平泳ぎを選択すべきだとか,ラピュタの崩壊のパスワードは短過ぎるだろ言うだろ3文字じゃとか,火垂るの墓とトトロは2本立て上映されていて映画館から出てくる親子は地獄と天国を見せられたような表情で出てくるのを庵野秀明(エヴァの監督)は毎日映画館前で見るのが日課だった。とか話したような,話してないような。

今気付いた。10歳少し離れた男と話すのは,2歳離れた女性と話すようなものだな。なんだ,コンパと変わらんじゃないか。

書き出しからこんな結論に導かれるなんて夢にも思わんかった。

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結婚披露宴学概論

結婚披露宴

一流ホテル系結婚披露宴(iPhone 3Gで撮影)

やあ。

先週末は学生時代の先輩の結婚式だった。結婚式および結婚披露宴ほど,それに対する想いが人生で変化するイベントも珍しい。人それぞれで考えると1回か2回程しか主催しないが,招待される事は少なくはない。また,それが10年以上の期間にも及ぶという性質からだろう。

これを読んでいる学生ならば,殆どの人が兄や姉がいないなら行った事が無いだろう。卒業して働きだすと,早い人なら2,3年で招待するか自分がメインでやることになる。俺のこの時期の感想は,披露宴なんてものは親族の為にしているんだなというものだった。新郎新婦は,楽しんでいるのと同じぐらい義務的な作業をしているように見えた。招待された女性はとても楽しそうだった。

その年齢というと,社会的経験も不足しており,いつか結婚する事になったとしてこんなスピーチとかやだなー,できればこういう披露宴なんてしたくないなー,と男の全員が思ってる時期。

30歳くらいになると,結婚した友人とはなかなか遊ぶ機会が減り,勤務地も遠方になった等もあり,先輩後輩友人などが一堂に会する機会はまず無くなる。そう,結婚披露宴は同窓会の様相を呈するようになる。このあたりから,女性招待客のように結婚披露宴は楽しくなってくる。(彼女達はいつも常に自分の披露宴のように楽しんでる)

そして自分が結婚する。こんなスピーチとか絶対したくない,披露宴なんてしたくない,なんて想いはこの時点でもあまり変わらんが,そんな男のちっぽけな願いは勿論聞き入れてもらえない。二人だけの問題ではないのと,(尻に敷かれているかどうかは関係なく) この時ばかりは新婦の意見が尊重される。新郎のこの願いが各方面に聞き入れられるなら,海外挙式などで回避することは可能だ。

また,披露宴をしたとしても,様々なスタイルがあり,押さえないとならない何点かはあるが,こういうのは嫌だというのは十分コントロール可能だ。新婦は少し難しいが,披露宴の食事だって食べる事ができる。これ,同じ物を控え室に後ほど持ってきてくれる,持って来てくれない,手つかずのもののみ持って来てくれる,俺の時は2番目だったのだが,中途半端に色々食べていた為,控え室で後悔をした。新婦はたっぷり。披露宴会場によって異なるので,事前に聞いておく方が良い。美味い食事はたとえ冷めていようが変わらず美味い。

披露宴自体は,俺の1回だけの経験の話でしかないが,思ってた以上に楽しかった。疲れる内容の2次会3次会をしなければ,疲労感も無い。

そして,自分の結婚後に招かれる結婚披露宴だが,これが予想しなかったのだが,とても楽しい。どのようなイベントかという事は十分熟知しているので,結婚前と違い豊富な引き出しがある。様々な角度から楽しめる。皆色んな人生があるんだなと,自分の結婚前より明らかに実感できるようになった。

そうやって結婚披露宴を見ていると最近,娘を持つ親は良いのかなーと思う。娘はいつか嫁いでしまい居なくなるので寂しい,なんて言われてるがそうだろうか。披露宴で新婦から両親へ手紙を読む,一番の盛り上がりを見せる場面があるが,新郎からは無い。息子を持つ親は,感謝の気持ちを聞くのは死んだ後という事が多いにあり得る。また,結婚後に実家に立ち寄る回数は,奥さんのほうが多いと既婚者からよく聞く。

確かに俺は滅多に実家に帰らない。男兄弟だけなのだが,父の日も母の日も,はたまた誕生日も,何かをした記憶がない。今は結婚したので,彼女の強制的施策により行っている。…そうか!! だから,両親は彼女には優しいのか。男は男で,というか俺は俺なりに両親との絶妙な距離を保っているつもりなんだが,それが少しばかり離れてるんだな。

なんて事まで気付かせてくれる。次に新しい考えが出てくるのは,自分が親として披露宴に出る時か。ん? もし息子のそれだった場合,最後に父親のスピーチがあるじゃないか!

ちきしょーやりたくねー!!

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