ゲームプログラマになるには(3)

昔は文字だけのコンピュータゲームがありました。ポケコンを買ったときに,ポーカーとか月軟着陸ゲームとかサンプルであった記憶があります。(オリジナルの)ローグのようにテキストでかなりのことも可能です。が,やはりグラフィックが必須です。

簡単に言うと一枚の板に絵を貼り付けたものがスプライトで,そのスプライトを一定時間ごとに表示するというのが2Dゲームの基本です。1枚スプライトを表示することを覚える。その表示位置の変え方を覚える。貼り付ける絵の変え方を覚える。ここまでいくとかなりのことができます。私はネットやろうぜ!の授業を担当したときは,ここまでできたら,スプライトを4×4個並べて15パズルを作りました。コマの移動はコマでなく空きを移動すると考えればよく,アガリの状態をチェックするのはそれほど難しいことではありません。コマが移動するアニメーションは後につけられるようになりましたが,瞬間的に絵柄が変わるだけでもゲームとして成立します。

簡単な15パズルができたら,見かけが似たゲームを作ることが出来ます。私は,マインスイーパー(もどき)や,リバーシを作りました。だんだんアルゴリズムが難しくなります。もちろん,リバーシはプレイヤー2人で交代でやるAIなしのものですが…。(簡単化した)テトリスも作りました。

もし2Dグラフィックの基礎をおぼえたら,ぜひ15パズル,マインスイーパー,リバーシ,テトリスを作ってみてください。

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