その塾で出会った先生は,ブサイクとまではいえないが
女の子に持てそうなタイプではない,男の先生だった。
本人は「彼女くらいおるで~」と言っていたが,
どうもあやしい。
で,受けた授業は国語だった。
晴子は文系だったが,国語はあまり得意ではなかった。
「何を教わるのか,よく分からない。
塾で国語って何を教えるの?」
普通にそう思っていた。
先生の名前は仮に「サンタ」としておこう。
サンタは開口一番,「国語の力をつけるうえで,何が大事だと思う?」と
晴子に聞いてきた。
「えっと・・・(いきなりなんだよ・・・)」
(つづく)
大盛り上がりでした!「セイサク君開発物語」