WindowsとMacを混ぜた様な環境の秘密

最近はWindowsとMacを混ぜた様な環境 ,実はこれは USBメモリにインストールされていてUSBメモリをコンピュータに差し込んで電源を入れると起動できます。(USB-HDDブートを有効にするBIOSの設定が必要ですが)

USBでブートが出来ないコンピュータや失敗する場合は起動のみ百円ショップで売っている名刺サイズのCDでします。

なので,この2つを持ち歩くだけで任意のコンピュータで起動出来ます。

つまりインストール不要でどのコンピュータでも同じ環境で使えます!

USB-CD-R

Ubuntuはハードウェアの対応や自動認識能力が高いのでディバイスドライバがなくて困るということも あまりありません。

インストールされているOSが起動しなくなったときの復旧作業にも使えます。それも快適なカスタマイズされた環境で!

USBメモリだと容量が少ないじゃないかと 言われそうですが,Ubuntu プリンインストールの5万円ミニノートパソコンは 4GB SSD(ハードディスクの代わりにフラッシュメモリタイプの記憶装置) にインストールされているものもあります。

参考:
 Enterprise Watch デル、Atom搭載で約1kgのミニノート−Ubuntu採用で5万円を切るモデルも http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/hardware/2008/09/05/13787.html

http://www1.jp.dell.com/content/topics/topic.aspx/jp/segments/corp/pressoffice/2008/080905?c=jp&l=ja&s=corp

最近のUSBメモリは大容量でも安く簡単に手に入ります。この環境を入れているのは 8GBですが3千円程度で購入しました。高速でもなんでもない普通のUSB 2.0タイプ。Ubuntuプリンインストールの5万円ミニノートパソコンの倍の容量です。

Ubuntu の Wiki で USBメモリへの専用のインストール方法が紹介されています。

Ubuntu Tips/USBデバイスへのインストール/UbuntuをUSBメモリにインストールするには

Ubuntu Tips/USBデバイスへのインストール/USBメモリ上のUbuntuを快適に使うには

私はこの方式を試しましたが,色々調べてみると,特にUSBメモリ専用のインストール方式じゃなくても入れることが出来るのが分かりました。普通にハードディスクへのインストールと同一の方法で出来てしまいます。なんらかの不具合があるかもしれませんが・・・。(特に速度)
インストールの詳しくはこちら:http://sato-si.at.webry.info/200810/article_2.html

WindowsでこのUSBメモリを見ると 1GB のUSBメモリとして認識出来ます。残りは Ubuntu 用領域として使っています。具体的には以下の様な感じです。Ubuntuからは 先頭の1GBも記憶装置として使えます。ファイルのやりとりに便利です。

USB-PT

1つめが FAT32フォーマット。(1ギビバイト・・・。1ギガバイトとちょっと違います。ネットで調べてね。)
 Windowsで認識できる記憶領域です。普通の1GBのUSBメモリな部分です。
2つめが ext3 フォーマット。Linuxで最近標準で使われる様になってきているフォーマットの方法です。(6.43ギビバイト)
 Ubuntu 8.04 がインストールされています。
3つめが linux-swap フォーマット。いわゆるスワップ領域。実メモリの空き容量が少なくなって来たら一時的に書き込む領域。なくてもいいが。(258.86メビバイト)
 USBメモリへの書き込みは遅いので,ここを使うとかなり速度が低下します。っていうかほとんど固まります(汗)。ですが滅多に使いません。ここを用意しているのは,メモリ不足で停止してしまわない様にするための保険です。

問題は
・書き込み速度がめちゃくちゃ遅い。(SSDだとめちゃくちゃ速いんですが・・・。)
・USBメモリなどは書き換え回数に制限がある。(SSDでも同じことがいえます。)

要するに,USBメモリへの書き込みの回数を減らせばいいのです。

Linuxなので,OSを動かすとやたらとファイルを書き込む。
書き込むところをどんどんRAMディスク化していく改造を実施。
詳しくはこちら:http://sato-si.at.webry.info/200810/article_1.html

※本当はUbuntuはとくに設定をいじることなく快適に使えるのですが・・・。

書き込みの監視を行うスクリプトも作成した。
・・・といっても時々
sudo find /var /etc -mmin -5 -print
と入力するだけですが・・・。
意味は5分以内に更新があったファイルを検索する。
( /var ディレクトリ内と /etc ディレクトリ内が対象 )

USBメモリ上のスワップ領域はできる限りさせない。(空きメモリを確認するとか・・・。)
ハードディスク領域にスワップ領域を用意させてそっちのスワップを使う設定をする等。(swapon コマンドやswapoff コマンド)
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動作はかなり安定しています。Ubuntuは新しいバージョンがいっぱい入っている割にはバグが少なく大変安定しています。(Linuxの新しいバージョンはほとんど開発中バージョンみたいなもので,バグとか結構あって不安定です。)

カスタマイズしまくると Windows XPより軽くて Windows Vistaよりも派手な環境で安定しています。Windows で派手な効果を追加でいれると不安定になったり,遅くなったりします。しかしLinuxのこの3D効果などは大変軽く,メモリ量も普通に使っても 14MBしか使いません。3Dのビデオカードの性能もそこそこで十分高速に動きます。ちなみに UbuntuのFireFox 3.0.3 は普通に2,3個開くだけで133MBとか使いますが・・・。FireFox 3方がよっぽど重いです。

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