XAMPPとシステムのWeb,MySQLサーバを一緒に使う方法

XAMPP は Apache2や PHP や MySQLやPerlやFTPサーバなどを一式インストール・設定が出来るソフト。

XAMPP for Windows は簡単なのですが,XAMPP for Linux (LAMPP)は 正直,あんまり簡単じゃないです・・・。これを使いこなせるほど勉強するより,各Linuxディストリビュージョンのパッケージのインストール方法を勉強した方が簡単で,実用的な気がします。

特にDebian Ubuntu RedHat CentOS Fedora とか使っている場合は,標準のパッケージ管理を使ってApache2 + MySQL + PHP5 で動かした方が簡単で,セキュリティアップデートも自動で連動してくれます。デフォルトでもセキュリティ的は,XAMPPほど やばくないです。(RedHat系はphpmyadmin は標準パッケージにないので別途のインストール手順が必要。)

それでも XAMPP for Linux を使うメリットとしては,サーバ環境を1ディレクトリのコピーで別のPCへごっそりコピーできる点かな。

あとは,標準のパッケージ管理されたApache2やMySQLなどと別に入れれるので,ウェブサーバ環境を1つのPCに2つ入れることが便利かな。

ただし,サーバ待ち受けポート(HTTP80番 HTTPS443番 MySQL3306番)が衝突するので,同時に起動出来ません。ポート番号を変えてもいいのですが,いちいち設定変更するのもややこしいので,両方インストールして,どちらか一方のみを起動するスクリプトを考えてみました。

XAMPP for Linux のApache2とMySQL起動スクリプト。標準のパッケージ管理されたApache2 と MySQLを停止させます。Ubuntu Debian RedHat CentOS Fedora に対応。

#!/bin/sh

# 標準のパッケージ管理された Apache と MySQL サーバを止める。
# for Debian/Ubuntu Package Apache/MySQL Server
if [ -f /etc/init.d/apache2 ]; then
/etc/init.d/apache2 stop
fi
if [ -f /etc/init.d/apache ]; then
/etc/init.d/apache stop
fi
if [ -f /etc/init.d/mysql ]; then
/etc/init.d/mysql stop
fi

# for RedHat/CentOS/Fedora Package Apache/MySQL Server
if [ -f /etc/init.d/httpd ]; then
/etc/init.d/httpd stop
fi
if [ -f /etc/init.d/mysqld ]; then
/etc/init.d/mysqld stop
fi

# PEAR のPATHをlampp 用に最適化。
export PHP_PEAR_PHP_BIN=/opt/lampp/bin/php
export PHP_PEAR_INSTALL_DIR=/opt/lampp/lib/php

/opt/lampp/lampp startmysql
/opt/lampp/lampp startapache
# httpsもいっしょに起動してしまう場合は,以下のコマンドで停止しておけば,次回以降はつられない。
#/opt/lampp/lampp stopssl

上の逆。XAMPP for LinuxのApache2とMySQLをとめてパッケージ標準のApacheとMySQLの起動するスクリプト

#!/bin/sh

/opt/lampp/lampp stopmysql
/opt/lampp/lampp stoptapache

# 標準のパッケージ管理された Apache と MySQL サーバを止める。
# for Debian/Ubuntu Package Apache/MySQL Server
if [ -f /etc/init.d/apache2 ]; then
/etc/init.d/apache2 start
fi
#if [ -f /etc/init.d/apache ]; then
# /etc/init.d/apache start
#fi
if [ -f /etc/init.d/mysql ]; then
/etc/init.d/mysql start
fi

# for RedHat/CentOS/Fedora Package Apache/MySQL Server
if [ -f /etc/init.d/httpd ]; then
/etc/init.d/httpd start
fi
if [ -f /etc/init.d/mysqld ]; then
/etc/init.d/mysqld start
fi

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VMware ESXi 4.0 ハード上で直接動く仮想化ソフト

VMware ESXi 4.0という仮想化ソフトウエアがある。
これは無料で使えます。

OSなしで動かすことが出来る,ハイパーバイザー型と言われるものだ。
仮想化ソフト自身にOSに必要な機能のうち,仮想コンピュータを動かす分と管理ツールのみの構成のものだ。

OSのコードの量がすくなく,動作のためのオーバーヘッドがすくない。
システムのコードの量がコンパクトなのでセキュリティアップデートの範囲が非常にせまい。

ただし,
動作するハードウエアをかなり選ぶ。ディバイスドライバーが少ない。最低限,ESXiがCPUとインサーネットとRAIDコントローラが対応していないと厳しい。

CPUはデュアルCPUが基本。例外的に4コア以上あれば1CPUでもOK。Xeonの5500シリーズ以降なら仮想化のオーバーヘッドが少ない!

メモリは4GBとかないと厳しい。ESXi自体が動くのに1GBは絶対必要。また,各仮想PCごとに,割り当てメモリ以外メモリ管理領域が必要。一応,メモリのオーバーコミット機能というのがあり,仮想コンピュータに割り振れる合計メモリ量は物理メモリの2倍までいけるが,完全に使いきると,しんどくなるので,快適に動作させるなら,合計割り当て可能メモリ量はESXi作業用メモリ1GBを引いた量が現実的でしょう。

つまり,物理4GBメモリ搭載なら,仮想PCには合計3GBまで割り当てが確実に快適動作させる目安だと思います。

RAIDが基本。ただしハードディスクのホットスワップ(動作したままハードディスク交換はハードメーカがESXi用に用意していないと無理。)

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もうすぐUbuntu 10.04LTS

もうすぐUbuntu 10.04LTSが発表される(はず)
(10.04は2010年4月の意味なので)

8.04以来,久しぶりのLTSです。

LTSとはロング・ターム・サポートといって
長期サポート版となります。通常版は1年半だけどこのLTSは3年間,セキュリティの更新などのサポートを受けることが出来ます。

私は今も 8.04を使っています。FireFoxは3だし OpenOffice.orgは2です。
FireFoxは3.6を別途入れていますし,OpenOffice.orgは3.2を別途入れています。

LTSの弱点は最新版のメジャーバージョンアップのものがUbuntuの標準サポート外となっている点ですが,今後も変わらないのでしょうか?

安定して動作することを保証するか,多少不安定でも常に最新版を入れれるか選べれる様になるといいのですが。

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Google Maps API V3

Google Maps API Version 3はAPIキー登録が不要になった。
いままではキーごとにアクセス数制限があったのに,その制限もなくなった!

そればかりか,大量にアクセスがある場合は事前にお知らせすれば,サーバ増強までしてくれるそうな。

http://code.google.com/intl/ja/apis/maps/documentation/v3/

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