WindowsとMacを混ぜた様な環境の秘密その2

最近はWindowsとMacを混ぜた様な環境
WindowsとMacを混ぜた様な環境の秘密
の続きです・・・。まだあるんです。秘密

もはや コンピュータの使い方が変わります。

この環境のインストール方法を見れば,ある程度わかるのですが,VMware Playerという仮想コンピュータソフトを使ってインストールしています。

つまり,USBメモリのUbuntuは現実のコンピュータだけではなく仮想のコンピュータでもそのまま動きます。
そうなると,複数同時に使えるんです。

UbuntuVirtualBox1

えーとどういうことかというと

仮想コンピュータとはコンピュータ上でコンピュータの動作を再現してコンピュータ上で別のコンピュータが動いている状態をつくるもので,1つのコンピュータ上で複数の別のコンピュータとOSを動かすことができるソフトです。動作は完全に別のコンピュータなのでソフトを使うにはその仮想コンピュータにOSとソフトをインストールしなければなりません。ハードディスクは仮想ハードディスクが使われていることが多いです。。実際のハードディスクは使いません。実際のハードディスク上に仮想コンピュータで使うハードディスクのディスクイメージのファイルを作成します。
実際のハードディスクは使えないことが多いです。そもそも実際のハードディスクに入れてしまうと実機に影響を与えてしまうので,仮想コンピュータでは出来出来ません。(仮想コンピュータが実機に影響を与えると危険です。)
それとは別にUSBもサポートしています。USBは仮想的なものではなくて,実際のコンピュータにつながっているものを使います。
とすると,USBメモリも実際のUSBメモリが仮想コンピュータで使える様になってしまい,OSの起動がUSBブートするタイプだと,何の変更もないまま仮想コンピュータで起動できるという理屈が成り立ちます。実際には,CD-ROMからUSBメモリ上のOSを起動すると言う方法で起動が可能です。
ちなみにCD-ROMやDVD-ROMは実機のものを使ったりCD-ROMのイメージファイルを使ったり出来ます。

最近は,市販の仮想コンピュータソフト,VMwareとかVirtual PCとか VirtualBoxが無料で手に入る様になりました。これらのソフトは以前は高額なソフトでしたが,今では無料で使えるので趣味で仮想コンピュータを作ることが気軽にできる様になりました。

そして このUSBメモリに入れたUbuntuをVirtualBox で起動させて設定を少ししてやると,仮想PC上で動く上に3Dデスクトップまで動作させることができます。ちょっと遅いですが・・・。

UbuntuVirtualBox2

UbuntuVirtualBox3

・OSは一度インストールすれば持ち歩き続けることができる。
・パソコンを買い替えても,出先のパソコンでも同一の環境でできる。
・仮想コンピュータソフトを使えば,複数同時起動が可能。
 複数のUSBメモリにOSを入れて,それを複数持ち歩き,複数同時に起動できる。
  たとえば,データベースとウェブサーバの入ったUSBメモリとデスクトップ環境の入ったものとか。

・いろんなサーバをそれぞれUSBメモリに入れておけば,1つのコンピュータに複数さして仮想コンピュータを複数起動して複数のUSBメモリのサーバを起動。
 もしパフォーマンスが不足する様なそのサーバだけUSBメモリを取り出し,仮想コンピュータから実機単体で動くサーバにUSBメモリを差し込んで運用すればすぐにパフォーマンスアップ。

・サーバのアップグレードや故障によるコンピュータの変更も,コスト削減のために実機から仮想化に戻すのもUSBメモリを差し替えるだけで即可能。設定や再インストール再設定は少しの設定で ほとんど正常に動く。

・コンピュータを買い換えても設定しなおさずにUSBメモリを新しく買ってきたコンピュータに差し込むだけで即使える。

・USBメモリで起動したOSにさらにWMwareなどの仮想ソフトを入れてその中でWindowsを起動するなども可能です。
  実際にUSBメモリ内のUbuntu上のWMwareにWindows2000を入れて動作させることができました。

問題はマシンのパワーと実メモリがたくさん必要なことです。
USBメモリの書き込み速度が遅い。
逆にそれさえ解決すれば,技術的なハードルは他にはありません。

つまり,コンピュータの使い方が変わります。

5万円PCとか安価なPCよりももっと安価な使い方ができます。
例えば,自分でコンピュータは持たない。OSは無料で,記憶装置と起動方法が 3千円程度のUSBメモリと100円程度のCD-Rを持っていて,自分の環境をどこのコンピュータでも使える。公共の場だったり,学校だったり,職場だったり,ネットカフェだったり。

遠い未来の話じゃないです。現実に今可能なのです。

コンピュータ技術は勉強すればするほど お得です。

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