VMwareのWindowsXPの起動時間。タスクバーが出るまで。
※加工して短くした映像ではありません。実際の起動時間とほぼ同じです。
私が使っている環境のUbuntu 8.04上のVMwareで動いているWindowsXPの起動イメージ。通常の用途で使っています。高速化のために機能を削るとか,設定などで変更できない部分を改造するなどをしていない,本当に普通のWindowsXPです。ソフトもかなりインストールしていて,使用期間も長いも結構長い。
手段を選ばず,徹底的に起動高速化に特化すれば12秒ぐらいはいけそう。デフラグとかレジストリとか余計なソフトウエア削除とかWindowsXP改造等や,本体を高速なSSD上に置くとか,まだまだ,伸びしろがある。
普通は仮想コンピュータ上で動かした方が遅くなるが,仮想コンピュータの方が実機よりも高速になる事がある。その事例。
Windowsの起動の動いてるバーが1回目の半分(7ピロ起動)でいきなり完了する。
タスクバー表示まで15秒。
Core2 Quad Q8400 2.66GHz + 4GB RAM (32bit OSを使っているので3GBまで)だが,ハードディスクは 2.5インチのUSB-HDD接続でUbuntu 8.04を起動し,それでVMwareを使ってUSB-HDDのFAT32フォーマットのファイルシステム上にあるWindowsXP仮想ハードディスクイメージ(仮想ハードディスクの内部はNTFSフォーマット)を起動している。
この速度を出すために,高速化のチューニングしている。
内容は
・VMwareの実行時作業ディレクトリをRAMディスク上にする。
・WindowsXPメインメモリは512MBの設定。(VMwareは,このメモリ内容と同じもの?(同容量)を作業ディレクトリに書き出すため,RAMディスクが圧迫される。なので少なめにする)。
・WindwsXPのページファイルを設置している仮想ハードディスクイメージをRAMディスク上に配置。RAMに512MBしか割り当てないので,ページファイルは766MB割り当てる。(ページファイルは実メモリの約1.5倍が基本)。このページファイル用仮想ハードディスクはSCSI形式の1GB。ページファイルしか置かない。)
Windows7 のVirtual WindowsXPモードも このレベルで起動すれば,快適なのだが・・・・。動かしているのは同じコンピュータでもしかも,ハードディスクは,3.5インチで転送速度や回転数などが2.5インチUSB-HDDよりずっと高速なのだが,実際は,ずっと遅い・・・。
最近のハードウェアはかなり高速なのだが,ソフトウエアが弱いと全然低速になることが多い。
やはり ソフトウエアのテクノロジーは大切です。
どんなに速い車や速いバイク,高性能でも乗り手の技術・テクニックがないと速く走れないのと似ていますね。